AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
最近、ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラα7cⅡを購入しましたが、キットレンズはFE 28-60mm F4-5.6です。
そこにSONY 単焦点レンズ FE 50mm F2.5 G を追加し、望遠ズームレンズとして TAMRON(タムロン) 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD を購入しました。
今となっては、キットレンズは不要だったかもしれません。
キットレンズは非常にコンパクト・軽量で良いんですけどね。
今回は、広角側のズームレンズとして TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD のレビューをします。
2023年10月の発売で比較的新しいレンズです。
実際に自分で購入して使用したレビューなので是非参考にしてみてください。
●ズームレンズ TAMRON(タムロン) 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD のレビューは、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】ズームレンズ TAMRON(タムロン) 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD レビュー。非常に万能な神レンズです!
●単焦点レンズ SONY FE 50mm F2.5 G のレビューは、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】単焦点レンズ SONY FE 50mm F2.5 G レビュー!
●SONY α7C II のレビューは、以下をご参照ください。
→SONY α7C II レビュー。開封、ファーストインプレッション! 【カメラ成長記】
●Nikonカメラ Z fc のレビューは、以下をご参照ください。
→Nikon Z fc レビュー。開封、ファーストインプレッション! 【カメラ成長記】
●Nikonカメラ Z30 のレビューは、以下をご参照ください。
→Nikon Z30 レビュー 開封、ファーストインプレッション! 【カメラ成長記】
●標準ズームレンズ NIKKOR Z 24-70mm f/4 S のレビューは、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】標準ズームレンズ NIKKOR Z 24-70mm f/4 S レビュー!
●ズームレンズ NIKKOR Z DX 18-140mm f3.5-6.3 VR のレビューは、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】ズームレンズ NIKKOR Z DX 18-140mm f3.5-6.3 VR レビュー!
●Nikon 単焦点レンズ NIKKOR Z 40mm f2 のレビューは、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】Nikon 単焦点レンズ NIKKOR Z 40mm f2 レビュー!
●NIKKOR Z DX 24mm f/1.7のレビューは、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】Nikon Z30 レンズ NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 レビュー!
●クローズアップフィルターの紹介は、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】クローズアップフィルター紹介。マクロレンズいらずで手軽にマクロ撮影!
●カメラの基本と選び方については、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】カメラの基本と選び方について
●写真の構図については、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】写真の構図について、まとめてみた!
●写真撮影のポジション(位置)とアングル(角度)については、以下をご参照ください。
→【カメラ成長記】写真撮影のポジション(位置)とアングル(角度)について、まとめてみた!
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD レビュー 結論
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD レビューの結論は以下です。
- 超広角から標準域の17mm~50mmをカバーしており、普段使いにちょうど良い
- 価格が割とお手頃である
- ズームレンズにしては重量も軽く持ち出しに便利
- インナーズームが便利
- 画質も良い
- 全てを1本ではまかなえない
以下、レビュー結論に至った理由を説明していきます。
結論に至った理由①:万能ズーム
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD は、超広角から標準域までの17mmから50mmをカバーしているので、旅行など景色を撮りたい際には非常に使い勝手の良いレンズです。
超広角、標準とそれぞれ単焦点レンズで揃えると、都度レンズの交換が必要になってきます。
しかしながら TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD ならレンズ交換なしで超広角から標準域までカバーできます。
今までは超広角と標準域はレンズ交換をして使い分けるものだったのですが、超広角も標準域も1本でカバーしてしまうかなり稀有な存在のレンズです。
これは自分にとってとても有用性が高いです。
広大な景色の撮影には欲しい画角が全てまかなえます。
全ての画角をF値:F4で固定できるのも良いと思います。
最短撮影距離も広角側で19cm、標準側で30cmなので結構寄れるのも良いです。
テーブルフォトにも気軽に使えますね。
非常に万能で稀有なレンズだと思います。
旅行には、同じくTAMRON(タムロン)28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD と、この TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD を持っていこうと思います。
旅行ではこの2つのレンズでほとんど事足りると思います。
結論に至った理由②:コストパフォーマンス
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD は、その便利な焦点距離の割に結構お手頃な価格です。
Amazonでは2024年5月1日現在、新品が85,249円です。
私は2024年4月にAmazonで新品を86,110円で購入しました。
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD の中古価格としては、2024年5月1日現在マップカメラさんの美品で82,800円くらいです。
中古でも新品とあまり価格が変わらないですね。
比較的最近発売のレンズなので、状態の良い中古が多いのかもしれませんね。
また、新たなカメラやレンズを購入する際は、不要なカメラやレンズを買い取ってもらって購入資金を作るのも良いと思います。
カメラやレンズは資産性があるので、割と高く買い取ってもらうことが可能です。
結論に至った理由③:軽量
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD は、こんなに超広角から標準域の焦点距離をカバーしていながら重量は460gしかありません。
決して小さなレンズではありませんが、大きさの割には軽量です。
旅行等でもカメラにつけっぱなしでネックストラップで首からぶら下げても問題ないレンズだと思います。
結論に至った理由④:インナーズーム
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD は、インナーズームなのでズームしてもレンズがにゅ~っと伸びてきません。
私は動画はまだやっていないのですが、カメラをジンバルに乗せて動画撮影する人にはズームで重量バランスが崩れないので便利なんだろうと思います。
また、ズームレンズは首からぶら下げて歩いていると、レンズが勝手に伸びてきてしまうことがあるようです。
インナーズームだとその心配がないのも良いと思います。
結論に至った理由⑤:良い画質
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD の画質は、良いと思います。
カメラ初心者の私なので細かい描写性能までは語れませんが…。
PCmag レビューのサマリーを引用しておきます。
PCmag:Tamron 17-50mm F4 Di III VXD Review
- 外観:ズーム操作で前玉が鏡筒内で前後する。花形フードが付属。USB-Cポート経由でコントロールのカスタマイズが可能。
- 構造:プラスチック鏡筒だが十分な堅牢性。フッ素コーティング・防塵防滴。
- 携帯性:ズーム操作による全長の変化がない。α7R V装着でバランス良好。
- 操作性:スイッチ無し。AFLボタン搭載。ズームリングの操作には少し力が必要。
- AF:きびきびとした動作。わずかなフォーカスブリージング。
- MF:フォーカスリングは適度な抵抗感。回転方向と応答性は設定変更が可能。
- 手ぶれ補正:非搭載。
- 解像性能:広角側の中央でF4は4200本、F8で4700本となる優れた性能。17mm端で低下が見られる。35mmはF4で3650本、F5.6で4000本となり、50mmも同様。35mmや50mmは均質性が高いが、17mmほどシャープではない。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:最高とは言えず、色づきや縁取りが目に付く。コントラストが高い玉ボケには注意。
- 軸上色収差:目立たない。
- 倍率色収差:目立たない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:未補正では大きな樽型。
- 周辺減光:未補正では目に付くが自動的に修正できる。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:フレアやゴーストがなく良好。
- 光条:F16まで絞ると綺麗な光条。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:低価格で優れた画質で小型軽量。多目的で手ごろな価格のズームレンズ。
- 競合について:競合モデルが存在しない。風景撮影ならシグマ16-28mm F2.8の広角側がより良好。ボケはソニーGが良好。
写真の腕前はまだまだ初心者ですが、いくつか作例を載せておきます。
α7cⅡに装着して撮影しました。
全てJPEG撮って出しです。
結論に至った理由⑥:1本で全てをまかなえない
この1本では望遠側はまかなえません。
確かに望遠側も欲しくはなるのですが、そんな広範囲を1本でまかなえるレンズはないので、これは仕方ないですね。
外観
開封
箱は白色でシンプルな箱です。
白い紙に包まれてレンズが梱包されています。
外観
レンズの外観はこんな感じです。
「17mm」「20mm」「24mm」「28mm」「35mm」「50mm」の焦点距離が印字されています。
広角端:17mmから標準端:50mmまでの回転量は90度もないなので、一回の動作で素早く焦点距離を変更可能です。
私はレンズ保護フィルターも購入しました。
ケンコー(Kenko) 67mm 撥水レンズフィルター PRO1D です。
主な特徴
高い光学性能
レンズ構成は13群15枚です。
LD (Low Dispersion:異常低分散)レンズ(3枚)、GM (ガラスモールド非球面)レンズ(1枚)、複合非球面レンズ(2枚)などの特殊硝材を効果的に配置し、色収差をはじめとする諸収差を効率よく抑制しています。
小型・軽量ボディとインナーズーム機構が叶える、快適な撮影体験
質量460g、長さ114.4mmとコンパクトで、カメラボディと組み合わせてもバランスの良いサイズ感を実現しています。
また、撮影時の重心変化を最小限に抑える全長固定のインナーズーム機構により、静止画や動画撮影時のフレーミングや、ジンバルなどの動画機材とのバランスが取りやすくなっています。
ポータブルな17-50mm F4は、簡易防滴構造、最前面と最後面の防汚コートも採用しており、登山やアウトドアなどの自然環境下でも活躍します。
静粛性に優れた高速・高精度AF
AF駆動には、リニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用しています。
高速な動作とともに、0.005mm単位の位置精度を実現しています。
加えて、駆動時の動作音も静かなため、静粛性が求められる場面での静止画・動画撮影でも安心して使うことができます。
最短撮影距離0.19m
最短撮影距離は、広角端で驚異の0.19m(最大撮影倍率1:4.6)、望遠端で0.3m(最大撮影倍率1:3.8)を実現しています。
広角端17mm側のワーキングディスタンスはわずか約5.7cmと、被写体へ思いきり接近できます。
専用ソフトウェアTAMRON Lens Utilityに対応
専用ソフトウェアTAMRON Lens Utility(パソコン版・AndroidOS用モバイル版)が新たに利用可能です。
本機能を活用することで、レンズのカスタマイズやカメラ機能の割り当て、最新ファームウェアへのアップデートが可能です。
またモバイル版にも対応しており、レンズに触れることなく各種機能を使うことが可能です。
ただし、モバイル版ではレンズのファームウェアアップデートには対応していないようです。
LD(Low Dispersion: 異常低分散)レンズ
シャープネスを低減させる色収差の原因となる分散性(屈折に伴い白色光が虹色に分光する特性)が非常に低い、低屈折のガラス素材を使用したレンズです。
特に望遠側で問題になる軸上色収差や広角側で問題になる倍率色収差を低減しています。
防滴用シーリングが、外部からの水滴侵入を防止
レンズ鏡筒の可動部、接合部の各所に防滴用のシーリングを配することで、外部から侵入する水滴を防ぎます。
耐久性にも優れた汚れ防止コーティング
最前面のレンズに撥水性・撥油性にすぐれたコーティングを施すことで、レンズ表面に付着した汚れを簡単にふき取ることができます。
また、耐久性にも優れているため、その効果が長く持続します。
高速かつ精緻なAFを可能にする、独自開発のステッピングモーターユニット
RXDはモーターの回転角度を精密に制御できるアクチュエーターで、減速ギアを介することなくダイレクトにフォーカス用レンズを駆動できます。
加えて、レンズ位置を高精度に検出するセンサーとの組み合わせで、高速かつ精緻なAFが可能になります。
動きのある被写体を的確に捉えるだけでなく、動画撮影でもその力を発揮します。
静粛性にもすぐれており、室内撮影など駆動音が気になる場面にも最適です。
レンズ構成図
MTF
主な仕様
製品名 | 17-50mm F/4 Di III VXD |
画角(対角画角) | 103°41′-46°48′ <35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ使用時> |
レンズ構成 | 13群15枚 |
最短撮影距離 | 0.19m (WIDE) / 0.3m (TELE) |
最大撮影倍率 | 1:4.6 (WIDE) / 1:3.8 (TELE) |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径 | Φ74.8mm |
長さ *1 | 114.4mm |
質量 | 460g |
絞り羽根 | 9枚 (円形絞り)*2 |
円形絞り | 〇 |
最小絞り | F22 |
対応マウント | SONY E マウント |
付属品 | •花型フード •レンズキャップ |
- 1 長さ=レンズ先端からマウント面まで
- 2 絞り開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保ちます
※TAMRON 公式HP参照
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD レビュー まとめ
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD のレビューをまとめると以下です。
- 超広角から標準域の17mm~50mmをカバーしており、普段使いにちょうど良い
- 価格が割とお手頃である
- ズームレンズにしては重量も軽く持ち出しに便利
- インナーズームが便利
- 画質も良い
- 全てを1本ではまかなえない
TAMRON(タムロン) 17-50mm F/4 Di III VXD の最大の魅力は、超広角17mmから標準域50mmまで1本でカバーできるということです。
私には画質も充分満足できるレベルです。
しかもそれでいて価格もお手頃です。
ソニー純正のGやGMレンズはお高いですからね…。
ズームレンズとしては軽い方です。
今度旅行に行く時はこのレンズとTAMRON(タムロン)28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD を一緒に持っていこうと思います。
NikonのAPS-Cからフルサイズをソニーにしたので、またEマウントのレンズを揃える必要があります。
あとは物撮り用のマクロレンズも欲しいところです。
いやぁ~、レンズも見だすとキリがないですね。
私は思い切ってネットでレンズを購入してしまいましたが、迷っている方は一度レンタルして使ってみてから判断するのでも良いかもしれません。
新品で購入するのが高い場合は、中古品を狙うのもアリだと思います。
レンズは中古品でも大きな問題がないためです。
私も何度かフリマサイトなどで中古品を購入しています。
また、せっかくカメラを買ったのなら基本から学んで上達したいですよね。
せっかくなら写真のプロに教えてもらうのが良いと思います。
私もオンライン講座を受講してかなり勉強になりました。
これからもまだまだ写真撮影技術を向上させていきたいと思います。
これからも「カメラ」カテゴリーでは、私の【カメラ成長記】としてブログを随時更新していきます。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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