AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
オーディオ歴は40年以上、ホームシアター歴は15年以上です。
私はもう3ヵ月以上実際に『DJI Osmo Pocket 3』 を使って動画撮影をし、今まで8本の動画をYoutubeに上げてきました。
https://www.youtube.com/@yacchi83
『DJI Osmo Pocket 3』 を購入して、しばらく使ってみたからこそ分かる 良い点・悪い点 をレビューしていきます。
- DJI Osmo Pocket 3 の購入理由
- DJI Osmo Pocket 3 の実際使ってみて良い点
- DJI Osmo Pocket 3 の実際使ってみて悪い点
- DJI Osmo Pocket 3 のパッケージ・外観・同梱物
- DJI Osmo Pocket 3 の仕様
- DJI Osmo Pocket 3 の価格
- DJI Osmo Pocket 3 はどんな人におすすめか
DJI Osmo Pocket 3 の購入理由
私が『DJI Osmo Pocket 3』 を購入した理由は以下です。
- スマホでの動画撮影に限界を感じた
- 手軽に高画質動画撮影が可能
- 軽量、コンパクト
- ジンバル搭載
- コストパフォーマンスが高い
- 私にはクリエイターコンボは不要
それぞれ詳細に見ていきます。
スマホでの動画撮影に限界を感じた
最初にYoutubeに上げた動画はスマホ:Pixel 8 Pro で撮影したものでした。
スマホでの動画撮影は気楽にできて良いのですが、画質があまり良くありません。
iPhoneならもう少し画質が良かったのかは分かりません。
また、私がフルHDで撮影した、というのもあるのかもしれません。
しかし、スマホでの動画撮影はセンサーサイズの限界なのか画質には満足できませんでした。
手軽に高画質動画撮影が可能
『DJI Osmo Pocket 3』 は1インチセンサーを搭載しており、高画質で撮影ができます。
私が使用しているスマートフォン:Pixel 8 Pro のセンサーサイズは、 1/1.31型とスマホの中ではかなり大きいセンサーサイズでが、1インチセンサーの方がかなり大きなセンサーサイズです。
撮像素子のサイズが大きければ1画素あたりの面積が大きくなり、より多くの光を取り込むことができます。
これにより、暗い場所でも、よりノイズの少ない明るい鮮明な画像で撮影が可能になります。
軽量、コンパクト
『DJI Osmo Pocket 3』 の重量は、179gと、私の持っているスマートフォン:Pixel 8 Pro(213g)よりも軽いです。
またその名の通りポケットに入るくらいのコンパクトさなので、持ち運びにとても便利です。
ジンバル搭載
『DJI Osmo Pocket 3』 は、3軸メカニカルスタビライズ機構を搭載しており手振れを防ぐことができます。
これによって歩き撮りでも安定した画像を記録することが可能です。
旅動画には持って来いです。
コストパフォーマンスが高い
高画質な1インチセンサーでジンバルも搭載していて、79,200円ならかなりコストパフォーマンスは高いです。
一般的な動画を記録できるようなVLOGカメラといったものであれば、最低でも10万円くらいはします。
そして、普通のカメラにジンバルを取り付けようとすれば、更に3~5万円くらいかかってしまいます。
例えば、ソニーのコンパクトデジタルカメラ VLOGCAM Vlog用カメラ ZV-1II がAmazonで単体で108,866円(2025年2月3日時点)です。
それに小型ジンバル DJI RS 3 Mini がAmazonで39,820円(2025年2月3日時点)で、カメラとジンバル合計で148,683円(税込)になってしまいます。
ZV-1II にもアクティブ手振れ補正機能は付いていますが、『DJI Osmo Pocket 3』 のジンバル搭載には敵いません。
それが『DJI Osmo Pocket 3』 だと単体で79,200円です。
これはかなりコストパフォーマンスが高いとしか言いようがありません。
私にはクリエイターコンボは不要
私は『DJI Osmo Pocket 3』 を単体で購入しました。
クリエイターコンボという以下のものがプラスでセットになっているものもあります。
- 広角レンズ
- DJI Mic 2
- DJI Mic 2 ウィンドスクリーン
- DJI Mic 2 クリップ マグネット
- Osmo Pocket 3 バッテリーハンドル
- Osmo ミニ三脚
- Osmo Pocket 3 キャリーバッグ
上記のものが全て欲しい人にはこちらの方がお得です。
しかし私は自分の声を録音することがなく、DJI Mic 2やキャリーバッグは不要だったので単体で購入しました。
実際に使ってみて良い点
『DJI Osmo Pocket 3』 を実際に使ってみて良い点は以下です。
- 手軽に高画質動画撮影可能
- 軽量、コンパクト
- 録音音質の良さ
- 高コストパフォーマンス
- ジンバル搭載で手振れなし
- 充電読度が速い
- 周辺アクセサリー類が充実
それぞれ詳細に見ていきます。
〇手軽に高画質動画撮影可能
実際にYoutubeに動画をアップしていますが、スマートフォン:Pixel 8 Pro よりもかなり高画質です。
実際に見比べてみてください。
スマートフォン:Pixel 8 Pro で撮影
『DJI Osmo Pocket 3』 で撮影
〇軽量、コンパクト
『DJI Osmo Pocket 3』 の重量は、179gと私の持っているスマートフォン:Pixel 8 Pro(213g)よりも軽いです。
また、大きさもポケットにも入るくらいコンパクトです。
私の持っているフルサイズミラーレス一眼カメラ α7C II と大きさを比べてみました。
コンパクトなので「カメラを持ってます~!」感が少ないのが良いです。
人混みでもあまり目立たずに撮影ができます。
やっぱり人混みの中で一眼カメラで撮影するのはすこし恥ずかしさがあります。
また、軽量・コンパクトなので旅行の際でも持ち運びは楽です。
以下は浜松の「ぬくもりの森」で奥様が『DJI Osmo Pocket 3』を持っているところです。
全然目立たない感じですよね。
〇録音音質の良さ
『DJI Osmo Pocket 3』 はマイクを3つ内蔵しています。
風ノイズを効果的に低減し、全ての方向に対し、周辺音をステレオ録音します。
このマイクの性能がかなり良く、周囲の音を割と高音質で拾ってくれます。
以下の動画の5分56秒くらいのところを観てもらえると、『DJI Osmo Pocket 3』 で撮影した波の音が聴こえます。
- マイク音声はステレオで、前後音声を拾う設定にしています
〇高コストパフォーマンス
購入理由でも述べましたが、
高画質な1インチセンサーでジンバルも搭載していて、79,200円ならかなりコストパフォーマンスは高いです。
一般的な動画を記録できるようなVLOGカメラといったものであれば、最低でも10万円くらいはします。
そして、普通のカメラにジンバルを取り付けようとすれば、更に3~5万円くらいかかってしまいます。
そう考えるとこの性能でこの価格で良いの?と思ってしまいます。
〇ジンバル搭載で手振れなし
『DJI Osmo Pocket 3』 は、3軸メカニカルスタビライズ機構を搭載しており手振れを防ぐことができます。
普通に撮影する分には全く手振れしません。
歩き撮りでの手振れもかなり少ないです。
これにより気軽に旅行での臨場感溢れる撮影に使えます。
〇充電読度が速い
充電速度も凄く速いです。
充電してもう100%なの? ってくらい速いです。
先日も旅先で撮影して、ホテルで充電したところ数十分で100%まで充電できました。
この機動力は旅先でも威力を発揮します。
出先でも少し充電できればすぐに撮影を再開できます。
この充電速度の速さがバッテリー交換式でないデメリットを見事に吸収してくれています。
〇周辺アクセサリー類が充実
『DJI Osmo Pocket 3』 はかなり売れているらしく、周辺アクセサリー類がサードパーティ製のものがかなりたくさん販売されています。
参考までに私が購入したアクセサリー類を紹介しておきます。
- DJI Osmo ミニ三脚
これは純正品です。
テーブルなどに『DJI Osmo Pocket 3』を立てて撮影する場合に便利です。
- CYNOVA Osmo Pocket 3 ガラスフィルム
『DJI Osmo Pocket 3』のディスプレイとレンズを保護するフィルムです。
- DJI Osmo pocket 3 用 充電ベース
『DJI Osmo Pocket 3』の拡張充電バッテリーです。
純正品が9千円くらいするのでこちらを購入しました。
全く問題なく使えています。
- 広角レンズ
純正品が高いため、こちらを購入。
- NDフィルター
昼間の屋外での撮影でシャッタースピードを遅くするために必要。
これはマグネットで装着できて、そのまま電源オフ時にジンバルに干渉せずに収納できるので便利です。
NDフィルターを購入したタイミングで、カメラレンズの保護フィルムは収納時に干渉するため剝がしました。
- 動画撮影時になぜシャッタースピードを遅くする必要があるか、は別の記事で記載する予定です
- 保護ケース
付属のケースが大きくて付け外しに不便を感じて、こちらを購入。
悪くはありません。
カメラカバーをすっぽり被せるだけなので、付け外しが楽です。
一つ欠点はカメラカバーを付けたまま電源オンできてしまうことです。
その場合カメラが回転できず、ジンバルが故障するのではないかと少し心配になります。
ちなみにSDカードは以下のものを使っています。
PCへの転送速度も速く、全く問題なく使えています。
実際に使ってみて悪い点
『DJI Osmo Pocket 3』 を実際に使ってみて悪い点は以下です。
- ディスプレイサイズが小さい
- カメラの向きの調整がしにくい
それぞれ詳細に見ていきます。
✕ディスプレイサイズが小さい
2インチのタッチスクリーンで、前モデルのDJI Osmo Pocket 2の1インチディスプレイよりは大きくなっています。
しかし私の目では老眼の影響もあり、まだサイズが小さいと感じます。
撮影内容がしっかり見えないことがあり、ちゃんと意図した範囲が撮影できてるか不安になることがあります。
✕カメラの向きの調整がしにくい
本体スティックの操作は、ズーム か カメラの向き のどちらかに割り当てが可能です。
私は良く使うことの多い、ズーム に設定しています。
また、ジンバルモードは一般的な「フォローモード」にしています。
フォローモードでは、カメラがスムーズに被写体を追い、揺れを最小限に抑えます。
その反面、下や上のものを撮影したいときにカメラの向きを調整するのが少し難しく感じます。
私の撮影の仕方が悪いのかもしれませんが、上や下の向きを撮影しようと思うと、カメラの向きが思うように撮影したい方向に動いてくれないと感じます。
パッケージ・外観・同梱物
パッケージ
パッケージは白ベースで割とシンプルです。
外観
外観はシンプルで手に持ちやすい形状です。
同梱物
- Type-C充電ケーブル
- 保護カバー
- リストストラップ
- Osmo Pocket 3 ハンドル(1/4インチ ねじ穴付き)
仕様
製品名 | Osmo Pocket 3 |
サイズ | 139.7×42.2×33.5 mm(長さ×幅×高さ) |
重量 | 179 g |
ディスプレイ | サイズ:2.0インチ 解像度:314×556 輝度:700ニト |
対応SDカード | microSD(最大512GB) |
DJI推奨microSDカード | SanDisk Extreme Pro 32GB V30 A1 UHS-I スピードクラス3 Kingston Canvas Go!Plus 64GB UHS-I スピードクラス3 Kingston Canvas Go!Plus 128GB UHS-I スピードクラス3 Kingston Canvas React Plus 64GB UHS-II スピードクラス3 Kingston Canvas React Plus 128GB UHS-II スピードクラス3 Kingston Canvas React Plus 256GB UHS-II スピードクラス3 Lexar Pro 256GB SDXC UHS-I V30 R160/W120 (1066x) Lexar Pro 512GB SDXC UHS-I V30 R160/W120 (1066x) |
ジンバル 操作範囲 | パン:-235°〜58° チルト:-120°〜70° ロール:-45°~+45° |
ジンバル 機械的可動範囲 | パン:-240°〜63° チルト:-180°〜98° ロール:-220°~63° |
ジンバル 最大可動速度 | 180.0°/秒 |
ジンバル 角度ぶれ範囲 | ±0.005° |
カメラ センサー | 1インチCMOSセンサー |
カメラ レンズ | 焦点距離:20 mm(35mm判換算) 絞り:f/2.0 フォーカス範囲:0.2 m 〜 ∞ |
ISO感度 | 写真:50〜6400 動画:50〜6400 低照度動画:50〜16000 スローモーション:50~6400 |
電子シャッター速度 | 写真:1/8000秒~1秒 動画:1/8000秒~1/X秒(X:フレームレート設定値) |
最大静止画サイズ | 16:9、3840×2160 1:1、3072×3072 |
ズーム | デジタルズーム 写真:3840×2160、2倍 動画:1080p、4倍;2.7K、3倍;4K、2倍 UVC (USB Video Class)&ライブ配信:1080p、4倍 スローモーション/タイムラプス:利用不可 |
静止画モード | シングルショット:約9.4 MP カウントダウン:オフ/3/5/7秒 パノラマ:180°、3×3 |
通常ビデオ撮影 | 4K (16:9): 3840×2160@24/25/30/48/50/60fps 2.7K (16:9):2688×1512@24/25/30/48/50/60fps 1080p (16:9):1920×1080@24/25/30/48/50/60fps 3K (1:1):3072×3072@24/25/30/48/50/60fps 2160p (1:1):2160×2160@24/25/30/48/50/60fps 1080p (1:1):1080×1080@24/25/30/48/50/60fps 3K (9:16):1728×3072@24/25/30/48/50/60fps 2.7K (9:16):1512×2688@24/25/30/48/50/60fps 1080p (9:16):1080×1920@24/25/30/48/50/60fps |
スローモーション | 4K (16:9):3840×2160@120fps 2.7K:2688×1512@120fps 1080p:1920×1080@120/240fps |
ハイパーラプス | 4K/2.7K/1080p@25/30fps: 自動/2倍/5倍/10倍/15倍/30倍 |
タイムラプス | 4K/2.7K/1080p@25/30fps インターバル:0.5/1/2/3/4/5/6/8/10/15/20/25/30/40/60秒 撮影時間:5/10/20/30分、1/2/3/5時間、∞ |
モーションプラス | 4K/2.7K/1080p@25/30fps インターバル:0.5/1/2/3/4/5/6/8/10/15/20/25/30/40/60秒 撮影時間:5/10/20/30分、1/2/3/5時間 4つの位置設定に対応 |
低照度動画 | 4K (16:9): 3840×2160@24/25/30fps 1080p: 1920×1080@24/25/30fps |
最大動画ビットレート | 130 Mbps |
対応ファイルシステム | exFAT |
写真フォーマット | JPEG/JPEG+DNG |
動画フォーマット | MP4(H.264/HEVC) |
オーディオ出力 | 48 kHz 16-bit、AAC |
バッテリー容量 | 1300 mAh |
動作時間 | 166分 25℃の室温環境下で、1080p/24fps (16:9)動画撮影、Wi-Fiオフ、画面オフの状態で測定。このデータはあくまで参考用です。 |
充電時間 | 16分(80%までの充電)、32分(100%までの充電) DJI 65W PD規格対応充電器(別売)を使用して、ラボ環境下で測定。 |
Wi-Fi プロトコル | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth 動作周波数 | 2.400~2.4835 GHz |
Bluetooth プロトコル | BLE 5.2、BR/EDR |
価格
『DJI Osmo Pocket 3』の2025年2月3日現在の価格は以下です。
- DJI Osmo Pocket 3
79,200円(税込)
- DJI Osmo Pocket 3 クリエイターコンボ
99,880円(税込)
Amazonでも購入可能ですが、特に値引きはされていません。
DJI Osmo Pocket 3 はこんな人におすすめ
- スマホよりも高画質で動画撮影したい人
- スマホ並みに手軽に動画撮影をしたい人
- 人混みでも目立たずに動画撮影したい人
- スマホよりも高画質で動画撮影したいが、ミラーレス一眼カメラまでは必要ない人
まとめ
『DJI Osmo Pocket 3』を実際に約3ヵ月ほど使用してみて、私が感じた良い点・悪い点をまとめてみました。
とにかく気軽にカメラカメラせずにスマホよりも高画質で手振れせずに動画撮影できるのが魅力です。
多少の悪い点があってもそれを上回る良い点が多いので、満足度は高いです。
「こんな人におすすめ」に当てはまる人は購入して後悔することはないと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
少しでも私のレビューが皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。
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