アナログオーディオの考察

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カセットデッキ AKAI_GX-R70

今回は、我が家のカセットデッキの AKAI GX-R70 を例にして、アナログオーディオに関して考察していきます。

アナログの音質は、デジタルにはない暖かさや深みがあり、とても魅力的だと思います。

目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電) エグゼクティブ等級
家電製品アドバイザー(AV情報家電)の資格を持つAV情報家電の専門家。
オーディオ歴40年以上。
コストパフォーマンスにこだわりがあり、安価な製品でも徹底的に音質を向上させる策を試行錯誤しています。

カセットデッキ を入手したきっかけ・背景

このカセットデッキ AKAI GX-R70 は某大手メーカーで働いていた時の先輩から譲っていただいたものです。
先輩が会社を辞めて寮を出るというので、その際に荷物を減らすためということでいただきました。

一番最初に自分で購入したのは、Technics の当時4万円くらいだったカセットデッキです。
それでも明るい音色に満足して使っていました。

それからグレードアップしようとオーディオ雑誌の7万円くらいのクラスランキングで1位だったソニーのカセットデッキを買いに、名古屋大須のオーディオショップに行きました。

店員さんにソニーのお目当てのカセットデッキはありますか? と聞いたら、「悪いこと言わないから、ソニーは止めときな。それよりもTEACのカセットデッキが安くなってるから、絶対こっちを買った方が幸せになれるぞ」というようなことを言われ、TEACのカセットデッキを買いました。

確か定価は10万円超えてましたが、6万円くらいで購入した覚えがあります。

元TRIOというオーディオメーカー(のちにケンウッドという社名になり、その後日本ビクターと経営統合し、JVCケンウッドに吸収合併された会社)の元部長さんと知り合う機会があり、雑誌記事のことを聞いてみたら、「そんなのどこのメーカーでも広告出して、良い記事記載してもらってるよ。雑誌の記事なんか当てにならないよ。」と言われたのを覚えています。

確かに大体の有名オーディオメーカーはオーディオ雑誌に広告を出しています。

かつて『とと姉ちゃん』という朝ドラで、「暮らしの手帳」を創刊した人がモデルになっていました。
「暮らしの手帳」の商品テストを広告のスポンサーの圧力でゆがめたくない!という強い思いで、広告のない雑誌を刊行したという信念ある人のお話です。

しかし、広告のないオーディオ雑誌は存在しません。

ということは、そういうことなのでしょうかね・・・。

私もたまにはオーディオ雑誌を買って、参考にはしています。

このTEACのカセットデッキは店員さんの言う通り、音はすごく良かったです。
とても精緻な音で、音に癖がなく素直で、高音から低音までバランスが非常に良かったです。
オートリバース機能(カセットテープをオモテとウラをひっくり返すことなく、自動でオモテ・ウラ逆走して、同時に録音・再生ヘッドも180度回転して、録音・再生する機能)もついていました。

当時は録音機器といえば、カセットデッキという時代だったんです。

今でいうと、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)でしょうか。
レコードをカセットテープに録音して、カーステレオで聴いたりしていました。

アナログオーディオについて

今では、若い世代にもアナログの世界が受け入れられているようです。

CDなどのデジタルの世界は、アナログレコードやカセットテープに比べ、曲の選曲やスキップなど便利だし、耐久性にも優れ、取り扱いも容易です。それでCDが登場してあっという間に普及していきました。

我々が実際に音楽を聴いている、スピーカーやイヤホン、ヘッドホンはデジタルをアナログに変換して聴いているのです。

デジタルとアナログの波形はこんな感じです。

デジタルはもともとアナログの音を「0」「1」の信号に変換し、デジタル符号化する必要があります。

本来のアナログの曲線を、できる限り元の曲線に近い「0」「1」の数値の積み上げで波形を再現するように記録していきます。

「十分細かい間隔でのデータを記録しておけば,アナログデータをある程度復元できるだろう」という方向性です。
しかしながら完全には復元できず、元のアナログ波形に完全には復元できません。

また、CDは理論上の高音域の再生可能周波数は22.05kHzで、人間が実際に聴くことができると言われている20kHzあたりの周波数で切ってしまっています。

人間は実際には耳に聞き取れなくても20kHz以上の音を体で感じていて、それがアナログレコードでは再現でき、それが倍音となり、音の深みや暖かみなどを生み出していると言われています。

そこまでの理論は知らないまでも、若い世代の人達がデジタルの音質は良いけど、どこか味気無さなどを感じて、アナログの良さを肌で感じるようになってきているのではないでしょうか。

まとめ:アナログは今現在でも求められている

我が家は、アナログレコードプレーヤーがありません。本当は欲しいのですが置く場所がないのです。

レコードプレーヤーは以前は持っていました。
レコードは傷に弱く、扱いがすごく繊細だったり、レコード盤にほこりがつくと、レコード針がそれをノイズとして再生してしまったり、静電気を帯びるとプチっというノイズになってしまったりと扱いは大変です。

でもそこまでしてもアナログの音質の良さ、音の暖かみなどから最近人気が出てきているのではないかと思います。

最近のオーディオ雑誌を読んでいても、LPレコードの新盤の案内の記事まであります。

今はせっかくのカセットデッキもコロナ自粛の時期に部屋の大掃除をして、大量のカセットテープを捨ててしまい、意味があまりなくなりました。今や電源コンセントも刺していません。

今回はかつてのアナログオーディオの懐かしさに思いをふけりながら、アナログの良さを再考してみました。

またいつの日か、レコードプレーヤーの置き場所を作って、アナログオーディオを復活させる日を目指したいと思います。

それでは楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

カセットデッキ AKAI_GX-R70

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