AVIOT TE-J1 レビュー。高音の煌びやかさが特徴!!

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AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。

今回は完全ワイヤレスイヤホンのレビューをしたいと思います。

2022年末頃に購入し、たびたび使用していている「AVIOT TE-J1」をレビューします。

AVIOT TE-J1 は、高音が煌びやかで何とも言えない艶感のある高音質なイヤホンです。

   
    
●自分に合ったイヤホンの選び方は、以下をご参照ください。

目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電) エグゼクティブ等級
オーディオ歴40年以上。
ホームシアター歴15年以上。
2chのピュアオーディオで音楽を、サウンドバーでホームシアターを楽しんでいます。
コストパフォーマンスにはこだわりがあり、安価な製品でも徹底的に音質を向上させる策を試行錯誤しています。
オーディオ・ビジュアル(AV)ライフの楽しみの輪を広げたいと思っています。

イヤホン導入に至った背景


夜はスピーカーで中々、大音量で音楽・映画を鳴らせないので、夜寝る前に寝室で、一人で静かにイヤホンを使用して、大音量で音楽を聴いたり映画を観ています。

そのため、色々とイヤホンやヘッドホンを購入するに至りました。

詳細な背景はこの記事で説明しています。
高音質完全ワイヤレスイヤホン Technics AZ60 レビュー

AVIOT TE-J1 のイヤホンの取り出し、収納


AVIOT TE-J1 は、他のイヤホンと比べてケースの蓋が上面を覆っているような形になっています。

蓋を明けてイヤホンを取り出す時に蓋が閉じようとするので、少し取り出しにくい感じがします。

また、イヤホンの収納も他のイヤホンとは向きが逆なため、慣れるまで少し手惑いました。

AVIOT TE-J1 の主な特徴・仕様

金属ノズル一体型BAドライバー

通常完全ワイヤレスイヤホンでは樹脂素材が使われることの多いノズル部分に、IEMに使われることの多い金属製のノズルを採用しています。

また、金属粉末射出成形(MIM)技術を用いることで、高硬度・高比重・高精度を実現しました。

そして金属製ノズルにBA(バランスドアーマチュア)ドライバーを固定することで、BAドライバーの筐体の一部となるよう設計しています。

これにより不要な振動が抑制され、音の分離がよく透明感のある高音域を再現しています。

これが煌びやかな高音を出力する仕組みです。

アドバンスド・ハイブリッドドライバー構成

BA(バランスドアーマチュア)ドライバーと、10mmダイナミックドライバー、特性の異なる2基のドライバーを組み合わせたアドバンスド・ハイブリッドドライバー構成を採用しています。

BAドライバーが主に中・高音域を、ダイナミックドライバーが低音域を担当することで、ドライバーが1基のモデルと比べ、音の表現力・再現性に幅をもたせました。

このアドバンスド・ハイブリッドドライバー構成と金属ノズルの組み合わせで、繊細ながら深みのある音を再現します。

ワイヤレスでハイレゾ音源を楽しめる、LDAC 対応

Bluetooth伝送方式には、SBC、AACに加え、既存技術(SBC)と比べ約3倍のデータ量送信が可能なLDACを採用しています。

ワイヤレスでも、音場の広さ、情報量の多さ、細やかな表現など、ハイレゾ音源やJ1が持つ特性を最大限生かしながら、音楽を聴くことができます。

ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング

より広帯域でノイズを低減させる計4基のマイクを使用したハイブリッドアクティブノイズキャンセリングの採用と、物理的に環境音をシャットアウトするパッシブノイズアイソレーションの組み合わせで、広帯域にわたりノイズを低減します。

電車や車の走行音、街中の雑踏や人の話し声が気になる場所でも、静寂の中、音楽を楽しむことができます。

マルチポイント機能搭載

スマホとPC、2台のスマホ等、同時に2台の端末と接続できるマルチポイント機能を搭載しています。

独自アプリ「SOUND ME」に対応

●初期画面はこんな感じで、イヤホンのバッテリー充電状況などが分かります。

ANCを押すとノイズキャンセリングになり、サウンドモード設定でノイズキャンセリングよ外音取込モードの強さ設定が可能です。



●右上の設定ボタンを押すと、音声言語設定は本体アップデートなどが可能です。


※タッチ操作のカスタマイズはできないようです。


主な仕様

製品名TE-J1
Bluetoothバージョン5.2
対応コーデックSBC、AAC、LDAC ※1
ドライバーΦ10mmダイナミック型及びバランスドアーマチュア型ドライバーによるハイブリッドタイプ
重量イヤホン:約7 g(片側のみ:LR同値)、充電ケース:約50 g
最大再生時間約9時間(イヤホン本体)
約28時間(ケース併用時)
充電時間イヤホン:約1.5 時間
充電ケース:約1.5 時間
短時間充電時再生時間約10分の充電で最大60分再生可能な急速充電
充電端子USB Type C
防水IPX4 ※2
ノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント
アプリ
ワイヤレス充電

※AVIOT様のHPより

AVIOT TE-J1の正式HP

※1:Bluetoothコーデックについては、以下の記事をご参照ください。
【2023年8月最新】Bluetooth について、Bluetoothバージョン、Bluetoothコーデックを解説します。

※2:IP等級に関しては、以下の記事をご参照ください。
【2023年9月最新】IP等級 ってよく聞くけど、よく分かっていない!? IP保護等級を解説します!

eイヤホンさんの紹介動画です

AVIOT TE-J1 のケースカラーバリエーション

WHITE、BLACK、NEVY、KHAKIの4色展開です。

 
また、TE-J1-AiNA という限定モデルもあり、こちらはイヤホンが赤でケースはベロア生地になっています。

※AVIOT様のHPより

AVIOT TE-J1 の同梱物

  • イヤーピース:S / M / L 各サイズ1ペア
  • USBType-Cケーブル1本
  • ユーザーマニュアル
  • 製品保証登録カード

AVIOT TE-J1の正式HP

AVIOT TE-J1 の価格

2022年11月にAmazonで19,701円(税込)で購入しました。

2023年8月時点では、Amazonで16,992円です。
大分お手頃になりましたね。
※Amazonの価格は日々変動します。

AVIOT TE-J1 の音質評価

  • 高音は、金属製ノズルにBA(バランスドアーマチュア)ドライバーを固定している効果だと思いますが、高音に煌びやかさがあります。
    高音が伸びてキラキラ感があり、厚みもあります。でも決して耳に刺さることはないです。
    このイヤホンの特徴は明らかにこの高音の煌びやかさにあります。
      
  • 中音は、ボーカルは耳の近くで聞こえます。
    ボーカルの張り感を感じます。
    ボーカルの後ろで楽器が鳴っている感じで、コーラスがボーカルの周りに広がって聴こえます。
       
  • 低音は、しっかり鳴らそうと思うと、イヤホンを耳にしっかり装着する必要があります。
    イヤホンを耳に刺してからくるっと内側にまわす感じで耳にフィットします。
    全体的に低音の量感は強くはないですが、スカスカな感じではなく、芯のある締まりのある低音が鳴っています。
      
  • 音場は、耳の周りで鳴っている感じで、音場は広くはないです。
       
  • 全体としては、不思議なことにノイズキャンセリングをONにすると、とたんに低音の量感がぐっと増して、全体の音の迫力が出ます。
    高音がキラキラと綺麗なので、宇多田ヒカルやMISIAなどの女性ボーカル、男性ボーカル、JAZZ(特にトランペットもの)と相性が良いです。
音質評価の環境
  • 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD(24-bit/48KHz)、HD(16-bit/44.1KHz)
  • 再生ジャンル:ポップス、ボーカルもの、JAZZ
  • 接続機器:
    スマホ:Pixel7 Pro Bluetoothコーデック:LDAC
    タブレット:iPad mini 6 Bluetoothコーデック:AAC


 


まとめ: 高音の煌びやかさが特徴の高音質イヤホン!

AVIOT TE-J1 は、高音に独特の特徴があるイヤホンです。嫌な高音ではなく煌びやかでキラキラしており、スッキリと伸びた高音です。

このイヤホンはノイズキャンセリングをONにして使用することをおすすめします。

ノイズキャンセリングがOFFだと少し低音が物足りなく、中音も平面的に感じます。

また、やはりBluetoothコーデックは、AACよりもLDACの方が明らかに高音質です。

LDACの方がボーカルの張り感や高音のきめ細かさが増します。

低音の締まり具合もLDACの方が上です。

AACだと低音は少し大味になります。

AVIOT TE-J1 の本領を発揮させるには、LDAC対応のAndroidスマホか、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)の使用をおすすめします。

そうは言っても、AACでも音の傾向は同じで、iPhoneやiPadでもしっかり楽しく音楽を聴くことができました。

それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

 
 

※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

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