AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
今回はワイヤレスイヤホンの長期使用レビューです。
SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS H1」を長期使用レビューします。
SOUNDPEATS H1 は、弾力的で重低音から繊細な高音まで良い音が鳴ります。
●自分に合ったイヤホンの選び方は、以下をご参照ください。
SOUNDPEATS について
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)は、中国深センに拠点を置くイヤホン専門ブランドです。
2010年に設立され、イヤホンの研究開発、生産、販売を一体化しています。
SOUNDPEATSは、プレミアムな音質と人間工学に基づいたデザインに焦点を当てており、「Sound for Urban Sports」をブランドコンセプトにしています。
革新的なテクノロジーで作られた製品を、手に取りやすい価格で提供しています。
SOUNDPEATS H1 の外観・付属品
イヤホンケースの外観はメタリック調ですが、素材はプラスチックです。
それでは、外観や付属品を見ていきます。
パッケージ
パッケージはこんな感じです。
控えめに下部に「H1」と記載があります。
裏面に本体画像があります。
外観
カラーはメタリックシルバーの1色のみです。
ケースの外観はこんな感じです。
丈夫にロゴがあります。
イヤホン本体にはR、Lの表記がなく、ケースに表記があります。
イヤホンのノズル箇所がスケルトンになっています。
本体での操作はタッチセンサーで行います。
ケースの裏側に充電用のUSB-C端子があります。
ケース裏側には何もありません。
割と持ちやすいケースです。
重量感もそんなにありません。
付属品
- イヤホン本体
- 充電ケース
- USB Type C充電ケーブル
- イヤーピース(S・M・L)×2
- 取扱説明書
SOUNDPEATS H1 の主な特徴・仕様
主な特徴
ハイブリッド構成ドライバ
バランスド・アーマチュアレシーバーのトップメーカーKnowles社の高性能バランスド・アーマチュアドライバーと8.6mmのダイナミックドライバーを搭載した、デュアルハイブリッド構成になっています。
この価格帯でのハイブリッド構成はあまり見かけません。
独自のクロスオーバーシステム
Crossover™(クロスオーバー)とは、SOUNDPEATSが独自開発した音質向上技術で、実用新案登録済みとのこと。
種類が異なる2基のドライバーの特性にあわせ、適切に周波数帯域を分割し、高・中・低の三音域をバランスよく分離させることで、音質をグンと高めています。
こだわりのイヤーチップ
Comply低反発イヤーチップが付属しています。
Comply低反発イヤーチップは、押しつぶして耳に入れるとその後もとの形に戻っていくので、耳への密着感は高いです。
そのため周囲の騒音を遮断し、バックグランドノイズを28dBまで抑えます。
ワイヤレス充電対応
イヤホン単体は最大10時間再生、充電ケースは6回ほど充電できます。
トータルで最大40時間再生なので、電源切れの心配はありません。
Type-Cケーブルでの有線充電の他、ワイヤレス充電での急速充電に対応しています。
ゲーミングモード
ゲームモードを使用すれば最低0.06sまでの低遅延を実現します。
3回軽くタッチするだけでゲーミングモードに入れ、遅延のないゲーム等を楽しめます
主な仕様
製品名 | SOUNDPEATS H1 |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
再生周波数 | 20Hz〜20KHz |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive |
チップセット | Qualcomm 3040 |
ドライバー | 8.6mmダイナミックドライバーとBAドライバーのハイブリッド構成 |
重量 | 約6.5g(イヤホン/片側) 約44g(充電ケース+イヤホン両側) |
再生時間 | 本体のみ:約10時間 ケース込:約40時間 |
充電端子 | USB Type C ワイヤレス充電対応(Qi) |
充電時間 | 1~2時間 |
防水 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | - |
外音取り込み | - |
マルチポイント | - |
アプリ | - |
SOUNDPEATS H1 の価格
2021年2月にクラウドファンディングで、25%オフの8,980円で購入しました。
2023年10月27日時点でAmazonでは8,980円で、2,000円オフクーポンがついてます。
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SOUNDPEATS H1 のレビュー
装着感
Comply低反発イヤーチップをつけると耳にしっかりフィットします。
ノイズキャンセリング機能はありませんが、遮音性も高くなります。
初期接続
イヤホン本体をケースから取り出すと自動でペアリングモードになります。
端末側でペアリングします。
ペアリング、リセットなどの操作ガイド動画を参考にしてください。
操作性
タッチセンサーでの操作になっています。
タッチセンサーの感度は良いです。
〇音楽再生
- 再生/停止 ⇒ L or R側を2回タップ
- 曲送り ⇒ R側を1.5秒間長押し
- 曲戻し ⇒ L側を1.5秒間長押し
- 音量を上げる ⇒ R側を1回タップ
- 音量を下げる ⇒ L側を1回タップ
〇通話
- 電話を受ける ⇒ L or R側を1回押す
- 着信拒否 ⇒ L or R側を2秒間長押し
- 通話終了 ⇒ L or R側を1回押す
〇その他
- 電源を入れる ⇒ L側 or R側を1.5秒間長押し
- 電源を切る ⇒ L側 or R側を10秒間長押し
- 手動でペアリングモード ⇒ L側 or R側を6秒間長押し
- 音声アシスタント ⇒ L側 or R側を3回タップ
音質
- 高音
決して刺さることはありません。
高音が伸びるイヤホンと比べると少し控えめな感じもします。
繊細な感じの高音です。 - 中音
中音はこもらずに肉厚なサウンドのボーカルです。
ボーカルの再現性はかなり良いです。 - 低音
低音は、ズシッとくる響きです。
結構深い所まで鳴っている感じです。
弾力感があり、ダイナミックに鳴ります。 - 音場
割と広めの音場です。
横の広がりや奥行き描写も感じます。 - 全体
低音に特徴があると思います。
ズシっとした低音に下支えされながら、中高音が積み上がっていく感じです。
中低音に弾力感があり、高音は解像度が高く繊細な雰囲気も出せます。
ポップスは弾力があり、とにかく楽しく聴かせてくれます。
ロックは、ベースラインがズシッと重く鳴って、そのベースラインの上に、他楽器、ボーカルが気持ちよく乗っかっていきます。
レスポンスも早く、疾走感のある曲も対応できます。
ジャズは、とても気持ち良く鳴ります。
ウッドベースがかなり響きます。
クラシックは、ホールの感じがよく再現されています。
弦楽器はとても良い響きです。
バイオリンの張り感も良い感じです。
とても心地よくクラシックを聴けます。
aptXならではの音のきめ細かさも感じます。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD 24-bit/48KHz
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、女性ボーカル、JAZZ、クラシック
- 接続機器:
スマホ:Pixel8 Pro Bluetoothコーデック:aptX
タブレット:iPad mini 6 Bluetoothコーデック:AAC
相性の良いジャンル
- ポップス
- ロック
- ジャズ
- クラシック
特に相性の悪いジャンルはなさそうです。
SOUNDPEATS H1 レビュー まとめ
SOUNDPEATS H1 をまとめると以下です。
- 重低音がかなり響きます
- それでいて中高音もしっかり綺麗に鳴らします
- ワイヤレス充電対応
- Comply低反発イヤーチップが付属している
- バッテリーは長持ちする
- ノイズキャンセリング機能はない
- マルチポイント機能はない
SOUNDPEATS H1 は、低音好きな人なら試す価値ありです。
ただし、これは付属しているComply低反発イヤーチップを使うのが前提です。
しっかり耳にフィットする分、しっかりとした低音を味わえます。
私のスマホは対応していませんが、aptX Adaptiveに対応しているスマホなら、96kHz/24bitのハイレゾ相当の音質で同時に低遅延も実現できます。
SOUNDPEATS H1 はこんな人におすすめ
- 1万円を切る価格で高音質のイヤホンが欲しい人
- ロックやポップスが好きな人
- 低遅延モードで映画やゲームにも使用したい人
とにかく1万円以内で高音質なワイヤレスイヤホンが欲しいなら、一度 SOUNDPEATS H1 を試してみてください。
今ならAmazonさんで2,000円オフクーポンもあります。
約7,000円で買えるならかなりお得感あります。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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