AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
今回は有線ヘッドホンのレビューをしたいと思います。
ゼンハイザーさんのロングセラー有線ヘッドホン「ゼンハイザー HD 599」をレビューします。
私は、ゼンハイザー HD 599 を6年以上愛用しています。
ゼンハイザー HD 599 は、ゼンハイザーらしく柔らかく自然な音質で、それでいて音に芯や解像感があり、長時間でも耳が痛くならない素晴らしい装着感 のベストセラーヘッドホンです。
ベストセラーになるにはそれなりの理由があるのです!
ヘッドホン導入に至った背景
夜はスピーカーで中々、大音量で音楽・映画を鳴らせないので、夜寝る前に寝室で、一人で静かにイヤホン・ヘッドホンを使用して、大音量で音楽を聴いたり映画を観ています。
そのため、色々とイヤホンやヘッドホンを購入するに至りました。
名古屋 大須のe☆イヤホンさんに行き、色々なDAPとヘッドホンの組み合わせで試聴し、DAPの ONKYO DP-X1A とゼンハイザー HD 599 を購入しました。
●ヘッドホン導入に至った詳細な背景は以下の記事でも説明しています。
→高音質完全ワイヤレスイヤホン Technics AZ60 レビュー
外観・付属品
外観はシンプルですが、色合いも含めてオシャレなデザインです。
それでは、外観を見ていきます。
外観
この色合いが良いですよね。
薄い黄色ベースのアイボリーカラーのボディ、にイヤーパット・ヘッドバンドがこげ茶で、通称:プリン と呼ばれています。
確かにこの色の組み合わせは、プリンっぽいですね。
外観はこんな感じです。
内側にR、Lと書かれています。
分かりやすいですね。
左側の下部に脱着式のケーブル接続端子があります。
独特のピン構造になっています。
ヘッドバンドはカチカチっと長さを18段階で調整できます。
ヘッドバンドの根本とイヤーカップにゼンハイザーのロゴがあり格好良いです。
付属品
- HD 599 ヘッドホン
- 3mケーブル/6.3mmストレートプラグ
- 1.2mケーブル/3.5mmストレートプラグ
- 6.3mm – 3.5mm アダプター
主な特徴
驚くほど自然で空間の広さを感じるサウンドを届ける
「EARテクノロジー」をはじめとする独自のトランスデューサー技術により、オーディオ信号をダイレクトに耳に届けます。見た目にも、人間工学的にも魅力的な、コンテンポラリーデザインを採用。
オープンバック・イヤーカップ
HD 599 なら、オーディオファンが求めるサウンドの世界に浸れます。
ゼンハイザー独自のハイエンドトランスデューサーが実現する、空間的な広がりのある驚異のナチュラルサウンドを体験してください。
ケーブルが脱着式になっています
左側の下部に脱着式のケーブル接続端子があります。
独特のピン構造になっています。
これにより、種類は少ないですが、バランスケーブルにリケーブル可能です。
これは、最近購入した4.4mmのバランスケーブルです。
(luxferre 4.4mm HD599 HD598 HD558 HD595 HD569 HD579 HD518 交換 ヘッドホンケーブル バランス ケーブル)
主な仕様
製品名 | HD 599 |
---|---|
ヘッドホンタイプ | オープン型 |
インピーダンス | 50 Ω |
周波数帯域 | 12 Hz ~ 38,500 Hz |
音圧レベル(SPL) | 106dB SPL (1kHz/1Vrms) |
全高調波歪(THD + N) | <0.1% (1kHz, 100dBSPL) |
重量 | 250 g |
※ゼンハイザー様のHPより
価格
2017年7月頃に、名古屋 大須のe☆イヤホンさんで購入したのですが、価格は失念してしまいました。
2023年9月15日時点でAmazonでは、23,438円です。
※Amazonの価格は日々変動します。
公式サイトでは、28,930円です。
レビュー
装着感
装着感は、素晴らしい! の一言です。
長時間つけていても頭や耳が痛くなることはありません。
大きなイヤーカップで耳がすっぽり収まるので、耳がイヤーパッドに当たって痛いということはありません。
またイヤーパッドのベロア風のふわふわなソフト感が素晴らしく、本当につけ心地は最高です。
このイヤーパッドは交換可能で、公式サイトでは1ペアで4,950円となっています。
おそらく数あるヘッドホンの中でも装着感は最高レベルだと思います。
周囲音の感触
オープン型なので、自然と周囲の音は入ってきます。
ある意味、音楽に没頭していても、宅配が来た際に気づかない、ということはなさそうです。
そのおかげで圧迫感が全くありません。
本当に自然に音楽等を聴けます。
音質(3.5mm標準アンバランスケーブル)
- 高音
嫌な刺激感や刺さり感は全くありません。
あくまで自然な感じで高音が再現されています。
心地よくドラムのハイハットやシンバルの音が聴けます。
- 中音
ボーカルも非常に心地よく聴けます。
特にボーカルが突出して強調されるということもなく、周囲の音に自然にボーカルが馴染んでます。
- 低音
低音の量感はあります。
不用意に膨らむことはありません。
ちょうどよい量感で、締まり感もちょうどよいです。
そうです。ちょうどよい、という表現がしっくりきます。
- 音場
割と広めです。横への広がりがあります。
奥行も感じられます。
- 全体
ゼンハイザーらしく丸みのある柔らかく自然な音場を再現します。
かといって、決して音像がぼやけることはありません。
クリアさも感じ、解像感もあります。
ピアノの再生は実はすごく難しいと感じているのですが、こんなに自然にピアノの音を再現してくれるのはさすがですね。
本当に自然で音の着色がなく、ちょうどよい音を再現します。
この自然で柔らかい感じとシャープでクリアさを高次元のバランスで仕上げるところが、ゼンハイザーさんの凄いところであり、ゼンハイザー HD 599 が長年多くの人に愛され続けられる理由なのだと思います。
音質(4.4mmバランスケーブル)
ゼンハイザー HD 599 は、脱着式のケーブルになっています。
そこで4.4mmのバランスケーブルでも聞いてみました。
音の分離感が更に良くなりました。
高音がよりはっきりして、音の張り感も増しました。
アンバランス接続の方が音全体がもっと柔らかいですが、バランス接続でもその傾向は変わりません。
アンバランス接続時の良いところはそのままに、よりくっきり感が増す感じです。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD 24-bit/48KHz
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、女性ボーカル、JAZZ、クラシック
- 接続機器:
DAP:FiiO M11S(有線接続)
相性の悪いジャンル
- 特になし
音質に変な特性がなく、素直に自然に鳴らすので、どんなジャンルでも問題ないと思います。
まとめ: ゼンハイザー HD 599 がロングセラーになる理由はここにあります!
ゼンハイザー HD 599 をまとめると以下です。
- 装着感は抜群!
- 音は自然で柔らかく、聴き疲れしない
- 音像はぼやけることなく、芯があり、解像感もある
- 不得意なジャンルがない
- 脱着式のケーブルでリケーブル可能
- 価格は少し高め
ゼンハイザー HD 599 は、装着感の良さと、長時間聴いても聴き疲れのしない、自然で柔らかい音だが芯や解像感がしっかりある音質と、高次元でのバランスが取れています。
この高次元の完成度を実現したゼンハイザー HD 599 がロングセラーになるのには、やはりそれなりの理由があったのです。
ゼンハイザー HD 599 はこんな人におすすめ
- とにかく装着感の良いヘッドホンが欲しい
- 長時間聴いても聴き疲れしないヘッドホンが欲しい
- 音楽ジャンルに特別こだわりがなく、どんなジャンルも聴く
- 音質にもこだわりたい
- 長年使っても古臭さを感じないものが良い
今回はロングセラーの有線ヘッドホン ゼンハイザー HD 599 をレビューしました。
長く市場から愛され続けられる理由はやっぱりあるんですね。
是非、一度 ゼンハイザー HD 599 の音を聴いてみて欲しいです。
私は所有して後悔することは決してないと断言しても良いと思います!
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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