ソニーからホームシアター製品4機種の発売へ! 2024年6月より順次

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AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。

私も愛用しているソニーが、独自の立体音響技術に対応したホームシアター商品4機種を、6月に順次発売することを発表しました。

今回発売が決定したのは、視聴者を包み込むような没入感ある立体音響に対応し、コンテンツ配信サービスやテレビ番組などのステレオ音声コンテンツも立体音響化できる、Dolby Atmos®対応サウンドバー『HT-A9000』『HT-A8000』と、ホームシアターシステム『HT-A9M2』を発売します。

あわせて、肩にのせ、耳をふさがずに耳元で立体音響を楽しめるワイヤレスネックバンドスピーカー『HT-AN7』を発売します。

近年のコンテンツ配信サービスの拡大にともない、自宅で快適に映画を鑑賞することへの人気がますます高まっています。今回発売する4機種は、ソニー独自の立体音響技術に対応しており、緻密に設計された映画館のような臨場感ある音響を自宅の視聴環境に合わせて再現可能とのことです。

サウンドバー「HT-A9000」「HT-A8000」は、本体のスピーカーだけで「360 Spatial Sound Mapping」(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)による立体音響を実現可能です。

「360 Spatial Sound Mapping」は、空間に複数のファントム(仮想)スピーカーを生成し、広大な音場と臨場感を創出するソニー独自の立体音響技術です。

さらに別売りの専用リアスピーカーを組み合わせて使用すると、視聴者の後方にもファントムスピーカーの音源を配置でき、音に包み込まれるような圧倒的な臨場感でコンテンツに没入することができます。

専用のリアスピーカーが、JBL BAR 1000 のように充電式のワイヤレス接続なら最高なんですけどね。

ホームシアターシステム「HT-A9M2」は、壁掛け設置がしやすい薄型の形状ながら、スピーカーの内部構造を3ウェイ構造にすることで、迫力の低音とより立体的な音の広がりを実現しています。

価格はオープンだが、市場予想税込価格は330,000円前後としていいます。

ワイヤレスネックバンドスピーカー「HT-AN7」は、認知特性プロセッサー「XRTM」搭載のブラビアと、別売のワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」、本機を接続することで、立体音響コンテンツだけでなく、ステレオコンテンツも立体音響で楽しめます。

価格はオープンだが、市場予想税込価格は40,000円前後としています。

商品名型名発売日価格
サウンドバー『HT-A9000』(BRAVIA Theatre Bar 9)2024/6/1オープン価格
『HT-A8000』(BRAVIA Theatre Bar 8)
ホームシアターシステム『HT-A9M2』(BRAVIA Theatre Quad)
ワイヤレスネックバンドスピーカー『HT-AN7』(BRAVIA Theatre U)2024/6/14
サウンドバー『HT-A9000』(BRAVIA Theatre Bar 9)
サウンドバー『HT-A8000』(BRAVIA Theatre Bar 8)
ホームシアターシステム『HT-A9M2』(BRAVIA Theatre Quad)
ワイヤレスネックバンドスピーカー 『HT-AN7』(BRAVIA Theatre U)

  
    
●JBL BAR 1000 のファーストインプレッションは、以下をご参照ください。
大人気サウンドバー JBL BAR 1000 レビュー 開封、ファーストインプレッション!

●JBL BAR 1000 でNHKニュースが二ヵ国語になってしまう件の対応は、以下をご参照ください。
【JBL BAR 1000】 NHKニュースが二ヵ国語になってしまう件の対応方法

●JBL BAR 1000 のリアスピーカーのセッティングについては、以下をご参照ください。
大人気サウンドバー JBL BAR 1000 レビュー リアスピーカーのセッティングについて!

●JBL BAR 1000 の更なる音質向上策は、以下をご参照ください。
大人気サウンドバー JBL BAR 1000 音質向上 6つの方法

●JBL BAR 1000 をしばらく使ってみてのレビューは、以下をご参照ください。
大人気サウンドバー JBL BAR 1000 レビュー 実際使ってみて本当に購入価値あるのか?

●JBL BAR 1000 の実際の音質は、以下をご参照ください。
大人気サウンドバー JBL BAR 1000 レビュー 実際の音質はどうなのか?

●映画館のJBLサウンドの考察は、以下をご参照ください。
映画館で映画鑑賞 「ミッション・インポッシブル デットレレコニング  PART ONE」 映画館の音質考察

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目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電) エグゼクティブ等級
オーディオ歴40年以上。
ホームシアター歴15年以上。
2chのピュアオーディオで音楽を、サウンドバーでホームシアターを楽しんでいます。
コストパフォーマンスにはこだわりがあり、安価な製品でも徹底的に音質を向上させる策を試行錯誤しています。
オーディオ・ビジュアル(AV)ライフの楽しみの輪を広げたいと思っています。

サウンドバー「HT-A9000」「HT-A8000」、ホームシアターシステム『HT-A9M2』共通の主な特徴

1. 独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」

「360 Spatial Sound Mapping」は、空間に複数のファントム(仮想)スピーカーを生成して、広大な音場と臨場感を創出する独自の立体音響技術です。

サウンドバー『HT-A9000』『HT-A8000』は、新たに本体のスピーカーだけで「360 Spatial Sound Mapping」に対応可能となりました。

これにより、バーチャルサラウンド技術による音場より広大な音場を生成できます。

さらに別売りの専用リアスピーカーを組み合わせて使用すると、視聴者の後方にもファントムスピーカーの音源を配置でき、音に包み込まれるような圧倒的な臨場感でコンテンツに没入できます。

サウンドバー本体のスピーカーによる「360 Spatial Sound Mapping」の音場イメージ
別売りの専用リアスピーカーを組み合わせた場合の「360 Spatial Sound Mapping」の音場イメージ

   
ホームシアターシステム『HT-A9M2』は、スピーカーの内部構造をウーファー、ミッドレンジ、トゥイーターから成る3ウェイ構造にし、薄型でありながら迫力の低音と、より立体的な音の広がりを実現しています。

4体のスピーカーからの音波を重ね合わせて、ファントムスピーカーを視聴環境に合わせた最適な位置に生成します。

2. 新たに部屋の音響環境や視聴位置に合わせた最適化に対応し、より高精度な音場生成が可能

音場生成のために内蔵の計測用マイクと測距音で、スピーカー間の距離(※A9000、A8000は別売りのリアスピーカーと使用時)や天井までの距離を計測します。

今回さらにスマートフォン用コントロールアプリ「BRAVIA Connect(ブラビア コネクト)」を使用して、視聴する位置に合わせた最適化も可能になりました。

また『HT-A9M2』は、家具の位置やカーテンの有無など、室内の音響特性を踏まえた計測ができ、視聴環境に合わせてより精度の高い音場生成が可能です。

3. ストリーミングサービスなどのステレオコンテンツを立体音響化する「サウンドフィールド機能」

リモコンや「BRAVIA Connect」アプリから「サウンドフィールド」をオンにするだけで、ソニー独自のアップミキサーにより、コンテンツ配信サービスやテレビ番組など2chのステレオ音声コンテンツでも、立体的で没入感のある音響で楽しめます。

入力した音声をリアルタイムで分析し、音源の定位に応じて音を分離・抽出します。抽出した音源を「360 Spatial Sound Mapping」により立体的に再配置することで、ステレオ音声コンテンツであっても立体音響コンテンツのような臨場感あるサラウンドサウンドで提供します。

サウンドバー『HT-A9000』『HT-A8000』の主な特長

HT-A9000は「HT-A7000」の後継機で約3年振り、HT-A8000は「HT-A5000」の後継機で約2年振りのモデルチェンジです。

1. スピーカー構成を一新し、音の明瞭さ、サラウンド感など音質が向上

フロントスピーカーは明瞭な声(セリフ)やボーカル音声を届けるトゥイーターとパワフルな低音を実現するウーファーによる2ウェイのスピーカー構造を採用しています。

さらに新たにサイドスピーカーを加えることで、水平方向への自然な音の広がりを可能にしており、より広大なサラウンドサウンドを提供します。

『HT-A9000』は計13基、『HT-A8000』は計11基のスピーカーユニットを内蔵しており、スリムな本体ながら、よりクリアでパワフルなサウンドと広がりのある立体音響を実現します。

2. 筐体の小型化による設置性の向上

『HT-A9000』は、高さと奥行き方向を小型化し体積を約36%小型化(『HT-A7000』との比較)、
『HT-A8000』は、幅/高さ/奥行き方向を小型化し、体積を約30%小型化(『HT-A5000』との比較)しています。

また、両機種ともに、同梱する壁掛けパーツに加えて、テレビと共に壁掛け設置ができる壁掛け設置用金具『SU-WB1』(別売り)を新たに用意しており、多様な設置方法を選択できます。

3. その他

オプションスピーカーは、サブウーファー「SA-SW5」「SA-SW3」とリアスピーカー「SA-RS5」「SA-RS3S」を組み合わせることができます。

また、リアスピーカーの出力の調整範囲が広がっており、従来モデルは+6dBだったが新モデルでは+10dBにアップしています。

主な対応オーディオフォーマットは、360 Reality Audio、Dolby Atmos(Dolby TrueHD/Dolby Digital Plus)、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、DTS:X、DTS HD Master Audio、MPEG-4 AAC、MPEG-2 AAC、リニアPCM(7.1ch、5.1ch、2ch、192kHz/24bit)。BluetoothコーデックはSBC、AAC、LDACに対応します。

ワイヤレス機能として、AirPlay2、Spotify Connectもカバー。

入出力端子は、HDMI入力×1基(8K、4K/120Hz)、HDMI出力×1基(eARC/ARC)を装備します。

ソニーストア各店舗では、ホームシアターシステム・サウンドバー新製品の発売に合わせた4つの取組みを実施します。

まずWeb/店舗施策として、サウンドバーの大きさを自宅で事前に確認できる「実寸サイズ用紙」の無料送付サービスを実施する。

実寸サイズ用紙では、各サウンドバーの奥行き×横幅×高さを確認することが可能。用紙には各モデルごとの最大出力数やスピーカー数も記載されています。

税込550円での販売ですが、Web含むソニーストア全店で使用できるクーポンを活用することで無料で入手可能です。

また、実寸サイズ用紙購入者には、ソニーストアで対象サウンドバー購入時に長期保証サービス「5年ベーシック」が無料になる特典も付与されます。

店舗限定施策として、発売前のホームシアターシステム・サウンドバー新製品の先行展示を実施。

加えて、サウンドバー新製品を自宅のリビングに近い環境で「じっくり体感」できる「最新サウンドバーお試し体験会」を4月19日より順次開催するとのことです。

当日は参加者が持参したディスクの再生も可能。

事前予約制となっており、4月19日10時より予約受付も開始します。

ホームシアターシステム『HT-A9M2』の主な特長

壁掛け設置もしやすい薄型の形状で、リビングに溶け込む新デザイン採用

同梱の壁掛けブラケットを使用して、壁との間に隙間を作ることで、壁の振動を抑えた設置ができます。

壁掛けブラケットは棚や台に置く際のスタンドも兼ねており、自由度の高い設置が可能です。

(左) 台/棚置き (右)壁掛け

その他

新たに視聴位置に応じた音響特性の最適化を実現しており、アプリ「Sony | BRAVIA Connect」から設定が可能。

ワンタッチで視聴位置を識別し、リスニングポイントに適した高精度な音場再生が可能となりました。

さらに部屋の特性に応じた最適化にも対応しており、視聴環境内にある家具やカーテンなどによって発生する音響特性への映像を検出し、サウンド再生に優れた試聴室のような音響特性へと調整できるようになっています。

立体音響の再生機能では、360 Reality Audio、Dolby Atmos、DTS:Xの3Dオーディオフォーマットに対応。

また本モデルからは、ネット動画や放送番組などステレオ音声で収録されているコンテンツでも、音声をリアルタイム分析して3Dサウンドに変換し、さらにAI解析を用いて声の音を抽出することで、アップミックスした立体音響で再生できるようになっています。

主な対応オーディオフォーマットは、360 Reality Audio、Dolby Atmos(Dolby TrueHD/Dolby Digital Plus)、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、DTS:X、DTS HD Master Audio、MPEG-4 AAC、MPEG-2 AAC、リニアPCM(7.1ch、5.1ch、2ch、192kHz/24bit)。

BluetoothコーデックはSBC、AAC、LDACに対応。

ワイヤレス機能として、AirPlay2、Spotify Connectもカバーしています。

HT-A9M2のコントロールボックスの入出力端子はHDMI入力×1基(8K、4K/120Hz)、HDMI出力×1基(eARC/ARC)、LAN×1基を搭載、外形寸法は約160W×56H×160Dmm。

質量はスピーカー本体が約2.4kg、コントロースボックスが約0.77kg。

ワイヤレスネックバンドスピーカー『HT-AN7』の主な特長

1. テレビドラマなどのステレオコンテンツも、臨場感ある立体音響化

認知特性プロセッサー「XR」搭載のブラビアと別売りのワイヤレストランスミッター『WLA-NS7』、本機を接続することで、立体音響コンテンツを楽しめます。

Dolby Atmosなどの立体音響コンテンツに加えて、普段試聴しているテレビドラマなどのステレオ音声コンテンツも、臨場感と広がりのある立体的な音で視聴できます。

また、独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Personalizer(サンロクマル スペーシャル サウンド パーソナライザー)」により、音場を一人一人に最適化することで、まるで映画の世界に入り込んだような臨場感のある360立体音響を実現します。

『HT-AN7』使用時の360立体音響イメージ

2. 映画視聴に最適な高音質

高音圧でひずみの少ないサウンドを実現するX-Balanced Speaker Unit(エックスバランスドスピーカーユニット)の搭載に加えて、スピーカー有効振動板面積を従来機『SRS-NS7』比で約1.5倍に拡大することで、声(セリフ)の明瞭度と音圧の向上を実現し、映画視聴に最適な高音質を実現しています。

3. 小型軽量化

従来機『SRS-NS7』比約50gの軽量化により、動画を一気に連続視聴する場合でも疲れづらい快適な装着感を実現しています。

4. 新搭載「Speaker Add(スピーカー アド)機能」により、2台同時接続が可能

テレビと接続した本機に、もう1台の『HT-AN7』をBluetooth接続することで、2台同時接続が可能です。

隣家や周囲への配慮で大きな音を出しにくい環境でも、2人で一緒に迫力のサウンドで映画を楽しめます。

5. その他の主な特長

  • 「360 Reality Audio (サンロクマル・リアリティオーディオ)」の音楽コンテンツも再生可能
  • 最大約12時間※1の使用が可能なロングバッテリーを実現
  • ネックバンド部分に形状記憶の特殊素材を採用し、装着する人の首の太さにあわせて幅調整が可能
  • 有線接続対応(Audio-in)により、同梱のオーディオケーブルと変換アダプターを使用してPlayStation5のコントローラーやパソコンと接続でき、低遅延でのゲームプレイが可能
  • Bluetooth 5.2対応で、コーデックはSBC/AAC/LDAC(ハイレゾ再生非対応)をカバー。
    最大通信距離は約30cm、対応プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSP/SPP

  

  • 1 SONY社規定の音源を使用し、本機の音量をVol.20に設定した場合の再生時間です。再生する音量や楽曲、周囲の温度や使用状況により、上記の時間と異なる場合があります。

     

まとめ

ソニーからいろいろとホームシアター製品が発売されますね。

サウンドバーは、別売りの専用リアスピーカーが JBL BAR 1000 のように充電式でワイヤレス接続になっているかが、大きく使い勝手に影響しますね。

後はその音質です。

私が劇押しの JBL BAR 1000 は本当に部屋が映画館になるマジで最強サウンドバーです!

果たしてそれに対抗できるのか。

また、価格もJBL BAR 1000 の約10万円強の価格に近付けられるか。

これらがポイントかと思います。

現時点での市場予測価格は、HT-A9000が210,000円前後、HT-A8000が140,000円前後となっています。

まだまだ JBL BAR 1000 の快進撃は続きそうですね。

個人的に一番気になっているのが、ワイヤレスネックバンドスピーカー『HT-AN7』ですね。

Dolby Atmosなどの立体音響コンテンツに加えて、普段試聴しているテレビドラマなどのステレオ音声コンテンツも、臨場感と広がりのある立体的な音で視聴可能とのこと。

家だとどうしても近所迷惑を考えてボリュームを遠慮しがちです。

ネックスピーカーなら音量の遠慮は不要で、大音量で耳元で鳴らせそうです。

これもその音質と臨場感がポイントになってくると思います。

価格も気になるところ…。

ソニーさんの新製品、楽しみですね。

それでは楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

ソニーストア ソニーストア

 
  

※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

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