
AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
『動画撮影時のシャッタースピードについて』の記事で、シャッタースピードを遅くするために必要なNDフィルターの話しをしました。
このNDフィルターって、明るい時の撮影には必要なんですが、屋内に入ったとたんに不要になるんですよね。
そうするとNDフィルターの着脱が必要になってきます。
NDフィルターはレンズにねじ込んで装着する必要があるため、着脱が結構面倒なんですね。
今回は、そのNDフィルター着脱の面倒を劇的に改善するアイテム『NDフィルターアダプターリング』を紹介します。
- 『NDフィルターアダプターリング』 って何?
- 『NDフィルターアダプターリング』 の使い方
- 『NDフィルターアダプターリング』 のメリット
- 『NDフィルターアダプターリング』 のデメリット
- 『NDフィルターアダプターリング』 の私の使い方
『NDフィルターアダプターリング』 って何?
『NDフィルターアダプターリング』 とは、レンズの先に装着してNDフィルターの着脱を蓋の開け閉めでできるものです。

このように蓋が開くようになっています。

私はよりレンズ装着側の厚みが薄い以下のモノを購入しました。

『NDフィルターアダプターリング』 の使い方

このアダプターリングをレンズに装着して、蓋側のリングにNDフィルターを装着します。
私は先日購入した「SONY FE 20-70mm F4 G」に装着しました。
レンズフィルター径が72mmなので、72mm系の『NDフィルターアダプターリング』を購入しました。

こんな感じで蓋を開ければNDフィルターがない状態になるし、蓋を閉めればNDフィルターを装着した状態になります。



『NDフィルターアダプターリング』 のメリット
『NDフィルターアダプターリング』 のメリットは以下です。
- NDフィルターの着脱がアダプターリングの蓋の開け閉めでできる
- NDフィルターを外した際の収納場所が不要
マグネット式のNDフィルターの着脱も考えたんですが、装着は便利になっても、外したNDフィルターをどこかに収納する必要があるんですね。
その収納場所を作るのが面倒だと思いました。
『NDフィルターアダプターリング』 であれば蓋を開けるだけで、どこかに収納する必要もありません。

『NDフィルターアダプターリング』 のデメリット
『NDフィルターアダプターリング』 のデメリットは以下です。
- 通常のNDフィルター取り付け位置よりもレンズとの距離が空くので、ケラレが発生する場合がある
私の場合も以下のように広角側でケラレが発生しました。
- 写真撮影でケラレが発生しましたが、動画撮影時にはケラレは発生しませんでした。
- おそらくアクティブ手ブレ補正にしていて、約10%クロップされる影響だと思います。
ケラレとは、カメラで撮影した画像の周辺に黒い影が出る現象です。
【主な発生原因】
- レンズフードやフィルターの枠が厚い場合、超広角レンズなどで撮影すると画像の四隅に暗い影が出る
- カメラの内蔵フラッシュを使用している場合、フラッシュの光がレンズのフードやレンズの先端でさえぎられて影になる
- カメラの撮像素子に対して不適合なレンズを使用した場合
- ストロボを炊いて写真を撮る際に、ストロボが届かない部分などが黒く映る
- 写真のサイズとデータの比率が合わない場合







レンズ購入時にレンズ保護フィルターを装着していたので、その厚みも影響しているようです。
『NDフィルターアダプターリング』 の私の使い方
私は結局、レンズ保護フィルターを外しました。
レンズ保護フィルターの厚み分の影響がかなり大きかったようです。

以下のように蓋をしてNDフィルターを装着した状態だと24mmまではケラレが発生しますが、蓋を開けてNDフィルターを外した状態であれば20mmでもケラレは発生しませんでした。




一番良い方法
レンズのフィルター径よりも大きいサイズのNDフィルターを購入し、そのフィルター径の『NDフィルターアダプターリング』を購入する。
そしてレンズへの装着時は、ステップアップリングを使用する。
例えば、「SONY FE 20-70mm F4 G」に装着する場合だと、レンズは72mmのフィルター径なので、NDフィルターと『NDフィルターアダプターリング』はフィルター径82mmを購入する。


そして、72mm→82mm のステップアップリングを購入する。

そうすればNDフィルターがより大きな径になり、ケラレの発生が抑制されると思います。
私は先に72mm径のNDフィルターを購入してしまっていたので、そのままいきました。
動画撮影では20mmでもケラレは発生しなかったので、写真撮影ではNDフィルターを外した状態で使用しようと思います。
まとめ
NDフィルターの着脱が劇的に楽になるアイテム『NDフィルターアダプターリング』を紹介しました。
実際に使ってみましたが、これはかなり便利です。
NDフィルターが不要な時は、『NDフィルターアダプターリング』の蓋を開けるだけです。
『NDフィルターアダプターリング』を一度使ったら、NDフィルターをレンズにねじ込んで装着するなんて面倒すぎます。
ケラレが発生する場合もありますが、その場合にはレンズ保護フィルターを外したり、ステップアップリングを使用して一回り大きな径の『NDフィルターアダプターリング』とNDフィルターを装着してください。
この記事が皆さんのカメラライフの参考になれば幸いです。
これからも「カメラ」カテゴリーでは、私の【カメラ成長記】としてブログを随時更新していきます。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!



















※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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