Wi-Fiルーター Archer AX80 レビュー。通信速度向上しました!

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TP-Link Archer AX80

AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。

今まで使用してきたWi-Fiルーター(TP-Link Archer C9)の調子が悪くなりました。

突然Wi-Fiが切れるようになりました。

ルーターを再起動すると復旧しますが、翌日にまた切断された状態に…。

2017年に購入したWi-Fiルーター(TP-Link Archer C9)ですが、そろそろ寿命かと思い買い換えました。

今回購入したのは、TP-Link Archer AX80 です。

今回、TP-Link Archer AX80 を実際使用してみてどうだったのかをお伝えしていきます。

実際に自分で購入して使用したレビューなので是非参考にしてみてください。
   

●Wi-Fiメッシュ対応中継器のレビューは、以下をご参照ください。
無線LAN 中継器 TP-Link RE705XA レビュー。ついに我が家もメッシュWi-Fi化!

目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電) エグゼクティブ等級
オーディオ歴40年以上。
ホームシアター歴15年以上。
2chのピュアオーディオで音楽を、サウンドバーでホームシアターを楽しんでいます。
コストパフォーマンスにはこだわりがあり、安価な製品でも徹底的に音質を向上させる策を試行錯誤しています。
オーディオ・ビジュアル(AV)ライフの楽しみの輪を広げたいと思っています。

以前のWi-Fi環境

我が家は4LDKのマンションで、LANの口が一番端の部屋にしかありません。

LANの口がある部屋はリビングから一番遠い部屋です。

どうしてもリビングだと電波が弱くなるので、中継器(TP-Link RE305)を廊下に設置していました。

いわゆるコンセント直刺しのタイプです。

 
当時の中継器は、WiFiメッシュではないので、単純に中継する機能しかありませんでした。

そのため、中継器に接続しようと思うとアクセスポイント(SSID)を切り替える必要がありました。

ルーター自身と中継器で別々のSSIDがある状態でした。

ルーターに近い私の部屋ではルーターのSSIDで接続し、ルーターから離れたリビングでは中継器のSSIDで接続していました。

また、5GHzと2.4GHzでもSSIDが別になっていました。

  • Wi-Fiの通信帯域は5GHzと2.4GHzがあり、5GHzの方が通信速度が速いです。
    その代わり5GHzは、壁や扉などの障害物に弱く遠くなるほど減衰してしまいます。

TP-Link Archer AX80 レビュー 結論

TP-Link Archer AX80 は、実際に使ってみて価格に対して通信速度も速く、アクセスポイント(SSID)の繋ぎ直しも不要でおすすめできます!

TP-Link Archer AX80 レビューの結論は以下です。

  • WiFi6対応で通信速度が向上した
     
  • SSID一つで5GHzと2.4GHzの自動切替可能
      
  • やっぱりTP-Linkは信頼性が高い
      

この後、レビュー結論に至った理由を詳細に説明していきます。

結論に至った理由①:速度向上

私がブログを書いている部屋はルーターから距離が近く、5GHzで通信しています。

明らかに以前のルーターに比べて体感で速度が速くなりました。

Webページの表示がかなり速いです。

また、カメラで撮影した写真のダウンロードも速くなりました。

おそらく数値で速度を表すと少しの差だとは思いますが、体感としては速くなっています。

また、TP-Link Archer AX80 はWiFi6対応なので、同じくWiFi6対応のスマホ(Google Pixel 8 Pro)だと更に速さを体感できました。

  • 以前のルーターでの通信速度を計っていませんでしたので、数値比較ができていません。

結論に至った理由②:通信帯域の自動切替

「以前のWi-Fi環境」でも記載しましたが、以前は5GHzと2.4GHzで接続先を変更する必要がありました。

しかし、TP-Link Archer AX80 では同じSSIDで自動で5GHzと2.4GHzが切替可能です。

5GHzの電波が弱いと自動で2.4GHzに切り替わって接続してくれます。

私の部屋での接続(スマホ)

 

リビングでの接続(スマホ)⇒同じ接続先で自動で2.4GHzに切り替わった

 
これはかなり便利ですね。

結論に至った理由③:信頼性

以前に使用していたWi-Fiルーター TP-Link Archer C9 は、使用している間は通信も安定しており、6年半くらい使えていたので信頼性が高いと思います。

TP-Linkは、1996年に設立されたシンガポールに本社を置くグローバル企業です。

信頼性の高いネットワーク製品や周辺機器をグローバルに販売しています。

無線LAN製品の世界シェアは45%以上で、1万円以内でのWi-Fi6対応の無線ルーターの販売シェアは、「BCNランキング2021年上半期」でNo.1です。

私の使用経験上、TP-Linkは信頼性が高いと思っています。

そう思い、今回も同じTP-Link製の製品を購入しました。

TP-Link Archer AX80 の残念なところ

残念なところは以下です。

  • やはり5GHzでのリビングでの通信は難しい

  
これはTP-Link製品に限らず、我が家の環境上仕方のないことだと思います。

というくらいほぼ残念なところはありません。

今後は、リビングでの5GHzでの高速通信に対応すべく、メッシュ対応の中継器の導入を検討しています。

メッシュWi-Fi とは

メッシュ(Mesh)Wi-Fiとは、網目(メッシュ)のようにネットワーク機器がつながり合う通信形態です。

通信経路のどこかで障害が発生しても、障害地点を迂回し正常に通信できるなど、障害に強く信頼性が高いのが特長です。

メッシュによる通信形態は、有線と無線(Wi-Fi)によるものがありますが、特に無線(Wi-Fi)でネットワーク構成をしたものを、「メッシュWi-Fi」といいます。

Wi-Fiの死角をなくし、家じゅうどこでも途切れない接続を提供するために構築されたシステムです。

従来のルーターでは単一のポイントからWi-Fiを送りますが、メッシュWi-Fiシステムでは複数のアクセスポイントを設置することで、より広範囲までWi-Fiを行き渡らせます。

1つのDecoユニット(メッシュWi-Fiユニット)がモデムに接続すると、そのユニットがメインハブとなり、他のDecoユニット(「ノード」や「サテライト」と呼ばれます)はメインハブのWi-Fi信号を捕まえて再配信します。

その結果、どこにいても強力なWi-Fi信号を提供する効率的なWi-Fiネットワークが実現します。

メッシュWi-Fi と 中継機 との違い

中継器

Wi-Fiエリアを拡張する場合に、「中継機」と呼ばれるWi-Fiネットワーク機器を利用する場合があります。

中継機は、Wi-Fiルーターの電波を受信して、改めて中継機自身で電波を出力し、Wi-Fiエリアを拡大します。

Wi-Fiルーターと中継機の接続は無線により行いますが、この接続は固定であり自動で変更されることはありません

また、モバイルデバイスからは、中継機の数だけ無線の接続先が見えますが、この接続は途切れそうになるまで変更されず、状況により自動で接続しなおすことはありません。

中継器は、ルーターとの接続の際にWi-Fiネットワークへの接続設定を行う必要があります

メッシュWi-Fi

中継機と同様、コントローラの電波を受信して、改めてエージェントが電波を出力し、Wi-Fiエリアを拡大します。

ただし、「メッシュWi-Fi」は、メインハブとサテライトが協調して動作するため、コントローラとエージェントは、環境の変化に応じて最適なスループットが得られるよう自動で接続先を変更しなおします。

メッシュWi-Fiデバイスには、同じネットワーク上での接続を維持するためのローミングプロトコルと、ネットワークを安定させるための自己修復や最適な経路選択等のメッシュテクノロジーが備わっています。

メッシュWi-Fiは、中継器よりも高速で効率的なWi-Fi信号の配信を実現します。

名前とパスワードは1つだけ

Wi-FiのSSIDとそのパスワードは1つだけなので、家中どこでもシームレスなWi-Fiを受信できます。

シームレスローミング

シームレスローミングにより、家のどこにいてもネットワークに接続した状態を維持できます。

ユニット間の切り替えが非常にスムーズなので、ストリーミング中に家の中を移動しても気になりません。

最適な経路選択

アダプティブルーティングを使用して、データに最適な構成と帯域を自動的に選択するため、常に最速の速度が得られます。

自己修復

メッシュWi-Fiユニットの1つがダウンしてしまった場合でも、自動的に経路を変更してオンライン状態を維持します。

  • バッファロー様、TP-Link様のHP参照

外観・付属品

パッケージ

TP-Link Archer AX80 のパッケージはこんな感じです。

外観

アンテナ内蔵型なので、置き場所に困らないシンプルなデザインです。

付属品

  • スタンド
  • 電源アダプター
  • LANケーブル
  • かんたん設定ガイド

主な特徴

高速

デュアルバンドとWi-Fi6テクノロジーに対応しおり、最大6Gbpsの高速接続で混雑のない通信を実現します。

Wi-Fi5よりも2.3倍高速です。

8つのデータストリームを備えているので、たくさんの端末を同時に繋いでも安心です。

高速有線対応

2.5Gbpsポートを搭載しており、高速インターネット回線を最大限に活かすことが可能です。

省スペース

省スペースな縦置きに対応しています。

壁掛けや横置きも可能なので、場所に合わせて柔軟に設置することが可能です。

縦置き
壁掛け
横置き

Wi-Fiを家じゅうに

4本の内蔵型デュアルバンドハイゲインアンテナが、Wi-Fi信号を遠くまで飛ばします。

さらに、接続デバイスを検出して信号を集中的に送るビームフォーミング技術によって、広いエリアをカバー可能です。

メッシュ対応

OneMeshは家のWi-Fiをシンプルかつとても便利にアップグレード可能です。

OneMeshに対応したルーターと中継器を繋げるだけでWi-Fi環境を一気に改善できます。

普通のルーターと中継器の場合
OneMeshルーター+中継器の場合

セキュリティ機能

TP-Link HomeShieldの高度なセキュリティ機能が、家族やネットワークのデータ・プライバシーを守り安全な環境をサポートします。

ネットワークスキャナー 潜在的な脅威やセキュリティ問題をリアルタイム検出
保護者による制限 オンライン時間を管理し不適切なコンテンツをブロック
QoS 利用頻度の高いデバイスが必要な帯域幅を利用可能に (デバイスに優先順位づけ)

 
TP-Link様のHP参照

TP-Link Archer AX80 の正式HP

主な仕様

ワイヤレス
規格Wi-Fi 6
IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz)
IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz)
Wi-Fi速度AX6000
5GHz:4804Mbps(802.11ax, HE160)
2.4 GHz:1148Mbps(802.11ax)
Wi-Fi範囲4LDK
デュアルバンド高性能アンテナ×4
複数のアンテナが信号を増幅させより多くの方向と広いエリアをカバーします

ビームフォーミング
クライアントに無線信号を集中させWi-Fi範囲を拡大します

高性能FEM
送信パワーを改善し信号範囲を強化します
Wi-Fi性能高(High)
デュアルバンド
最適なパフォーマンスを得るためにデバイスを異なる帯域へ割り当てます

OFDMA
複数のWi-Fi6対応クライアントと同時に通信します

エアタイムフェアネス
帯域の過度な占有を制限することによりネットワーク効率を向上させます

DFS
電波干渉の少ないDFS帯を利用できます

8ストリーム
デバイスをより多くの帯域幅に接続させます

4×4 MU-MIMO
複数のMU-MIMO対応クライアントと同時に通信します
動作モードルーターモード
ブリッジモード(アクセスポイントモード)
セキュリティ
ネットワークセキュリティSPIファイアウォール
アクセスコントロール
IP & MACバインディング
アプリケーション層ゲートウェイ

HomeShield セキュリティ
リアルタイムIoT保護
悪意のあるサイトのブロック
侵入防止システム
DDoS攻撃の防止
ホームネットワークスキャナー
ゲストネットワーク5GHzゲストネットワーク×1
2.4GHzゲストネットワーク×1
Wi-Fi暗号化• WPA3
• WPA2
• WPA
• WPA/WPA2-Enterprise (802.1x)
ハードウェア
有線ポート2.5ギガビットWAN/LANポート×1
ギガビットWAN/LANポート×1
ギガビットLANポート×3
USB対応USB 3.0ポート×1

USB共有:
Apple Time Machine
FTPサーバー
メディアサーバー
Samba サーバー
(ルーターの利用状況に応じて利用可能なHDDサイズの上限やファイル数は上下します)
ボタンLEDオン/オフボタン
WPSボタン
Wi-Fiオン/オフボタン
電源オン/オフボタン
Reset(初期化)ボタン
ソフトウェア
OneMesh™OneMesh™ 対応
OneMesh™は、ルーターや中継器を丸ごと入れ替えることなく、TP-Link OneMesh™対応ルーターと対応中継器を組み合わせてお家全体をカバーするメッシュWiFiネットワークを構築できます。
保護者による制限HomeShield 保護者による制限
プロファイル作成
プロフェッショナルコンテンツフィルターライブラリ
家族時間
就寝時間
オフ時間
利用時間割り当て
家族のオンライン時間ランキング
インターネット一時停止
週次・月次レポート
WANタイプ動的IP
静的IP
PPPoE
PPTP
L2TP
v6プラス
DS-Lite
MAP-E(OCN)
QoS端末ごとのQoS
クラウドサービス自動ファームウェアアップグレード
OTAファームウェアアップグレード
TP-Link ID
DDNS
NAT転送ポート転送
ポートトリガー
DMZ
UPnP
IPTVIGMPプロキシ
IGMPスヌーピング
ブリッジ
タグVLAN
DHCPアドレス予約
DHCPクライアントリスト
サーバー
DDNS• TP-Link
• NO-IP
• DynDNS
管理Tetherアプリ
Web管理画面(GUI)
その他
システム要件Internet Explorer 11/Firefox 12.0/Google Chrome 20.0/Safari 4.0以上の Javaに対応したブラウザ

モデム
インターネット接続契約
フレッツ光の場合は契約書
認証CE, RoHS
フィジカル
寸法200 × 189 × 59 mm

価格

2024年4月にAmazonで11,500円で購入しました。

2024年4月9日時点のAmazonでの価格は13,510円です。
※Amazonの価格は日々変動することがあります

TP-Link Archer AX80 レビュー まとめ

TP-Link Archer AX80 のレビューをまとめると以下です。

  • WiFi6対応で高速化した
     
  • 同じSSIDで5GHzと2.4GHzの切替が自動でできる
      
  • TP-Linkは信頼性がある
      
  • 5GHzでのリビングでの通信は難しい

  
TP-Link Archer AX80 は、割と安価な部類のWi-Fiルーターですが、その性能はかなり良いです。

ネットワーク自体の技術も進歩し、今やスマホやタブレットなどのデバイス側もWi-Fi6対応は当たり前になってきています。

やっとその恩恵を受けることができるようになりました。

ただ、どうしてもルーターの置いてある部屋からリビングが遠いため、リビングのFire TV Stick 4K Maxは2.4GHzでの接続になってしまいます。

5GHzは壁や扉で減衰してしまうので、ルーターのパワーが上がっても仕方のないことです。

そもそも2.4GHzは5GHzの1/4以下の速度なので、そんなに速くはありません。

Fire TV Stick 4K MaxでYouTubeを観ましたが、少しレスポンスが遅く、画像が粗い場面がありました。

今後はメッシュ対応中継器の導入を検討していきます。

それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

 
   

※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

TP-Link Archer AX80

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