
AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
オーディオ歴は40年以上、ホームシアター歴は15年以上です。
今回はヘッドホンの記事です。
海外のスタジオで超定番のAKGヘッドホン『AKG K240 STUDIO』です。
『AKG K240 STUDIO』の購入は結構前で、2023年に購入しています。
『AKG K240 STUDIO』はミキシング、マスターリング、再生などのプロフェッショナル用途向けに設計されたモニター用モデルです。
私は自宅で音楽を聴く目的でヘッドホンを使用しています。
モニターとして音を正確に聴くためのプロ向けモデルが、リスニング用途として使えるのか?
音質を中心に徹底レビューしていきます。
また、以前レビューした「ゼンハイザー HD 599」とも比較していきます。
- AKG K240 STUDIO の価格
- AKG K240 STUDIO の音質
- AKG K240 STUDIO の装着感
- AKG K240 STUDIO の耐久性
- AKG K240 STUDIO の特徴
- AKG K240 STUDIO の外観
- ゼンハイザー HD 599 との比較
- AKG K240 STUDIO はどんな人におすすめか


レビュー 結論:かなりの高音質でコストパフォーマンスは非常に高い
『AKG K240 STUDIO』 は、プロモデルとして定番モデルですが、その音質は非常に高く、特定音域の誇張感のない自然な音の出方は実に気持ち良く、それでいて価格も8千円程度とコスパは最高です。
リスニング機として充分に使え、実に音を自然に鳴らす素晴らしく高音質なヘッドホンだと思います。
モニター用に使うこともできるし、リスニング用にも使うことができる非常にコストパフォーマンスが高いヘッドホンです。
理由①:価格が手ごろ
『AKG K240 STUDIO』 の価格は、2025年2月17日現在、Amazonで7,800円(税込)です。
このスタジオ定番モデルが8千円以内で購入できてしまうなんて、コストパフォーマンスが高すぎです。

理由②:音質はかなり良い!
『AKG K240 STUDIO』は、セミオープン型です。
ヘッドホンにはオープン型、密閉型もあります。
オープン型は低音が出にくく、密閉型は中高音が出にくい特徴があります。
セミオープン型の音質は、低音と高音がバランス良く出るのが特徴です。
市販品の多くはデザイン優先で作られたモデルが多く、音質の良くないものも多いのが現状です。
ヘッドホンで高い音質を求めるのであれば、『AKG K240 STUDIO』や「ゼンハイザー HD 599」のようなロングセラー商品に着目してみてください。
音質
- 高音
程よい高音です。
決してキンキンすることなく、刺さることもありません。
それでいて明確に聴こえます。
ハイハットの音は実に正確に聴こえます。
- 中音
フラットな中音です。
ボーカルは自然に定位し、しっかり聴き取ることができます。
女性ボーカルでもキンキンすることなく、さらりと自然に聴かせます。
- 低音
しっかりと低音は感じられます。
しかしながら決して不自然に膨らんだり、ボワつくこともありません。
実にスッキリしていながら、キレのある自然な低音です。
実に聴いていて気持ち良いです。
- 音場
特に広くも狭くもないですが、イヤホンで聴くよりは自然に広く感じます。
割と近くで音が鳴っている感じです。
- 全体
実にクセのない音と感じます。
特定の音域を強調することなく、ごく自然に音楽を鳴らします。
といっても決して分析的でもなく、つまらない音でもありません。
音が実にスムースに出てきます。
無理して低音や高音を出しているようなストレスみたいなのは全く感じません。
こういう特定の音域に誇張のない自然な音は、聴いていて実に気持ち良いです。
音楽録音時の意図を感じることができ、リスニング機としてもこれで充分と思わせるヘッドホンだと思います。
こういう特性のヘッドホンなので、リケーブルにも素直に反応しそうで、楽しみが広がりそうです。
- ポップス
普通に自然に楽しく聴けます。
適度な音のダイナミックさもあり、気持ち良いです。
- ロック
気持良く重厚なロックを聴けます。
実に音の出方が自然です。
無理して重厚な低音を出している感じがなく、自然でありながらも充分な重厚感を感じられます。
- EDM
自然に重低音が出てきます。
出てくる音にストレス感がなく、実にスムースに音が出てきます。
- アニソン
実に録音に忠実な音を聴かせます。
特に低音や高音を強調したりはしないので、音の迫力や明瞭度を増すことはありません。
録音音質の悪いことが多いアニソンをそのまま鳴らします。
なので録音音質の悪さを補うような補正は期待できません。
音はクセがなく、ストレスなく出てくるので、音源そのものを楽しめます。
録音音質の悪いアニソンを音質が良い感じで聴こうとするのであれば向いていないと言えるでしょう。
- ジャズ
ウッドベースが誇張されることなく、実に素直に弾んでます。
ノラ・ジョーンズのボーカルが実に自然です。
ノラ・ジョーンズのアルバム「Come Away With Me」は、録音音質は良いと思いますが、
その音質のまま聴くことができます。
- アコースティック
自然なアコースティックギターの響きです。
適度なエコー感がそのまま再現されています。
ボーカルの定位感も良く、ハーモニーの楽譜もすぐに起こせそうです。
- クラシック
ストレスなくクラシックを鳴らします。
弦楽器などが割と近くで聴こえ、小ホールでの演奏という感じです。
各楽器の定位感は良いです。
- Youtube
人のしゃべる声が生々しく聴こえます。
- 映画(スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け)
実に素直に音が聴こえます。
特に誇張はないので、臨場感は普通かもしれせん。
しかし製作時の音響をそのまま味わうことができます。
音の好みは人それぞれなので、あくまで参考までに。
相性の良いジャンル
- ポップス
- ロック
- EDM
- ジャズ
- アコースティック
- クラシック
リスニング用として考えると録音音質の悪い楽曲の多いアニソンは、そのままの録音音質が鳴るので向いていないかもしれません。
その録音音質のまま聴きたい人にはアニソンも良いと思います。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD(24-bit/48KHz)、HD(16-bit/44.1KHz)
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、EDM、アニソン、ジャズ、アコースティック、クラシック
- 再生映画:スターウォーズ スカイウォークの夜明け(ディズニープラス)
- 接続機器:
DAP:SONY NW-WM1AM2



装着感
『AKG K240 STUDIO』の装着感はかなり良いです。
ヘッドホン自体が軽く、耳をすっぽり覆うタイプなので、耳が痛くなりません。
ただイヤーパッドが少し薄い感じで、耳当たりは少し硬い感じがします。
プロ仕様のため、経年劣化でのパッドのヤレによる音質変化を最低限に抑えるために、あえて薄いイヤーパッドを採用しているそうです。
耐久性
ケーブルはプロ仕様のミニXLR端子を採用し、着脱が可能なため、万が一断線しても簡単に付け替えができます。
また、イヤーパッドもサードパーティ製からも多く販売されているので、交換が可能です。
そういう意味で耐久性は高く、長く使えると思います。







特徴
バリモーション・テクノロジー

ダイヤフラムの厚みを中心部と外縁部で変えることで、ダイヤフラムの動きを適切に制御する技術です。
厚みを持たせた中心部の「SOUND ZONE」は、歪みの原因となる分割振動を抑制し、クリアな高域が得られます。
また、薄く加工された外縁の「MOVEMENT ZONE」は、高域の出力時には「SOUND ZONE」のスムーズな動きをサポートします。
低域の出力時には「SOUND ZONE」と一体となって大型のダイヤフラムのように動作し、迫力のあるサウンドを出力します。
セミオープンエアー型
綿密に計算されたセミオープンエアー型の構造により、極めて抜けのよい自然なサウンドを実現しています。
豊かで締りのある低域と透明感溢れる中高域を出力し、音の定位や奥行きもリアルに再現します。
先にも記述しましたが、オープン型は低音が出にくく、密閉型は中高音が出にくい特徴があります。
セミオープン型の音質は、低音と高音がバランス良く出るのが特徴です。
高い装着感
上下左右に自在に可動するイヤーカップと厚みのあるイヤーパットが、側頭部に掛かる圧力を均一に分散します。
長時間のリスニングでも快適な着け心地を維持します。
ヘッドバンドは、幅が広くフィット感に優れているうえ、装着するだけで長さが調整できるセルフアジャスト機能も採用しています。
ミニXLRコネクター
プロ現場で使用するミニXLRコネクターを採用しており、ヘッドホンケーブルは交換可能です。
これによりリケーブルで音質向上も可能ですし、ケーブルが痛んだら交換することもできます。
仕様
製品名 | K240 STUDIO |
構造 | セミオープン型 |
再生周波数特性 | 15Hz~25kHz |
ドライバーサイズ | 30mm |
最大許容入力 | 200mW |
定格インピーダンス | 55Ω |
入力コネクター | 3.5mmステレオ・ミニプラグ(金メッキ) |
ケーブル | 着脱式、片出し |
重量 | 240g |
付属品 | ステレオ3.5mm(1/8インチ)コネクター付き3mケーブル 6.3mm(1/4 ネジ山付き)アダプター |

外観
外観はこんな感じです。









Sennheiser(ゼンハイザー) HD599 と比較
音質の比較
HD599 の方がインピーダンスが低いため同じボリュームでの音量は大きく、少し強調された低音を感じます。
HD599 はオープン型で元々低音が出にくい特徴があり、オープン型の弱点である低音を出そうとしている感があります。
しかし、HD599 の低音も決して不自然ではありません。
音の自然さ、低音~高音の音のバランスは、『AKG K240 STUDIO』 の方が上です。
『AKG K240 STUDIO』 の方が低音の出方がスムースで自然な感じです。
『AKG K240 STUDIO』 は音にクセがなく、自然な音です。
装着感の比較
HD599 の方が耳当たりは柔らかく、ベロア調でソフトな装着感です。
どちらも長時間の装着は問題ないと思います。
外観の比較
比較するとこんな感じです。

HD599 が縦長に対して、『AKG K240 STUDIO』 は丸い形状です。
比較結果
どちらもロングセラーモデルで、音の好み次第でどちらを選んでも後悔することはないと思います。
クセがなく自然でバランスの良い音が聴きたい場合は、『AKG K240 STUDIO』
柔らかい音で長時間ゆったりと聴きたい場合は、『HD599』
という感じでしょうか。

AKG K240 STUDIO はこんな人におすすめ
- モニター用途などで音源に忠実に聴きたい人
- モニター用のヘッドホンを探している人
- ヘッドホンを長く愛用したい人
- クセのない自然な音が好きな人
- 1万円以内でコストパフォーマンスが高いヘッドホンが欲しい人

まとめ
『AKG K240 STUDIO』 は、レビュー結論でも述べましたが、プロモデルとして定番モデルですが、その音質は非常に高く、特定音域の誇張感のない自然な音の出方は実に気持ち良く、それでいて価格も8千円程度とコスパは最高です。
リスニング機として充分に使える高音質なヘッドホンだと思います。
モニター用に使うこともできるし、リスニング用にも使うことができる非常にコストパフォーマンスが高いヘッドホンです。
実に自然で良い音質です。
1万円以内ならこのヘッドホンで良いのではないでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
少しでも私のレビューが皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。
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