AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
そんな私がAV情報家電についておすすめ製品などを紹介していきます。
今回紹介するのは HUAWEI FreeClip というイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホンです。
耳の装着するとお洒落なアクセサリーのように見えて、装着感抜群のイヤホンです。
実際に自分で手に入れたイヤホンなので、参考にしてみてください。
- レビューの結論
- 結論に至った理由説明
- HUAWEI FreeClip はこんな人におすすめ
- 外観
- その他の特徴
- 主な仕様
- マルチポイントの2台目の接続方法
- 価格
- まとめ
●自分に合ったイヤホンの選び方は、以下をご参照ください。
レビュー 結論
私は実際に自分で HUAWEI FreeClip を手に入れて使用して、その感想をまとめてみました。
色がベージュ、パープル、ブラックがあるうち、私はブラックを入手しました。
HUAWEI FreeClip レビューの結論は以下です。
- 装着感は抜群に良い
- L・Rの自動認識は楽
- イヤホンが取り出しやすい
- 音質はそこまで良くない
この後、レビュー結論に至った理由を説明していきます。
結論に至った理由①:装着感
最近流行りだした耳に挟む感じのイヤーカフ型です。
耳に引っ掛けないので、イヤホンを装着していても耳が痛くなることはありませんでした。
単体イヤホンの重さはわずか約5.6 gなので、ずっと装着した状態でも違和感はありません。
オープンイヤー型の中で装着感は抜群だと思います。
装着した状態はこんな状態です。
結論に至った理由②:L・R自動認識
HUAWEI FreeClip はイヤホンに左右の区別がありません。
イヤホン本体のL・Rの表記が小さいモデルもあり、左右が分かりにくかったりします。
HUAWEI FreeClip は左右を気にしなくても良いので、手に取ったイヤホンを適当に耳に挟めば良いので非常に楽です。
イヤホンをケースに格納する際も左右を気にする必要がありません。
イヤホンを装着後、頭を少し下げるとチャンネルが自動的に修正されます。
アプリで左右自動切替のオン・オフが設定できます。
結論に至った理由③:イヤホンが取り出しやすい
充電ケースを開けると「C型ケーブル」部分が上になっているので、そこをつまんで上に引っ張るだけでケースから取り出せます。
磁力もそんなに強くはないので、大きな力も必要ありません。
イヤホンをケースから取り出す際にイヤホンをつまみにくい製品もあるので、HUAWEI FreeClip のイヤホンのケースからの取り出しは優秀だと思います。
結論に至った理由④:音質
HUAWEI FreeClip は、オープンイヤー型にしては音質は良い方ですが、決して高音質ではありません。
普通に音楽も聴けますが、低音の量感・質感が物足りないです。
私がオープンイヤー型で一押しの JBL SOUNDGEAR SENSE の方が圧倒的に高音質です。
HUAWEIは先日レビューしたスマートウォッチ WATCH FIT 3 や、かつて所有していたスマートフォン P30 Pro など、ガジェット系デバイスの技術力は相当高いものがあると感じています。
しかしながらオーディオ系に関しては、オーディオ専業メーカーには現時点では敵わない印象です。
それはAnkerも同様だと思います。
以下、詳しくレビューしていきます。
音質評価
- 高音
高音は割とクリアーです。
クリアーで聴き取りやすい高音です。
- 中音
中音もクリアーです。
ボーカルや人の声は聴きとりやすく調整されているようです。
YouTubeを観たりするのには良い音質特性だと思います。
- 低音
オープンイヤー型にしては低音は聴こえる方だと思います。
低音をしっかり感じるには音量を上げる必要があります。
しかし低音は鳴ってはいるものの JBL SOUNDGEAR SENCE のような低音の深みや歯切れの良さ、迫力はありません。
- 音場
オープン型なので普通です。
外部の音も聴こえるので、そこまで音場を感じるというよりは、BGM程度と考えた方が良いです。
- 全体
全体的に中高音寄りです。
オープン型にしては音質は良い方だとは思いますが、決して高音質ではありません。
普通に音楽も聴けますが、圧倒的に低音の質感が足りません。
中高音寄り傾向なので、ボーカルや人の声は聴きやすいです。
動画等の視聴に向いています。
音楽はBGM感覚で聴くには良いと思います。
ただ、JBL SOUNDGEAR SENSE の音質の良さを知っているからそう思うのであって、知らない人であれば充分高音質と思うでしょうね。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD(24-bit/48KHz)、HD(16-bit/44.1KHz)
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、YouTube動画
- 接続機器:
スマホ:Pixel 8 Pro
オープンイヤー型イヤホンでも音質にこだわる方には、JBL SOUNDGEAR SENCE をおすすめします。
普通のカナル型イヤホンと同等の音質を実現しています。
装着感を優先するのであれば、HUAWEI FreeClip はおすすめです。
●JBL SOUNDGEAR SENSE のレビューは、以下をご参照ください。
●HUAWEI WATCH FIT 3 のレビューは、以下をご参照ください。
●Amazon Music Unlimited のレビューは、以下をご参照ください。
●Amazon Music Unlimited の契約は以下より
●Pixel 8 Pro のレビューは、以下をご参照ください。
HUAWEI FreeClip はこんな人におすすめ
- とにかく装着感の良いオープンイヤー型のイヤホンが欲しい人
- 音楽再生にそこまで高音質を求めない人
- 長時間イヤホンを装着したままにする人
HUAWEI FreeClip は、最近流行りだしたイヤーカフ型のイヤホンで、装着感は抜群に良いです。
音楽は普通に聴けるのですが決して高音質ではないので、BGM的に音楽などを聴くには良いと思います。
外観
パッケージ
HUAWEI FreeClip のパッケージは、小振りで非常にシンプルです。
外観
外観はこんな感じです。
イヤホン本体の外観はこんな感じです。
JBL SOUNDGEAR SENCE と比較してみました。
付属品
- 安全に関する注意事項
- 保証とアフターサービスの案内
- USB Type-C充電ケーブル
その他の特徴
マルチポイント対応
マルチポイント接続に対応しています。
バッテリー持ち
1回のフル充電で最大8時間、充電ケース込みで最大36時間の音楽再生が可能です。
約10分間の充電で最大3時間の音楽再生が可能です。
タッチコントロール
イヤホンのどこをタッチしてもコントロールが可能です。
誤動作のないようにシングルタップでの操作はなく、ダブルタップ、トリプルタップで操作が可能です。
「HUAWEI AI Life」というアプリでタッチ操作のカスタマイズが可能です。
ダブルタップの動作は、以下から選択可能です。
- 再生/一時停止
- 次の曲
- 前の曲
- 音声アシスタント起動
トリプルタップの動作は、以下から選択可能です。
- 次の曲
- 前の曲
長押しで音量の調整も可能です。(現段階では試験的な機能とのこと)
- イヤホンの前面、スティックを2秒以上長押しで音量を上げる
- イヤホンの裏面を2秒以上長押しで音量を下げる
アプリ対応
「HUAWEI AI Life」というアプリに対応しています。
iOSの場合はそのままApp Storeからアプリをダウンロードできますが、Androidの場合はGoogle Play Storeではアプリをダウンロードできません。
HUAWEI独自の「AppGallery」からアプリをインストールしてください。
「AppGallery」のインストール方法は以下です。
- ブラウザでこのリンクを開きます。
- インストール をタップします。
- 画面上の説明に従って HUAWEI AppGallery アプリをインストールします。
HUAWEI AppGallery はセキュリティもしっかりしていて信頼性は高いです。
インストール中に警告メッセージが表示された場合、OK をタップして続行します。
「HUAWEI AI Life」アプリでできることは以下です。
- サウンド効果の設定
デフォルト、高揚、高音強調、人声 から選択可能です。 - タッチコントロール設定
- 装着検出の設定
イヤホンを外した際に、一時停止するかどうかの設定 - 低遅延モードの設定
- 超過メディア音量設定
デフォルトの最大音量以上に音量を上げれるように設定可能 - デバイス名の設定
デフォルトは HUAWEI FreeClip だが、任意の名称に変更可能 - アプリバージョンの更新
主な仕様
製品名 | HUAWEI FreeClip |
コーデック | SBC、AAC、L2HC ※1 ※L2HCは、より高い帯域幅と適応ビット レート (320 kbps ~ 960 kbps) を提供する Huawei 独自の HD オーディオ コーデック形式で、Huawei製スマートフォンが必要です |
再生時間 | 本体:約8時間 ケース込み:約36時間 |
充電端子 | USB Type C |
ワイヤレス充電 | 〇 |
充電時間 | イヤホン(充電ケースに入れた状態)で約40 分 イヤホンなし充電ケース(有線)で約60分 イヤホンなし充電ケース(ワイヤレス)で約150 分 |
重量 | 充電ケース:約45.5g イヤホン:約5.6g |
自動装着検出 | 〇 |
低遅延モード | 〇 |
ノイズキャンセリング | - |
防塵防水 | IP54 ※2 |
マルチポイント | ◯ |
アプリ | ◯ |
※1:Bluetoothコーデックについては、以下をご参照ください。
※2:IP等級に関しては、以下をご参照ください。
マルチポイント接続 2台目の接続方法
マルチポイントの2台目の接続方法が少し特殊なので解説しておきます。
- イヤホンをケースに入れて蓋を開けます
- ケースのLEDランプが点滅するまでファンクションボタンを2秒間長押しします
- イヤホンがペアリング状態になります
- 2台目のデバイスで「HUAWEI FreeClip」を選択し、接続します
ファンクションボタンの位置が分かりにくいですが、ケースの右側面にあります。
価格
2024年7月9日現在のAmazonでの価格は、27,800円(税込)です。
※Amazonの価格は日々変動することがあります
まとめ
記事のポイントをまとめると以下です。
- レビューの結論
- 結論に至った理由説明
①装着感
②L・R自動認識
③イヤホンが取り出しやすい
④音質 - HUAWEI FreeClip はこんな人におすすめ
- 外観
- その他の特徴
- 主な仕様
- マルチポイントの2台目の接続方法の説明
- 価格
- まとめ