いよいよXiaomiのフラッグシップスマホが日本でも正式発売。Xiaomi 14 Ultra をカメラ目線で見てみる!

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小米技術日本(シャオミ・ジャパン)は5月9日、新型スマートフォン「Xiaomi 14 UItra」を国内発表しました。

今まではフラッグシップのモデルしか日本では展開しておらず、不満を持っていました。

ようやく真のフラッグシップ機の日本導入が実現しました。

「Xiaomi 14 UItra」は、1インチセンサーを搭載したメインカメラなど、ライカと共同開発したカメラシステムを搭載しているのが最大の魅力です!

市場想定価格は19万9900円で、5月16日に発売予定です。

  
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目次
yacchi
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主な特徴【カメラ機能メイン】

Xiaomi and Leica次世代の光学レンズを共同開発

Xiaomi 14 UltraのLeica Summilux光学レンズは、大口径と卓越した光学性能が特色です。

低光量環境で美しいディテールを捉えるだけでなく、優れた色再現、コントラスト、解像度を実現します。

暗い環境でも鮮明な写真を撮影

Xiaomi 13 Ultraと比較して取り込む光の量が36%増加

光の取り込みが強化されたことで、カメラはより複雑なディテールをとらえ、低照度環境での画像ノイズを低減し、驚くほど鮮明な夜間撮影を実現しました。

すべての撮影が 傑作を生み出す光学グレードの ボケ効果

より本格的な光学ボケを実現する大口径は、被写体を圧倒的な深みで捉え、すべての写真から物語が生まれます。

また、シャッタースピードの高速化により、同じ明るさの画像をより短時間で撮影できるようになり、スナップショットが傑作に生まれ変わります。

次世代1インチセンサー

全く新しいソニーのLYT-900センサーは、1インチのセンサーサイズと3.2µmの4-in-1 Super Pixelを搭載し、卓越した低照度性能を実現します。

デュアルネイティブISOフュージョンマックステクノロジーと組み合わせることで、非常に高いダイナミックレンジを実現し、これまでにない光と影のディテールのニュアンスを捉えます。

F値1.63~4.0の可変絞りによる無段階調光

Xiaomi 14 Ultraのメインカメラは、光の正確なコントロールを可能にする最先端の光学技術を誇っています。

F値1.63~F値4.0の無段階可変絞りによる最先端の無段階調光システムを搭載。

光条写真

6枚羽根の絞り設計により、まばゆい回折効果を生み出し、自然で印象的なスターバースト・パターンを作り出すことができます。

ライカ プロフェッショナル光学レンズ

Xiaomiはライカと共同で、VARIO-SUMMILUX 1:1.63-2.5/12-120 ASPH次世代レンズセットを開発しました。

これで光学焦点距離の全範囲をカバーできます。

さらに、4つのレンズすべてが約5,000万画素のイメージセンサーを搭載しており、Xiaomiのモバイルイメージングが新たな高みに到達することを可能にしました。

ライカのクアッドカメラシステムは、12mmから240mmまでの6つの焦点距離をカバー。

遠くのディテールもクローズアップのディテールも、4つのレンズすべてがプロフェッショナルなカメラ撮影に匹敵するクオリティを実現します。

ライカ 23mm メインカメラ

  • LYT-900
  • 約5,000万画素
  • 3.2µmスーパーピクセル
  • 14EVダイナミックレンジ
  • F値1.63~F値4.0
  • 8Pレンズ
  • 光学式手ブレ補正(OIS)

ライカ 75mm 望遠

  • IMX858
  • 約5,000万画素
  • F値1.8
  • 6Pレンズ
  • 光学式手ブレ補正(OIS)
  • フローティング望遠レンズ
  • 10cmマクロ撮影

ライカ 12mm 超広角

  • IMX858
  • 約5,000万画素
  • 122˚FOV
  • F値1.8
  • 7Pレンズ
  • 5cmマクロ撮影

ライカ 120mm ペリスコープ

  • IMX858
  • 約5,000万画素
  • F値2.5
  • 光学式手ブレ補正(OIS)
  • 30cmマクロ撮影

あらゆる焦点距離に対応するストリートスナップ

Xiaomi 14 Ultraのストリートスナップが新たにアップグレードされ、23mmから135mmまでの6つの焦点距離をカバーします。

レンジファインダービューファインダーが追加され、カスタマイズ可能なストリートフォトパラメーターをサポートしています。

外出先での瞬間撮影に便利で、遭遇した美しい一瞬を簡単に記録することができます。

焦点距離を拡張

23mm、28mm、35mm、50mm、85mm、135mmに拡張可能。

拡張ビューファインダーをサポート

撮影時により優れた予測を実現するために、新しいレンジファインダーフレームが追加されました。

0.7秒の高速撮影速度

写真をすばやく撮影し、いつでもどこでも傑作を創り出せます。

デフォルト設定

プリセットされたパラメータにより、さまざまな状況で、パーソナライズされたストリートスナップのニーズに対応します。

初のAI LMコンピュテーショナル撮影プラットフォーム

60 TOPSの強力な計算能力は、大規模な計算写真モデルに関与するだけでなく、画像処理システム全体に超高スループット能力を提供します。

連続スナップショットを撮影する場合でも、各写真に完全なアルゴリズムを割り当てることが可能です。

  • FusionLM
    完全にリニアな輝度調整と、最大8枚のRAW画像を最大21bitの巨大なRAWデータにフュージョンすることで、16EV*を超えるダイナミックレンジをカバーできます。
       
  • ColorLM
    生のRAWデータから各ピクセルの色情報を正確に分析し、カメラシステムの超広色域と組み合わせることで、人間の目の知覚に一致する方法でピクセルの色を復元し、画像をよりリアルにします。
       
  • ToneLM
    RAWの輝度データをトーンマッピングし、階調間の線形関係を厳密に保証することで、合成画像にアーチファクトが発生しにくくなります。
        
  • PortraitLM
    ポートレート被写体を明るく強調します。
    物理的なレンズの光路やボケ形状をポートレート背景上でモデル化・シミュレートすることで、プロのレタッチャーがポストエディットする際の操作方法を模倣し、ポートレート写真の体系的な再構築を実現します。
  • 21ビットデータと16EVは、収集されることが見込まれるデータの最大レベルを指します。実際の結果とは異なる場合があります。

Master Portrait

Master Portraitは、実際の光と影の被写界深度を使用し、背景をより自然にぼかします。

人物はより際立ち、絶妙な空間感を与えます。ポートレートと背景のレイヤー合成は、より繊細で卓越したパフォーマンスを実現します。

写真のさまざまなレイヤーがより際立ち、ストーリー性のあるエネルギーに満ちています。

この優れたポートレート大型モデルは、様々な複雑な光環境にインテリジェントに対応し、ポートレートに真の質感と色彩を取り戻し、傑作ポートレートを簡単に撮影することができます。

Xiaomi 14 Ultraは、23mmから75mmの焦点距離範囲でポートレート撮影ができる、まったく新しいマスターポートレートモードを搭載しています。

奥行きやディテールが強調され、より自然なボケ味のあるポートレート写真を撮影できます。

16ビットUltraRAW

Xiaomi AISPを利用することで、Xiaomi 14 Ultraは16ビットDNG写真のキャプチャを可能にし、オリジナルの光と影のニュアンスを保持します。

この機能は、プロの写真家が後処理をする際に特に便利です。

カスタム写真撮影スタイル

絞り、シャッタースピード、ISO、露出値、焦点距離、色温度、フォーカス、その他のパラメーターをプロフェッショナルモードで好みに合わせてカスタマイズできます。

いわゆるマニュアルモードでの撮影が可能です。

Xiaomi 14 Ultra Photography Kit

  • 写真撮影グリップ
  • USB-C接続
  • デコレーションリング
  • 67mmフィルターアダプター

購入特典として、Xiaomi 14 Ultraを購入した方全員に本製品をプレゼントするそうです。

MasterCinema

Xiaomi 14 UltraのMasterCinemaは、10ビットRec.2020でハイダイナミックレンジの動画を記録します。

ハイライトとシャドウの両方でより多くのディテールを捉えて、人間の視覚に近いダイナミックレンジでHDRスクリーンに表示します。ワンタップするだけで、映画のような色調と洗練されたグレースケールの素晴らしい動画を作成でき、コンテンツ制作をプロのレベルに引き上げることができます。

主な仕様

機種名Xiaomi 14 Ultra
サイズ高さ:161.4mm幅:75.3mm厚さ:9.20mm
重量219.8g
カラー・ホワイト
・ブラック
OSAndroid 14(Xiaomi HyperOS)
CPUSnapdragon 8 Gen 3
RAM16GB
ROM512GB
アウトカメラライカ メインカメラ
LYT-900約5,000万画素3.2μm 4-in-1スーパーピクセル23mm相当の焦点距離F値1.63~F値4.0無段階可変絞り光学式手ブレ補正(OIS)ALD1インチセンサーサイズ8PレンズAF
   
ライカ 75mmフローティング望遠カメラ
約5,000万画素F値1.875mm相当の焦点距離光学式手ブレ補正(OIS)フローティング望遠レンズ10cmマクロ撮影をサポートIMX8586PレンズAF
   
ライカ 120mmペリスコープカメラ
約5,000万画素F値2.5120mm相当の焦点距離光学式手ブレ補正(OIS)30cmマクロ撮影をサポートIMX858AF
   
ライカ 12mm超広角カメラ
約5,000万画素122°FOV12mm相当の焦点距離F値1.85cmマクロ撮影をサポートIMX8587PレンズAF
インカメラ約3,200万画素インディスプレイセルフィーカメラ
F値2.01/3.14インチセンサーサイズ90°FOV
動画撮影・60fpsで最大4KまでのDolby Visionによる動画撮影
・30fpsで最大4KのHDR動画撮影
・8K(7680×4320)動画撮影(30fps)
・4K(3840×2160)動画撮影(24fps、30fps、60fps、120fps)
・1080p(1920×1080)HD動画撮影(30fpsまたは60fps)
・720p(1280×720)HD動画撮影(30fps)
・最大4Kのウルトラナイトビデオ(24fps)
スローモーションビデオ:
メインカメラのサポート内容:
720p 120fps、240fps、480fps、960fps、1920fps 1080p 120fps、240fps、480fps、960fps、1920fps 超広角/望遠/ペリスコープカメラのサポート内容: 720p 120fps、240fps、960fps 1080p 120fps、240fps、960fps
ディスプレイWQHD+ 6.73インチAMOLED
最大輝度3000nitピーク輝度
リフレッシュレートダイナミック1~120Hz
バッテリー容量5000mAh
急速充電90Wハイパーチャージ
ワイヤレス充電
生体認証画面内指紋センサー/AI顔認証ロック解除
SDカード
イヤホンジャック
防水・防塵性能IP68
ナビゲーションと測位GPS:L1+L5Galileo:E1+E5a | GLONASS:G1 | Beidou | NavIC:L5A-GPS補助側位 | 電子コンパス | ワイヤレスネットワーク | データネットワーク | SAP
充電端子USB Type-C
おサイフケータイ非対応
SIMデュアルSIM(nano SIM + nano SIM)
ネットワーク帯域2G:GSM:850/900/1,800/1,900MHz
3G:WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
4G:LTE FDD: 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/66
4G:LTE TDD: 38/40/41/42/48
5G:n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/48/66/77/78/79
*B66/N66ナローバンド、UL:1710~1780、DL:2110~2180。
4×4 MIMOをサポート
Bluetooth
コーデック
SBC/AAC/AptX/AptX HD/AptX Adaptive/LDAC/LHDC 5.0
発売日2024年5月16日予定
価格199,900円
  • Xiaomi HP参照

Xiaomi 14 Ultraの公式HP

所感

Xiaomiも「これは、もはやカメラです。」と言っています。

ライカと共同開発したコンデジと言っても良さそうなスペックです。

違うのは一眼ではなく、4眼であるということです。

レンズを分けて焦点距離を変えています。

メインカメラがソニーの1型CMOSセンサーで、23mm相当、F値1.63~F値4.0無段階可変絞り、光学式手ブレ補正(OIS)を搭載。

その他3つのカメラは、ソニーのIMX858センサーで、超広角(12mm相当・F1.8)、3.2倍望遠(75mm相当・F1.8)、5倍望遠(120mm相当・F2.5)という構成になっています。

スマホは大体複数レンズで広角や望遠を切り替えているので、その流れですね。

メインカメラ以外のセンサーサイズは1/2.51型で、画素数は5,000万画素で4カメラ共通となっています。

4つのカメラとデジタルズームを組み合わせて、120倍までシームレスにズーム可能とのことです。

超広角カメラ以外には、光学式手ブレ補正も搭載しています。

2つの望遠カメラでは、マクロ撮影にも対応し、フローティング望遠レンズを採用した3.2倍望遠カメラは10cmの、ペリスコープ式の5倍望遠カメラは30cmのマクロ撮影が可能です。

撮影機能としては、ポートレードモードに『ライカ演出』が組み込まれた。「マスターレンズシステム」が追加され、渦巻きボケやソフトフォーカスを演出するモードが選択できるようになっています。

また色味の調節ができる「ライカフィルタ―モード」も搭載されています。

そのほか16bitのUltra RAW記録も可能としてたり、本当にカメラさながらの機能モリモリです。

また、簡単な組み立てにより、スマートフォンをカメラのように“変身”させられる「Photography Kit」をオプションで用意していてこれを装着するとまるでコンデジカメラのような佇まいになります。

日本では「Xiaomi 14 UItra」を購入すると、22,000円相当の「Photography Kit」がもれなくもらえるそうです。

 
    
コンデジカメラとしてみても魅力的ではあります。

開放F値が1.63と明るく、ボケ味のある撮影もできそうです。

私の持ってる最もF値の小さいレンズ、NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 よりも開放F値が小さいのは凄いですね。

しかもこの価格でライカの雰囲気が味わえるのであれば、ある意味安いともいえます。

  
    
ただ、今回はカメラ目線で見るのでもう少し冷静になる必要があります。

私の持っているAPS-Cセンサーのカメラ Nikon Z fc 16-50mm F/3.5-6.3 VR のレンズキットは、Amazonで14万円弱で購入できてしまいます。

    
SONYα6400 パワーズームレンズキット は、12万円強で購入できます。

   
      
カメラセンサーのAPS-Cセンサーサイズは1インチセンサーよりもかなり大きなセンサーです。

詳しくは以下の記事をご参照ください。センサーサイズの説明があります。
  ↓

   

やはり純粋にカメラとして考えると、リセールバリュー・将来性の観点からAPS-Cのカメラを購入した方が幸せになれると思います。

スマホはほぼ1年ごとに新製品が発売されます。

そうすると今のスマホの最新機種はいずれ型落ちになり、価値も下がってしまいます。

カメラは資産性があるのでそこまで価値は下がりませんし、新しい機種の発売期間ももっと長いです。

また、レンズを買い足せば将来的に新たな楽しみ方が出来ていきます。

カメラとして見るのであれば、APS-Cカメラを買う方が良いと思います。

「Xiaomi 14 UItra」をコンデジカメラとして見ても高額な部類だと感じます。

これは見方にも寄りますが。

   
     
そして、「Xiaomi 14 UItra」を高機能カメラ付きスマホと考えても高額ではあると思います。

ただ、iPhoneを買うなら断然「Xiaomi 14 UItra」の方がカメラ性能・その他の性能には満足すると思います。

   
     
この発表を見た時は心が躍らされましたが、一旦冷静になりました。

最近、SONY α7C II を購入したばかりなので、さすがに199,900円は出せないですね。

Amazonで予約購入するとスマホの下取りキャンペーンがあって、最大10万円で下取りがあるようです。

私が今使っているスマホ Pixel 8 Pro 128G は8万円の下取り価格でしたが、Xiaomi 14 UItra はおサイフケータイに非対応なので下取りには出せません。

カメラとして見ても結構魅力的ではありますが、おサイフケータイに非対応だったり、約20万円と価格も高く、Pixelのように発売時に大々的な値引きキャンペーンもないのでちょっと購入までは至らないですね…。

 
       
アップルのiPad Proが発表になった際に、Xiaomiは「20万円も必要ですか?」として、名前こそ出さなかったものの同社新製品について『煽り』の疑問を投げかけていました。

そしてシャオミが新型のAndroidタブレット「Xiaomi Pad 6S Pro」を発表したんです。

144Hz対応の12.4インチ液晶ディスプレイ(3048×2032)で、SoCは「Snapdragon 8 Gen2」を採用していて、以下の価格です。

  • 8GB+256GBモデル 69,800円
  • 12GB+512GBモデル 84,800円

そのXiaomiなのに…、

フラッグシップスマホは約20万もするので、逆にXiaomiさんに「20万円も必要ですか?」と言いたいですねw。

もう少し価格何とかならなかったのでしょうか…。

   
    
ただ、ようやく待望のフラッグシップ機の日本導入が実現したのは大きな進歩と思っており、今後が楽しみです。

私は買えないですが、どうかそれなりに売れて、今後もスマホのフラッグシップ機が日本で継続的に販売されることを切に願っています。

それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

 
  

※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

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