AVアンプは必要なのか?  AVアンプの必要性を考察!

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Marantz_SR6004_Special

AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。

今回は、我が家のAVアンプのMarantz SR6004/Special(逸品館のカスタマイズモデル)を例にして、AVアンプの必要性に関して考察していきます。

結論を言うと、サウンドバーでサラウンド環境を構築するなら、AVアンプはなくても良いのではと思います。

目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電) エグゼクティブ等級
オーディオ歴40年以上。
ホームシアター歴15年以上。
2chのピュアオーディオで音楽を、サウンドバーでホームシアターを楽しんでいます。
コストパフォーマンスにはこだわりがあり、安価な製品でも徹底的に音質を向上させる策を試行錯誤しています。
オーディオ・ビジュアル(AV)ライフの楽しみの輪を広げたいと思っています。

Maranz SR6004/Special を購入するきっかけ・背景

私はサウンドバーでサラウンド環境を構築していますが、Marantz SR6004/Special というAVアンプも持っています。

Marantz SR6004/Special を購入したのは、2010年のことです。

当時使用していたYAMAHAさんの6万円くらいのAVアンプの音質に満足していなかったためです。
特に低音が物足りず不満でした。

2010年のゴールデンウィークに大阪の逸品館さんというオーディオ・ビジュアル専門店まで車で行きました。
ゴールデンウィークだったため、帰りは大渋滞だったのを覚えています。

以前の逸品館さん訪問時にAVアンプのノーマルモデルとカスタマイズモデルの比較試聴をさせていただき、逸品館さん独自のカスタマイズモデルの音質に圧倒されたのを鮮明に覚えていました。

音の出方、勢い、張り感が全然違いました。
逸品館さんのカスタマイズモデルなどのオリジナルブランドは「AIRBOW」という名称で展開しています。

なので今回も迷わずMarantz SR6004のカスタマイズモデルAIRBOW SR6004/Specialを購入予定でした。

下取りに出そうと思い、YAMAHAのAVアンプを抱えてお店に入りました。

当初はそのAIRBOW SR6004/Special STというリア側の改造を行っていない、少し安いモデルを購入し、浮いたお金をケーブル類にまわそうと思っていまた。

しかし、AIRBOW SR6004/Special STの在庫を確認せずに大阪に向かってしまったため、実際STモデルの在庫がなく焦りました。

「せっかく岐阜から来たので」と言ったら、ほぼ新品の中古品を探してきてくれました。これはリア側も改造してあるモデルでした。で、結局それを購入した次第です。

中古の在庫もなかったら、と思うと怖いですね。

皆さんも在庫を確認の上ショップに向かいましょう。

Maranz SR6004/Specialの仕様(生産完了品)

HDMI入力/出力4/2
コンポーネント映像入力/出力3/1
コンポジット/S映像入力/出力コンポジット5/2、S入力/1
デジタル音声入力同軸×2、光×4
アナログ音声入力ステレオRCA×7(出力×2)、7.1ch×1
プリ/ヘッドホン出力7.1ch×1、ヘッドホン×1
USB/Bluetooth入力USB×1、Bluetoothレシーバー付属
チューナー部FM/76.0-90.0MHz(ステレオ対応)
AM/531-1602kHz
最大出力160W(6Ω)×7ch
電源AV100V 50/60Hz
消費/待機電力650W/0.4W(電気用品安全法)
本体寸法W440×H161×D389(㎜)
重量12.7kg

※逸品館様のHPより

逸品館さんのMarantz SR6004/SpecialのHP

Maranz SR6004/Special の価格

逸品館さんで185,000円で購入しました。
定価は198,000円なので、中古品のため少し安く購入できました。

逸品館さんは値切りの街 大阪にあるのに値引きは一切しない方針です。
最初から安く設定しているから、とのことです。
古いYAMAHAのアンプを持っていき、3,000円で下取りに出しました。

Marantz SR6004/Specialの音質

購入して、セッティング用のマイクを使ってセットアップ。
音を出しをしたら、YAMAHAの6万円くらいのAVアンプに比べたら段違いに音質良かったです。
アンプでここまで音が変わるかぁ、というのをあらためて感じました。

当時、MISIAの2004年のライブDVDの低音がうまく鳴らせないのが課題だったのですが、この Maranz SR6004/Special にしてあっさり解決しました。

音全体に張り、艶が出て鮮やかになり、低音にも迫力があり、音全体のパンチ感が出ました。

逸品館さんのカスタマイズモデルはかなりのパーツを変更して音決めをしているそうなのでノーマルモデルからはかなり音質アップします。

まとめ:サウンドバーでサラウンド環境構築するならAVアンプは不要

我が家の現状のセッティングでは、AVアンプに接続しているのは、ブルーレイレコーダーとテレビ、Amazon Fire TV Stick 4K Maxくらいです。

今やサラウンド環境はサウンドバー DENON DHT-S217 で構成しているので、純粋に FOCAL Chorus826E のスピーカーで聴くのはテレビを録画したものがメインです。

それ以外はサウンドバー DENON DHT-S217でテレビやAmazon Fire TV Stick等を視聴しています。

実際にチャンネル数分のスピーカーを設置して、5.1chや7.1ch、7.1.2chなどのサラウンド環境を構築しないのであれば、AVアンプは不要ではないかと思っています。

あくまで一個人の意見です。

チャンネル数分のスピーカーを物理的に設置する上で最もネックになるのが、AVアンプとスピーカーをつなぐスピーカーケーブルの問題です。

新築時にあらかじめスピーカーケーブルを壁の中に通すとか、専門のインストーラーさんに頼んでシアタールームを作るなら良いと思います。

しかし後から環境を構築しようと思うとスピーカーケーブルの処理が面倒ですし、家人からは見た目が悪いとクレームが入ったりします。

我が家もそうでした。

結局、ソファーの下にスピーカーケーブルを這わせていたのですが、ソファーをパーソナルチェア2脚に変更した時点でそれも出来なくなりました。

奥様の反対にもあい、結局リアスピーカーを撤去し、チャンネルベース※でのサラウンドは断念しました。

ならばオブジェクトベース※でのサラウンドで良いじゃん! となり、サウンドバーの導入となったわけです。

サウンドバー DENON DHT-S217 のレビュー記事は以下を参考にしてください。
「爆売れサウンドバー DENON DHT-S217 レビュー 実際に購入価値あるのか?」
「爆売れサウンドバー DENON DHT-S217 音質向上 6つの方法」
「爆れサウンドバー DENON DHT-S217 の実際の音質はどうなのか?」

今時のAVアンプは無線接続でリアスピーカーを鳴らすような仕組みをもったものもありますが、それでもリアスピーカーの電源ケーブルは必要です。

物理的にチャンネル数分のスピーカーを設置するチャンネルベース※でのサラウンド環境の構築はハードルが高く、一部の人に限られるのではないかと思います。

最近は2chのプリメインアンプでもHDMI入力端子や、ARCのHDMI端子を内蔵しているものまであります。

そうなるとテレビ側のHDMI端子にAmazon Fire TV Stickなどを接続すれば、プリメインアンプ経由で高音質でスピーカーを鳴らせてしまうわけです。

私の意見をまとめると以下です。

  • チャンネル数分のスピーカーを設置するならAVアンプは必要
      
  • チャンネル数分のスピーカーを1個所(一部の製品は複数)にまとめるならサウンドバーが良い

※最近のサウンドバーは音質が良くなっています。
※物理的にイネーブルドスピーカーやサブウーハー、リアスピーカーがあるサウンドバーもあります。
(例:JBL BAR 1000 など)

今後、AVアンプがどういう方向に向かっていくのか、一部のマニア向けに細々と製品を出していくのか。

今後の動向に注目です。

それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

 

  
  
※チャンネルベース
 チャンネル数分のスピーカーを設置する方式です。
例えば5.1chサラウンドの音声を録音するのに、6つのスピーカーから出す音をそれぞれのチャンネルで計6チャンネル分の音を録音しています。
再生時には、この6チャンネルの音を6つのスピーカーからそれぞれ再生することで5.1chサラウンドの音場を作り出しています。

※オブジェクトベース
 車の走行音、ヘリコプターの音や人の声などを1つひとつのオブジェクトとして捉え、それぞれのオブジェクトの音に加えて位置情報などもデータとして記録する方式です。
再生時にはこれらのデータを基にサウンドバーなどの機器側でスピーカーの数や位置に合わせて、最適な状態に音を調整して再生しています。したがってこの方式ではスピーカーの数による制限がなく、非常にチャンネル数の多いサラウンドでも使用するサラウンドシステムでの再生が可能になっています。

それでは楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

 

※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

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