クリップオンストロボの選び方。 【徹底解説!】

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クリックオンストロボの選び方

AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。

ブログでの物撮りの際に雨や曇りの日に光量が足りないと思うことがあります。

その際にストロボがあれば光量を補って良い写真が撮れるのでは、と思っています。

ただ、ストロボの知識は全くないので購入する前にいろいろと調べてみたいと思います。

今回は備忘も兼ねて、クリップオンストロボに関して調べたことをまとめてみたいと思います。

目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電) エグゼクティブ等級
オーディオ歴40年以上。
ホームシアター歴15年以上。
2chのピュアオーディオで音楽を、サウンドバーでホームシアターを楽しんでいます。
コストパフォーマンスにはこだわりがあり、安価な製品でも徹底的に音質を向上させる策を試行錯誤しています。
オーディオ・ビジュアル(AV)ライフの楽しみの輪を広げたいと思っています。

そもそもストロボって何?

ストロボと同じような言葉でフラッシュがあります。

それぞれの違いは何でしょうか?

フラッシュは「エレクトロニック・フラッシュ」の略です。

そして「ストロボ」は、もともとアメリカのストロボ・リサーチ社の商品名ですが、後に一般化し、現在もフラッシュのことをストロボと呼ぶ人が多いです。

かつて各メーカーは自社製品に「ストロボ」という名称を使えなかったため、「スピードライト」などの呼称が使われていたりします。

ということで、フラッシュのことを「ストロボ」と呼ぶ場合があります。

フラッシュ・ストロボとは、カメラのシャッターボタンを押すと瞬間的に発光する照明装置のことで、暗い場所で被写体を明るく照らしたり、シャッタースピードが速くなるため手ブレや被写体ブレを防ぐことができたりするほか、日中の逆光時に顔が暗く写ってしまうのを防ぐなど補助光として使用することができるものです。

ストロボの種類って何があるの?

ストロボの種類は以下です。

  • カメラ内蔵ストロボ
      
  • クリップオンストロボ
      
  • 大型ストロボ
      
  • モノブロックストロボ

 
それぞれの内容を見ていきます。

①カメラ内蔵ストロボ

シャッターを押すとたまにパカっと開いてくるカメラに内蔵されているストロボです。

カメラに内蔵されているので気軽に使えますが、常に正面から当てる光になってしまうため好きな雰囲気にすることは難しいです。

また、自動で露光量(光の強さ)が決まってしまうことや、光源が小さいことが多いです。

最近、内蔵ストロボはカメラにあまり付いてないように思います。

私の持っているカメラにはストロボは内蔵されていません。

②クリップオンストロボ

カメラ上部のホットシュー部分に取り付けるタイプのストロボのことです。

いわゆる外付けのストロボです。

内蔵ストロボとの違いは以下です。

  • 発行角度が変えられる
  • 発光量が多い
  • カメラから離して使えるメリットがある

③大型ストロボ

ライトスタンドに乗せて利用するストロボで、コマーシャルフォトスタジオなどでよく使用されています。

大きいため、1200w〜2400Wなど、大容量の光量を調節して発光することができます。

ジェネレーターと呼ばれる電源部と、ヘッドと呼ばれる発光部に分かれており、ジェネレーターで光をチャージしておき(光を溜めておき)、ヘッドで発光します。

この形式をジェネレータータイプとも呼びます。

ジェネレーター部分では光量を調節することができ、さらに1台のジェネレーターに複数のヘッドを取り付けることも可能で、それぞれのヘッドで何Wを発光するかという細かな調整も可能です。

ジェネレータータイプは、後述するモノブロックタイプに比べて、発光に必要な電力をチャージする時間が短いです。

連続して撮影することが可能ですので、動きのある撮影に向いています。

④モノブロックストロボ

「ジェネレーター」と「ヘッド」が一体化したタイプのストロボです。

ジェネレータータイプに比べて、移動や組み立てが簡単にできるため、ストロボの数が少なくても大丈夫な撮影に向いています。

充電式のものもあり、電源を確保できない環境での撮影にも使用することが可能です。

今回はクリップオンストロボを選択

私は全くのストロボ初心者で今まで一度も使ったことがありません。

ですので、まずはクリップオンストロボから始めてみようと思います。

いきなり大型や複数のストロボを使用する自信は全くありません。

1台のクリップオンストロボから始めてみて、使いこなせるようになってから次のステップを考えようと思います。

クリップオンストロボの選定基準

クリップオンストロボを選ぶ際の選定基準を明確にしたいと思います。

選定基準は以下です。

  • ストロボの光量(ガイドナンバー)
      
  • チャージ時間
      
  • TTL調光の有無
      
  • 可動域(首振り角度)
      
  • ハイスピードシンクロ機能の有無
      
  • ワイヤレス機能

 
それぞれの選定基準についてみていきます。

①ストロボの光量(ガイドナンバー)

クリップオンストロボは、機種によって光量が決まっています。

光量が大きいと、数十人規模の集団写真を撮ったり、遠くの被写体を照らせたり、強い日差しを消せたり、撮影の幅が広がります。

ガイドナンバー(GN)とは、フラッシュの光量を示す数値で、ストロボや閃光電球に表示されています。

ガイドナンバーの数字が大きいほど発光量が多く、遠くの被写体まで撮影することができます。

ガイドナンバーは、GN40以上あると安心です。

チャージ時間

クリップオンストロボは一度発光すると、次の発光までのチャージ時間が必要です。

チャージ完了前に撮影すると、光量不足で暗く写ってしまいます。

ですので、チャージ時間が短いものが良いです。

同じ発光量で撮影した場合、小さいGNよりも大きいGNのストロボの方が、チャージ時間は短くなります。

テンポ良く撮影したい場合は、チャージ時間が短くなる大光量のストロボが有利です。

TTL調光の有無

TTL(Through The Lens)とは、「Through The Lens」の略で、「レンズを通る」という意味です。

ストロボから発せられた光が被写体に当たって反射し、レンズを通ってカメラ内部のセンサーで計測され、適正露出になるようストロボの発光量をコントロールするのがTTL調光です。

ストロボをTTLにしておけば基本的にはカメラ側で発光量をコントロールしてくれます。

しかも、カメラ内の露出計を使っていますので、露出補正などを行ってもカメラが自動的に調整してストロボの発光量を含めた補正をしてくれます。

また、カメラ内の露出計を使えることで、室内などでは外付けストロボを被写体ではなく壁・天井などに向ける(「バウンズ発光」と言う)ことで、ストロボ光が直接被写体に当たらず、より自然なライティングのコントロールも簡単にできます。

なので、私みたいな初心者はこのTTL調光は欲しい機能です。

可動域(首振り角度)

首振りとはストロボの光を当てる角度(照射角度)を変えることです。

なぜ首振りが大事かというと、クリップオンストロボを使いこなす上で、光を当てる角度(照射角度)がとても大切だからです。

ストロボを被写体ではなく壁・天井などに向ける(「バウンズ発光」と言う)場合に、首振りがどこまでできるかが重要になってきます。

内蔵ストロボとの違いで述べた「発行角度が変えられる」がこの首振り角度のことです。

ハイスピードシンクロ機能の有無

ハイスピードシンクロ(High-Speed Sync、HSS)機能とは、カメラのシンクロ速度(通常は1/250秒)を超えたシャッタースピードでシンクロ撮影できる機能です。

通常のストロボ発光が瞬間的に1回発光するのに対して、シャッターが動作している間に高速で連続発光するモードです。

ハイスピードシンクロを使用すると、シャッター速度の制限がないため明るい太陽光の下でも絞りを開き、背景をぼかした撮影が可能です。

また、ISO感度が低く抑えられるので、暗いシーンでも画面が粗くなりません。

人物の肌の艶感やレースの透け感もきれいに表現できます。

ハイスピードシンクロは、屋外のポートレートなど、背景が明るく被写体が影になっているシーンの撮影に便利です。

ここまでの機能を初心者が必要かはありますが、使い込んでいった場合の将来性を考えて一つの選定基準にします。

ワイヤレス機能

光の表現にこだわりたい場合は、ワイヤレス機能を選択した方が良いです。

ワイヤレスの接続方法は電波を利用した電波式と、赤外線を使う光通信式の2種類があります。

電波式は物陰に置いても反応しますが、光通信式は別のフラッシュの光が届かない場所に置くと反応しません。

ワイヤレス機能搭載モデルは、多灯ライティングを試したいときには便利です。

フラッシュトリガー(送信機)を使うことで、カメラから外した状態でも発光できます。

複数のカメラフラッシュを設置すれば、サイド光や逆光などいろいろなライティング表現ができるのが魅力です。

この機能も初心者が必要かはありますが、使い込んでいった場合の将来性を考えて一つの選定基準にします。

私の中では一番低い優先順位ですが、いつ多灯ライティングをしたいと思うか分かりませんので、あるに越したことはないですね。

クリップオンストロボの候補機種

候補機種は以下にしました。

  • Godox TT350S ソニー用
      
  • Godox TT685Ⅱ-S ソニー用
      
  • Godox V860Ⅲ-S ソニー用
      
  • Godox V1-S ソニー用
      
  • NEEWER Z760-S ソニー用
      
  • ソニー HVL-F45RM
       
  • ソニー HVL-F60RM2

候補機種の比較表

選定基準を候補機種ごとに比較してみました。

スクロールできます
機種価格
Amazon
発売日光量
GN
チャージ
時間
TTL可動域ハイスピード
シンクロ
ワイヤレス
機能
電源
Godox TT350S15,352円2018/3360.1~2.2秒水平
-7~90°
垂直:
0~270°
最大1/8000秒乾電池
Godox TT685Ⅱ-S17,580円2021/1160約0.1~2.6秒水平:0〜330°
垂直:-7〜120°
最大1/8000秒乾電池
Godox V860Ⅲ-S31,350円2021/1060相当
76Ws
約1.5秒水平:0〜330°
垂直:-7〜120°
1/8000秒までリチウムイオンバッテリー
Godox V1-S34,650円2019/1060相当
76Ws
約1.5秒水平:0〜330°
垂直:-7〜120°
最大1/8000秒リチウムイオンバッテリー
NEEWER Z760-S15,999円2023/10
※Amazon取扱開始日
601.5秒水平:0〜330°
垂直:-7〜120°
1/8000秒リチウムイオンバッテリー
HVL-F45RM41,318円2017/445約0.1秒~2.5秒
(アルカリ電池)
水平:180°
垂直:8~150°
乾電池
HVL-F60RM261,600円2021/1260約0.1秒~2.5秒
(アルカリ電池)
水平:90°
垂直:8~150°
乾電池
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クリップオンストロボの選び方 まとめ

初めてのクリップオンストロボということで、いろいろと調査してみました。

正直、候補機種がこれだけで良いかもよく分かっていません。

分かったのは純正品は高い!ってこと。

ただ、あんまり間口を広げても時間ばっかりかかってしまうので、おそらく候補機種から選ぶことになると思います。

実際に購入したら、購入機種のレビューをさせていただきます。

いや~、カメラ・写真は本当に奥が深いですね。

オーディオもそうだけど、結構深い沼がありそうです…。

それでは楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

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※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

クリックオンストロボの選び方

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