AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
今回は有線イヤホンのレビューをしたいと思います。
最近購入し、DAPで音楽鑑賞する際に使用している「 Kiwi Ears Cadenza」をレビューします。
YouTubeで「かじかじさん」がおすすめしていたので、思わず買ってしまいました。
いわゆる中華製のイヤホンです。
イヤホン系を代表とするポタオデ(ポータブルオーディオ)は結構マニアな方が多い印象です。
ポタオデも好きですがメインはスピーカーベースなので、私なりの観点でレビューさせていただきます。
結論から言うと Kiwi Ears Cadenza は、5千円台の価格帯でありながら1万円台の音質がするコスパ抜群のイヤホンです。
色の展開は、グリーン、パープル、ブルー、レッドです。
私はレッドを購入しました。
月 – Moon –
●自分に合ったイヤホンの選び方は、以下をご参照ください。
イヤホン導入に至った背景
夜はスピーカーで中々、大音量で音楽・映画を鳴らせないので、夜寝る前に寝室で、一人で静かにイヤホンを使用して、大音量で音楽を聴いたり映画を観ています。
そのため、色々とイヤホンやヘッドホンを購入するに至りました。
●詳細な背景はこの記事で説明しています。
→高音質完全ワイヤレスイヤホン Technics AZ60 レビュー
主な特徴・仕様
ベリリウムドライバー搭載エントリーイヤホン
カスタムハウジングに10mm径のベリリウムドライバーを搭載しています。
※ベリリウムという金属素材は、ピュアオーディオではよくスピーカーのツィーターに使われている素材です。
軽いためレスポンスが良く、硬いので分割振動が少なくクリアーな音質を実現します。
ただし、金属に毒性があるため加工がしにくく高価になりがちです。
オーディオファイル・サウンド・バランス
Cadenzaには現代のオーディオファイルが好むバランスのとれたサウンドを生み出すための音響的なチューニングが施されています。
搭載されている10mm径ベリリウムドライバーと最適にマッチするように、3Dプリントにて成形されたカスタムデザインのハウジング構造になっています。
ハウジング素材には高品質な医療グレードのレジンが採用されています。
低音はベリリウムドライバーの特徴である響くような衝撃力とアタックスピードを維持するように調整されている一方、減衰スピードを早めています。
そのため中音は自然で余計な濁りや膨張を消しています。
中音域は、ベリリウムドライバーのスピード感により、豊かでみずみずしく、驚くほどきめ細かいサウンドに仕上がっています。
高音域のレスポンスは自然な湾曲で疲れを感じさせず、それでいて微細なディテールに溢れ、空気感のあるサウンドを実現しています。
リケーブル仕様
0.78mm 2pinのリケーブル機構を採用しており、リケーブルが可能です。
付属のケーブルは4芯編組無酸素銅ケーブルです。
主な仕様
製品名 | Cadenza |
ドライバー | 10mm口径ベリリウムダイナミックドライバー |
インピーダンス | 32Ω |
感度 | 110db |
再生周波数帯域 | 20~20,000Hz |
重量(ケーブル含む) | 20g |
重量 (ケーブル含まず) | 10g(両側) |
ケーブル | 4芯無酸素銅線 |
コード長さ | 約1.25m |
接続プラグ | 3.5mm ステレオミニプラグ |
コネクター | 2pin |
付属品
- イヤーピース3種(S/M/L各3ペア、合計9ペア)
- 取扱説明書
※ナイコム様のHPより
価格
2023年7月にAmazonで5,148円(税込)で購入しました。(10%offの割引がありました)
2023年8月18日時点では、Amazonで5,720(税込)円です。
希望小売価格と同じ価格です。
※Amazonの価格は日々変動します。
装着感
イヤホン本体が軽くてコンパクトなため、耳への収まりは良いです。
いわゆる耳掛け式の装着です。
耳掛け部分がフックになっており、耳にはフィットしやすすく、ケーブルノイズを防いでくれます。
音質評価
- 高音
高音はクリアですっきり伸びています。
多少キンキンしていますが、耳に刺さる前のギリギリのところです。
ドラムのシンバルの音は明確に聴こえます。
高音の張りは強く鳴っている感じです。
高音のキンキンさは、エージングで少し落ち着いてくると思います。
- 中音
ボーカルは張りがあり、はっきりと聴こえます。
ボーカルの距離は近くて、女性ボーカルの声はクリアーに聴こえます。
男性ボーカルも張り感が強く聴こえます。
- 低音
低音はかなり引き締まった感じです。
決して量感は多くはないですが、低音も高音同様にレスポンス良くクリアーに鳴らします。
- 音場
そんなに広くはなく、割と平面的です。
奥行もそんなに感じられません。
- 全体
全体に解像感高く、スッキリ系、寒色系の音質です。
クリアな高音が特徴です。ボーカルが生々しく聴こえます。
ベリリウム素材の特徴が良く出ていて、クリアーでレスポンスの良い音です。
- ポップスや女性ボーカル系に向いていると思います。
女性ボーカルがすっきり上まで抜けていき、耳の近くではっきり聴くことができます。
すごく近くに歌い手を感じることができます。
あえて良くない点を上げるとすると、イヤホンケーブルが柔らかく少し絡まりやすいかな、と思います。
- 音源:Amazon Music Unlimited
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、EDM、アニソン、ジャズ、クラシック
- 接続機器:
DAP:FiiO M11S
3.5mmアンバランス接続
まとめ: Kiwi Ears Cadenza は高コスパ!! 数多い中華製ですが、音のクリアさ、レスポンスの良さは価格以上です。
Kiwi Ears Cadenza は、音質評価でも記載しましたが、高音のクリアさと解像度の高さが特徴で、クリアでレスポンス良く、ボーカルを気持ちよく聴けます。
DAP(Fiio M11S)で音楽を聴く際や、YouTubeを観る際は、Maestraudio MA910SB と切り替えながら、このKiwi Ears Cadenza を使用しています。
価格に対して解像度高く、クリアーな音質で、コスパは抜群です!
価格は5千円台ですが、明らかに1万円クラスの音はしていると思います。
価格の割には良い音で、ちょっと驚きました。
この音で5千円台は安すぎます!
いずれリケーブルして、バランス接続も試してみたいと思います。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
月 – Moon –
※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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