AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
オーディオ歴は40年以上、ホームシアター歴は15年以上です。
NICEHCK MixDNA は、手頃な価格ながら音質改善効果が高いイヤホンケーブルです。
6N銀メッキ銅+6N無酸素銅OFCミックス構造により、音の解像度や透明感が向上します。
この記事では、qdc 2pin・4.4mmプラグの NICEHCK MixDNA を、qdc 2pinの TRN Conch の標準付属ケーブルと比較しながら、その実力をレビューしていきます。
ケーブルは、NICEHCK様よりご提供いただきました。
- MixDNAについて
- 素材について
- 外観・デザインについて
- 使い勝手について
- 音質について
TRN Conchの標準付属ケーブル と比較して評価
MixDNA について
MixDNA は、NICEHCKが2024年秋葉原ポタフェス初参加記念ケーブルとして、会場でケーブル情報が公開されました。
ポタフェス終了後、Amazonで発売になっています。
ポタフェスで応援してくれた日本のユーザーに感謝の気持ちを込めてセレクトした、コストパフォーマンスに優れたケーブルです。
MixDNA の見た目もパーツのデザインもユニークで、音質は素晴らしくコスパも高いので、日本のユーザーからは好評を得ています。
素材について
NICEHCK MixDNA の最大の特徴は、6N銀メッキ銅+6N無酸素銅OFCミックス線を使用したケーブル構造です。
6Nとは、素材の純度を表しており、純度が99.9999%(9が6桁)ということを意味します。
純度が99.99%だと4N、99.9999%だと6Nと表記されます。
JIS規格に基づき「純度99.96%以上」の高純度の銅が、「無酸素銅(OFC)」と呼ばれます。
より不純物が少ない方が、導電率を高めることができます。
●イヤホンケーブルの素材・接続端子については、以下をご参照ください
銀メッキが施された銅線は、高域の透明感や解像度を向上させ、無酸素銅は低域に強い傾向があります。
この組み合わせにより、バランスの取れたサウンドを実現しているようです。
TRN Conchの標準付属ケーブルも純度までは分かりませんが、4芯の銀メッキ銅巻線と無酸素銅編組ケーブルとのことなので、後で音質の比較をしてみたいと思います。
外観・デザインについて
NICEHCK MixDNA のパッケージは非常にシンプルです。
外観
薄いベージュで太さもあり、絡まりにくい印象です。
プラグ箇所もゴールドがらせん状に入っており、高級感があります。
イヤホンの2股を止めるリングにもゴールドの線が入っており、お洒落です。
デザイン
NICEHCK MixDNA のデザインは、落ち着いた薄いベージュ系の色合いです。
派手すぎずシンプルで落ち着いたデザインなので、色々なイヤホンや再生機器との相性は良さそうです。
使い勝手について
NICEHCK MixDNA の使い勝手について見ていきます。
コネクタとプラグのオプション多数
NICEHCK MixDNA は、複数のコネクタとプラグオプションがあります。
コネクタは、MMCX、0.78 2pin、qdc 2pinといった主要なタイプが揃っており、3.5mmプラグと4.4mmプラグも選択可能です。
このオプションの選択肢によって、さまざまなイヤホンやオーディオ機器に対応でき、使い勝手は良いと思います。
太く絡まりにくい構造
ケーブル自体はTRN Conchの標準ケーブルよりも太く、しっかりとした作りになっているため、絡まりにくい感じです。
また、プラグ箇所もTRN Conchの標準ケーブルよりも頑丈にできていると感じます。
音質について
NICEHCK MixDNA と TRN Conchの標準付属ケーブル と4.4mmバランス接続で音質を比較します。
音質比較(TRN Conchの標準付属ケーブルと比較)
- 高音
TRN Conchの標準付属ケーブルに比べて、よりクリアーで繊細な高音です。
かなり音の鮮度・解像度・透明感が向上した感じです。
バイオリンなどの弦楽器の艶感もより増して、よりクリアに聴こえます。
- 中音
TRN Conchの標準付属ケーブルに比べて、ボーカルがよりクッキリします。
ボーカルの透明感が上がった感じです。
より近くではっきりとボーカルが聴こえます。
- 低音
TRN Conchの標準付属ケーブルに比べて、より締まり感が増しました。
低音の量感はTRN Conchの標準付属ケーブルの方がありますが、NICEHCK MixDNA はその分、低音の細かい表現力や制御感は増しているように感じます。
- 全体
TRN Conchの標準付属ケーブルに比べて、音の純度が上がってより中高音が明瞭になりました。
全体的に中高音寄りのバランスになりました。
エコー感も少し増えたように感じます。
より繊細な高音を感じられるようになります。
音の全体の明瞭度が明らかに向上しました。
ケーブル変更の音の変化は明らかに感じられます。
価格に見合った価値はあると感じます。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD(24-bit/48KHz)、HD(16-bit/44.1KHz)
- 再生ジャンル:ポップス、ジャズ、クラシック
- 接続機器:
DAP:SONY NW-WM1AM2
NICEHCK MixDNA は、TRN Conchの標準付属ケーブル と使用素材は同じですが、その純度が違うのだろうと思います。
明らかに音の純度・透明感・解像度が上がり、全体の明瞭度も向上しています。
より音楽を明るく、楽しく聴けます。
●Amazon Music Unlimited のレビューは、以下をご参照ください。
●Amazon Music Unlimited の契約は以下より
●SONY NW-WM1AM2 のレビューは、以下をご参照ください。
価格
2024年9月19日現在、Amazonでの価格は3,999円(税込)で、25%オフクーポンが提供されており、実質2,999円で購入できます。
※Amazonの価格は日々変動することがあります
クーポンの有無は購入タイミングによります。
まとめ
NICEHCK MixDNA は、約4千円(クーポン利用で約3千円)という手頃な価格でありながら、音質、デザイン、使い勝手においてバランスが取れています。
MMCX・0.78 2pin・qdc 2pin、3.5mm・4.4mmといったコネクタ・プラグオプションが豊富で、音質向上効果も確実に実感できます。
特にTRN Conchの標準ケーブルと比較しても、その音質向上効果はかなりあり、絡まりにくい設計も良いと感じました。
コスパ良く音質向上できるイヤホンケーブルとしてリケーブルの価値はあると感じます。
初めてのリケーブル用のイヤホンケーブルとしておすすめです。
- MixDNAについて
- 素材について
6N銀メッキ銅+6N無酸素銅OFCミックス線を使用し、音のバランスを取っている - 外観・デザインについて
落ち着いた薄いベージュ系でイヤホン・再生機器との相性は良さそう - 使い勝手について
コネクタとプラグのオプションが豊富でイヤホンや再生機器を選ばない
また、絡まりにくい構造は好感触 - 音質について、TRN Conchの標準付属ケーブル と比較して評価
音の純度が上がってより中高音が明瞭化する
リケーブルの価値はあると感じる
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
気になった方は以下リンクより製品を確認してみてください。
少しでも私のレビューが皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
少しでも私の記事が皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。
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※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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