AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
私は DENON DHT-S217 を2023年4月に購入して6ヵ月以上使用しています。
今回は、 DENON DHT-S217 の更なる音質向上策を6つ紹介します。
●DENON DHT-S217 が価格に見合った価値がある理由は以下の記事で紹介させていただきました。
→「爆売れサウンドバー DENON DHT-S217 は購入価値あるか?」
●実際の音質はどうなのか?実際の音質向上策後の音を空気録音している記事も参照ください。
→「爆売れサウンドバー DENON DHT-S217 レビュー 実際の音質はどうなのか?」
はじめに
せっかく DENON DHT-S217 を購入したので、安価な製品とはいえコストパフォーマンスにはこだわりがあるので、できるだけ音質向上を極めてみたいと思いました。
今までのオーディオ知識を活かして以下の様々な音質向上策を試していきます。
音質向上策1:サウンドバーの設置位置
サンドバーの設置位置が重要
サウンドバー本体はテレビの前に置き、テレビ台の前面に合わせて設置するのが良いです。
奥に置きすぎると、音がテレビ台に反射して上に抜けていってしまったり、テレビ台に音が反射する際に雑音が混ざってしまうことがあります。
音質向上策2:インシュレーターの導入
インシュレーターをサウンドバーの下に設置する
「インシュレーター」はスピーカーやサウンドバーと接地面の間に挟むことで振動を抑え、音質を向上できるアクセサリーです。
DHT-S217は底面に内蔵のサブウーハーがあるため、そのままラックの上に置くだけだと、低音がテレビ台に響いてしまうため、低音のボワつきや濁りが出てしまいます。
DHT-S217の下にインシュレーターを設置したほうが低音の締りが出ます。また中高音にも影響があり、中高音のクリアさが増します。
私はオーディオテクニカのAT6099と逸品館さんのオリジナルブランドのAIRBOWのMETAL-BUBBLE/Mを使用しています。
METAL-BUBBLE/Mの方がAT6099より高さが少し高いため、AT6099を後ろに、METAL-BUBBLE/Mを前面の設置して少し上向きに傾けています。
音質向上策3:電源ケーブルの変更
電源ケーブルを変更
電源ケーブルの交換はオーディオマニアには普及した考え方ですが、一般の方にはなじみがなく、「本当に効果あるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
不思議なのですが、理論的にはともかく、実際に電源ケーブルを変えると確かに音が変化するのです。
耳の良い方だとその変化に気付けると思います。
全体のノイズが減り音像のくっきり感が増す感じです。
私は逸品館さんのCPSC-M(メガネタイプ)を使用しています。現在、生産完了になっているので殘念です。
※まだ在庫がある分はショッピングサイトで販売しているようです。
この製品に限らず安価なものでも良いので付属されてきた電源ケーブルを変更するだけで、音質が向上します。
DENON DHT-S217 の電源ケーブルを購入する場合は、「メガネ端子型」のものをご購入ください。
音質向上策4:HDMIケーブルの変更
HDMIケーブルの変更
これも電源ケーブル同様に疑問ある方もいらっしゃるかと思いますが、実際にHDMIケーブルを変えてみると確かに変化を感じることが出来ます。
サウンドバーからTVへの接続ケーブルなので、音質向上というよりも画質向上に恩恵があります。
TVのHDMI端子にゲーム機やFireTVなどを刺して、サウンドバーから音を出す場合は、音質向上にもなると思います。
私は「DHT-S217」のHDMI出力端子(eARC )からテレビのARC端子に接続するHDMIケーブルを変更しました。
私が購入したのは「unibrain バージョン2.1HDMIケーブル 1.5m(4K/8K対応)UltraHD・eARC・48Gbps対応」という製品です。
これはプロケーブルというサイトでおすすめされていたケーブルです。
Amazon FireTV 4K MAXの画質が少し向上し、より解像感が高くなりくっきり見えるようになりました。
音質向上策5:アイソレーション電源トランスの導入
これは少し値段が張る手段です。これもプロケーブルさんで紹介されていたものです。
私が導入したのは、「アイソレーション電源トランス600W・100V専用仕様・ギタリスト電源」という製品です。
価格は47,800円~ です。
これも不思議に思うかもしれませんが、実は今回の音質向上策の中では2番目に大きな効果がありました。
サウンドバーから出る音全体のノイズ感がはっきりと減り、人の音声などがくっきりと聴こえるようになりました。
人がしゃべる声がよりクリアに聴こえます。
また、全体に音のノイズ感が減り、よりクリアさが増し、音像がくっきりし、音質は確実によくなっていると明らかに実感できます。
このアイソレーション電源は100Vのコンセントが2つあるので、一つはプリメインアンプ(DENON PMA-2500NE)を直接接続し、もう一つは電源タップ(Chikuma PSB-600TRB)に接続しています。
その電源タップからサウンドバー「DHT-S217」の電源を取っているので、アイソレーション電源による音質向上の恩恵を受けることができます。
●アイソレーション電源トランスのレビューは、以下記事をご参照ください。
→導入効果絶大。これは凄いぞ!! アイソレーション電源トランス レビュー
音質向上策6:サブウーハーの導入
私はかつて、リアルな5.1chのホームシアターを構築していました。
その際に逸品館さんでサブウーハーを購入し持っていました。
私が所有しているのはAUDIO-PROの「B2.27 Mark2」という製品です。
逸品館さんで7万円くらいだったと思います。
しばらく使用する機会がなかったのですが、DENON DHT-S217 にはサブウーハー端子があるので、せっかくだったら繋いでみようと思い接続して使っています。
これは効果絶大です。今回の音質向上策の中では1番の効果です。
低音の迫力も増し、低音だけでなく中高音のダイナミックさも増します。特に映画を観る際は爆発音などの迫力が全然違います。
私と同じように既にサブウーハーを所有している方は、DENON DHT-S217 に接続することを強くおすすめします。
また、サブウーハーなんて持ってないよ、という方にもお金に多少余裕があるのであれば安価なものでも購入されることをおすすめします。
最近のサウンドバーはサブウーハー付きの製品も多くなっており、大体はワイヤレスでの接続です。
いずれ「DHT-S217」もサブウーハー付きの上位機種に買い替えすることも考慮に入れるのであればできるだけ安価なものを購入しておいた方が良いかと思います。
私もいずれそういった製品にグレードアップした際は、このサブウーハーが意味をなくしてしまいます…。
そこで、メーカーさんにお願いです。
サブウーハーをセット販売するのではなくオプション販売にして、サブウーハーを付けるか不要かを選択できるようにして、サウンドバー本体にはサブウーハー端子をつけて欲しいです。
そうすれば既に持っているサブウーハーを無駄にしなくて済みます。
DENON DHT-S217 はサブウーハーを接続することでサウンドバーとして完全体になります!
※サブウーハーに関する記事は以下もご参照ください。
→サウンドバー環境にサブウーハーは必要なのか?
まとめ:コスパ最強の DENON DHT-S217 は、まだまだ音質向上可能!
安めな製品とはいえ、せっかく DENON DHT-S217 を購入したので少しでも音質を向上したいとあれこれ試してみました。
これらの策を講じることにより確実にDENON DHT-S217 の音質は確実に向上し、テレビの音も「凄く音が良いなぁ」と日々感じています。
また、これで観る映画も迫力と臨場感があり大変良いです。
少しでも参考になればと思い、今回は DENON DHT-S217 の音質向上策を記載させていただきました。
元々低価格ながら高音質の DENON DHT-S217 ですが、これらの音質向上策を実施することでまだまだDENON DHT-S217 の音質向上は可能です。
今回の6つの音質向上策を全てでなくても良いので、できる策から色々と試してみてください。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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