AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
今回はワイヤレスイヤホンの長期使用レビューです。
Jabraのワイヤレスイヤホン「Elite 75t」を長期使用レビューします。
Jabra Elite 75t は、重低音の響きが気持ちよく、Web会議用の製品を多く出しているJabraらしくWeb会議にも最適です!
購入後のファームウェアアップデートで「アクティブノイズキャンセリング」にも対応しました。
今は生産中止で型落ちになっていますが、その分安くなっておりコスパ抜群で、今でも充分通用するモデルだと思います。
●自分に合ったイヤホンの選び方は、以下をご参照ください。
Jabra について
Jabra(ジャブラ)は、デンマークのコペンハーゲンに本社を置くオーディオブランドです。
GNグループが展開するブランドで、補聴器やヘッドセットなどの音響機器を製造・販売しています。
Jabraは、プロフェッショナル向けのヘッドセットや補聴器などの個人向け製品を展開しています。
プロ向けの製品や補聴器で培った技術を活かし、耳に優しい、途切れにくい通信性、高品質のマイク性能など注目のイヤホンブランドのひとつです。
Jabraの製品は、シンプル&スタイリッシュな北欧デザインが特徴です。
Jabra Elite 75t を購入した理由
Jabraは、プロフェッショナル向けのヘッドセットやTV会議向け製品を多数出しているので、コロナ渦の在宅勤務時のWeb会議で使用したいと思い購入しました。
実際にWeb会議で使用してみましたが、両耳にイヤホンを付けた状態だと自分のしゃべる声がこもって聴きずらいので、片方のみ付けることをおすすめします。
Elite 75t は片側のみで使用する際は、右耳しか使えないので注意してください。
Jabra Elite 75t の外観・付属品
外観や付属品を見ていきます。
パッケージ
パッケージはこんな感じです。
裏面に特徴等の記載があります。
箱から更に黄色の箱が出てきます。
更にケースを引っ張り出します。
外観
ワイヤレス充電モデルのカラーは「Titanium Black」「Black」の2色です。
私は「Titanium Black」を購入しました。
ケースの外観はこんな感じです。
薄く、小さめのケースです。
イヤホン本体の裏側にちょっと薄い字ですが、R、Lの表記があります。
ケースの裏側に充電用のUSB-C端子があります。
その他外観です。
ケースの裏側にワイヤレス充電のマークがあります。
ワイヤレス充電が可能です。
小さく薄いケースなのでコンパクトで持ちやすいです。
付属品
- イヤホン本体
- 充電ケース
- USB Type C充電ケーブル
- イヤーピース(シリコン製)×3ペア
- 取扱説明書
Jabra Elite 75t の主な特徴・仕様
主な特徴
アクティブノイズキャンセリング
ファームウェアアップデートで「アクティブノイズキャンセリング」に対応しました。
バッテリー持ち
アクティブノイズキャンセリング使用時で、最長5.5時間、充電ケースと併用で最長24時間使用可能です。
また、15分の急速充電で60分使用可能です。
通話品質
プロ用ヘッドセットやTV会議用製品を出しているJabraなので、4マイクで通話品質は良いです。
TV会議等で使用するのに適しています。
専用アプリ
Jabraの専用アプリ「Sound+」では、各種イヤホン設定が可能です。
音楽用イコライザーメニューで音楽プリセットの設定が可能です。
イコライザー調整も可能です。
サウンドスケープは、「滝」や「海の波」など色々な音を出すことによって、周囲の騒音をかき消すことができます。
イヤホン操作ボタンの設定も可能です。
使用する際は、事前にヘッドセットのパーソナライズ設定をすることをおすすめします。
アプリの先頭画面の右上の歯車マークをクリックします。
「ヘッドセットのパーソナライズ」を選択します。
My Sound で設定します。
聴力検査のように音が聞こえたらタップしていきます。
私のMy Soundプロファイルは以下です。
聴き取りにくい周波数の出方が改善されたのか、音の聴こえ方が良くなりました。
主な仕様
製品名 | Elite 75t ワイヤレス充電対応モデル |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
対応コーデック | SBC、AAC ※1 |
ドライバー | 6mmダイナミックドライバー |
重量 | 約5.9g(イヤホン/片側) 約44.8g(充電ケース+イヤホン両側) |
再生時間 (ノイキャンON) | 本体のみ:約5.5時間 ケース込:約24時間 |
充電端子 | USB Type C ワイヤレス充電対応 |
充電時間 | 15分の急速充電で1時間使用可能 |
防水 | IP55 ※2 |
ノイズキャンセリング | 〇 |
外音取り込み | 〇 |
マルチポイント | 〇 8台までペアリング可能 そのうち2台まで同時接続 |
アプリ | 〇 |
※1:Bluetoothコーデックについては、以下の記事をご参照ください。
→【2023年8月最新】Bluetooth について、Bluetoothバージョン、Bluetoothコーデックを解説します。
※2:IP等級に関しては、以下の記事を参照ください。
→【2023年9月最新】IP等級 ってよく聞くけど、よく分かっていない!? IP保護等級を解説します!
Jabra Elite 75t の価格
2021年4月にAmazonで、14,527円で購入しました。
2023年10月31日時点でAmazonではチタニウムブラックの美品中古品が10,933円です。
Jabra Elite 75t のレビュー
装着感
イヤーチップ箇所がスポッと耳に入りフィット感は良いです。
安定した装着感です。
初期接続
- 充電ケースから本体を取り出す
- 端末のBluetooth設定を開く
- 「Elite 75t」 をタップして、ペアリングする
ペアリング方法は以下動画を参照ください。
音質
- 高音
程よい高音が出ます。
ドラムのハイハットは少し埋もれがちです。 - 中音
ボーカルはとても良いです。
コーラスの定位も良いです。
中音もしっかり伸びやかです。 - 低音
深い響きがある低音です。
ズンズン低音が鳴ります。 - 音場
割と狭い範囲にギュッと凝縮されている感じです。
そんなに音場は広くないです。 - 全体
低音よりの音です。
低音の深い響きは気持ち良いです。
ポップスはボーカルが気持ち良いです。
ジャズは、ウッドベースの重厚な響きが気持ち良いです。
ホーンの響きは程々です。
ドラムは前面に出てしまい、少し平面的に鳴ります。
クラシックは、小ホールで演奏している感じです。
多少平面さを感じます。
EDMは、重低音の響きが良いので最高にマッチします。
アニソンは、低音はズンズン響き、良い感じで鳴ります。
録音の意図の通り、ドンシャリで鳴ります。
そういう意味ではアニソンは気持ちよく聴けます。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD 24-bit/48KHz
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、女性ボーカル、JAZZ、クラシック、アニソン
- 接続機器:
スマホ:Pixel8 Pro Bluetoothコーデック:AAC
タブレット:iPad mini 6 Bluetoothコーデック:AAC
相性の良いジャンル
- ポップス
- ロック
- EDM
- アニソン
重低音が気持ち良いジャンルとは相性が良いです。
Jabra Elite 75t レビュー まとめ
Jabra Elite 75t をまとめると以下です。
- 重低音の響きが良い
- マルチポイントが便利
- ワイヤレス充電に対応している
- 装着感が良い
- マイク性能が良いのでWeb会議に使いやすい
- アプリのパーソナライズ機能が良い
- 低音が響きすぎると感じる人がいるかも
- aptxなど高音質コーデックには対応していない
Jabra Elite 75t は、重低音重視の迫力のある柔らかいサウンドです。
また、各種TV会議用の製品を出しているだけあって、テレワークなどのWeb会議での使用にも向いています。
Jabra Elite 75t はこんな人におすすめ
- 重低音が好きな人
- Web会議でも使いたい人
Jabra Elite 75t は、今となっては型落ちですが、その分安くなっており、重低音重視の音質やWeb会議での使い勝手を考えるとコストパフォーマンスは最高になっていると思います。
装着感も良いですし、美品中古品ですが1万円ちょいであればかなりお得感があります。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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