AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
カメラ初心者のカメラ成長記 です。
最近、レビュー用の物撮りをする際に、イヤホンなどの小さいものを撮影する際にもっと寄って大きく撮りたくなることがあります。
その際にすぐに頭に浮かんだのがマクロレンズでした。
ただ、やっぱりレンズなのでそれなりの金額がするので躊躇してしまいました。
そこでクローズアップフィルターという存在を知り、試してみることにしました。
どこでクローズアップフィルターの存在を知ったかというと、Udemyのカメラ講座です。
『【初心者向け】カメラを購入したその日から始める写真撮影:写真家・秦達夫の写真講座』という講座です。
Section7の「フィルターを使いこなして、写真表現の幅をひろげよう」という中でクローズアップフィルターの紹介がされていました。
今回はクローズアップフィルターを紹介します。
クローズアップフィルターとは、レンズに取り付ける虫眼鏡フィルターのようなものです。
私は装着をより簡単にしたかったので少し値段は高くなりますが、Kenkoさんの逆輸入品マグネット装着式のものを購入しました。
マグネット装着モデルは日本では発売されていないようです。
合わせてマグネット装着用のアダプターリングも購入しました。
クローズアップフィルターは、使用するレンズのフィルター径に合わせて購入する必要があります。
私は「Nikon 単焦点レンズ NIKKOR Z 40mm f2」に付けたかったので、このレンズのフィルター径である52mmのものを購入しました。
Kenkoの「PRO1D+ INSTANT ACTION Close-Up Lens」というものです。
●Nikon 単焦点レンズ NIKKOR Z 40mm f2 のレビューは、以下記事をご参照ください。
→【カメラ成長記】Nikon 単焦点レンズ NIKKOR Z 40mm f2 レビュー!
●Nikon Z30 レンズ NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 のレビューは、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】Nikon Z30 レンズ NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 レビュー!
クローズアップフィルター の結論
クローズアップフィルターの結論をまとめると以下です。
- 手軽にマクロ撮影ができる
- マクロレンズよりはお手頃価格で気軽に使える
- 画質も問題なし
それぞれの結論に至った理由について解説していきます。
クローズアップフィルター 結論に至った理由①:手軽にマクロ撮影可能
既存のレンズに取り付けることにより、既存レンズよりも確実に近くに寄って撮影できます。
実際使ってみてかなり便利だと実感します。
既存のレンズにクローズアップフィルターを取り付けるだけです。
実際にクローズアップフィルターでどれくいのマクロ撮影が可能か見ていきます。
大きさを分かりやすくするため、トリミング等の加工は一切していません。
レンズ:NIKKOR Z 40mm f2
カメラ:Nikon Z30
まずはクローズアップフィルターなしの状態です。
次にクローズアップフィルターのNo.2を装着した状態です。
次にクローズアップフィルターのNo.3を装着した状態です。
次にクローズアップフィルターのNo.2とNo.3を重ねて装着した状態です。
よりどんどん近くに寄って大きく撮影できているのが分かります。
クローズアップフィルターもマグネットでくっつけるだけなので、すごく簡単です。
クローズアップフィルター 結論に至った理由②:お手頃価格
マクロレンズを購入するよりは安く済むので、気軽に使えるのは有難いです。
Nikonのマクロレンズを購入するとなると、8万円~13万円くらいします。
それに対してクローズアップフィルターは、数千円で購入可能です。
私はAmazonでマグネット装着用のアダプターリングを1,381円で、クローズアップフィルターのNo.3を2,163円で、No.2を2,514円で購入しました。
マクロレンズを購入するよりは各段に安く済みます。
クローズアップフィルター 結論に至った理由③:問題ない画質
画質をそんなに語れる段階ではありませんが、充分に使える画質かと思います。
実際にマクロレンズと比較していないので分かりませんが、おそらくマクロレンズの方がそれ専用に設計されているので厳密には画質は良いのでは、と思います。
しかしながら、フォトコンテストに出すとかでなければ充分な画質ではないでしょうか。
マクロ撮影する3つの方法
マクロ撮影するには以下の3つの方法があります。
- マクロレンズで撮影
- クローズアップフィルターを装着して撮影
- 接写リングを装着して撮影
それぞれのメリット・デメリットをみていきます。
①マクロレンズのメリット・デメリット
マクロレンズのメリット
- とにかく近づいて撮影できる
- ボケが綺麗に撮影できる
- 人物や風景も撮影できる
マクロレンズは近くだけでなく遠くまで撮れます。
人物ポートレートなど背景をボカした写真も得意ですし、遠景など風景なども単焦点レンズの高画質を活かして撮れます。
遠景から近景まで撮れるマルチなレンズです。
結構便利そうなレンズなので、お金に余裕があれば1本持っておいても良いかなぁと思います。
マクロレンズのデメリット
- 価格が高い
価格はレンズなだけにそれなりに高価です。
Nikonのマクロレンズだと、8万円~13万円くらいします。
②クローズアップフィルターのメリット・デメリット
クローズアップフィルターのメリット
- 簡単にマクロ撮影ができる
- 金額が安い
マクロレンズが4~13万円くらいに対して、クローズアップフィルターは新品で2000円~3000円くらいです
- 背景を大きくぼかすことができる
ピントが合う範囲が狭くなるので背景を大きくぼかすことができます
- 一般のマクロレンズは単焦点だが、ズームレンズに取り付けると接写でズームができる
- 2枚を組み合わせて使用可能
No.2とNo.3を重ねるなど
- 他フィルターと重ね付けすることが可能
PLフィルターなどと重ねる
- PLフィルターとは、反射光をコントロールすることで、鮮やかな発色やコントラストが得られるフィルターです。水面やガラス面、樹葉、建物などの表面反射を抑えたり、青空をより鮮やかにして被写体本来の色彩を引き出します。
クローズアップフィルターのメリットは多く、多くの人に使いやすいものだと思います。
クローズアップフィルターのデメリット
- フィルターサイズが限定される
持っているレンズのフィルター径に合わせてクローズアップフィルターを購入する必要があります。
→ステップダウンリング、ステップアップリングで対応は可能
- 厳密に言うと画質はマクロレンズよりも落ちると思います
本来のレンズの前にフィルターを取り付ける形になりますので、どうしても画質が落ちてしまいます。
近接撮影で高画質になるように設計されたマクロレンズには画質ではやはりかなわないと思います。
ですが、フォトコンテストに出すとかでなければ充分な画質ではないかと思います。
③接写リングのメリット・デメリット
接写リングとは、カメラのレンズとボディの間に挟むことでマクロ撮影を可能にするアイテムのことです。
接写リングのメリット
- 簡単にマクロ撮影ができる
- 自分のレンズ全てで使用可能
カメラのマウント側につけるので、自分の持っているどのレンズにも使うことができます。
接写リングのデメリット
- 使いにくい
主に以下の使いにくさがあります。
- マウントの取り外しが硬い場合がある
- つけてしまうと接写しかできない
- ピントが合わせにくい場合がある
実際にYouTubeでマクロ撮影の3つの方法を比較した動画を観ましたが、その人も接写リングが一番苦手と言っていました。
クローズアップフィルター PRO1D+ INSTANT ACTION Close-Up Lens の外観
パッケージ
至って小さく、シンプルなパッケージです。
外観
外観はこんな感じです。
クローズアップフィルター の特徴
クローズアップフィルターは、自分の持っているレンズで手軽にマクロ撮影ができる便利アイテムです。
クローズアップフィルターは、No.1~No.5とNo.10の6種類が販売されています。
数字が上がるにつれてより近くで撮影することができます。
また、重ねて使うこともできます。
重ねた場合は、それぞれの足し算になります。
例) No.2 + No.3 → No.5相当
以下の表を参考にして、レンズの最短撮影距離よりも、近づいて撮影できるクローズアップフィルターを選んでくださう。
まとめ
クローズアップフィルターをまとめると以下です。
- 手軽にマクロ撮影ができる
- マクロレンズよりはお手頃価格で気軽に使える
- 画質も問題なし
クローズアップフィルターは、より近くに寄って小さいものを大きく撮影した際に便利なアイテムだと思います。
しかもマクロレンズを購入するよりは遥かに安価に済みます。
画質もプロ用やコンテスト用で撮影するのでなければ問題ないと思います。
クローズアップフィルター は、こんな人におすすめ
- 手軽に小さいものをより大きく撮影したい人
- マクロレンズは高くて買うのを躊躇している人
- マクロレンズと他のレンズと両方持ち歩くのは重いと思っている人
- クローズアップフィルターを付けるレンズが決まっている人
クローズアップフィルターは、本当に便利だと思っています。
気軽に既存のレンズにつけてマクロ撮影ができるので、小さいものの撮影には重宝しています。
今回の記事が、カメラ初心者の方の参考になれば幸いです。
これからも徐々に成長していきたいと思います。
今後も「カメラ」カテゴリーでは、私の【カメラ成長記】としてブログを随時更新していきます。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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