AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
オーディオ歴は40年以上、ホームシアター歴は15年以上です。
最近、コストパフォーマンスの良さで非常に人気の高いEarFunのワイヤレスイヤホン「EarFun Free Pro 3」、レビューサイトやYoutubeレビューを見ても結構良い評価を受けている製品です。
Amazonで2024年2月3日時点で、過去1ヵ月で2000点以上も購入されている超売れ筋のイヤホンです。
今回、EarFunのワイヤレスイヤホン「EarFun Free Pro 3」を購入したのでレビューをお届けします。
EarFun Free Pro 3 は、機能てんこ盛りでありながら音質も良くそれでいて安価な非常にコストパフォーマンスの高いイヤホンです。
私にとっては初EarFun製品です。
●自分に合ったイヤホンの選び方は、以下をご参照ください。
EarFun Free Pro 3 を購入した理由
EarFun Free Pro 3 を購入した理由は以下です。
- EarFun Free Pro 3 が全部入りでコスパ最強との触れ込みで気になっていた
- 一度、EarFunの製品を試してみたかった
EarFun Free Pro 3 レビュー
装着感
耳にフィットしやすいイヤーフィンのおかげで装着感は良いです。
イヤホン本体自体も軽いので安定した装着感です。
耳から落ちる感じは全くありません。
初期接続
- イヤホンをケースから取り出すとペアリングモードになります
- 端末に近づけます
- Bluetooth接続メニューからペアリングする
- 接続完了です
マルチポイント接続
- EarFun Audioアプリの「デュアルデバイス接続」で、新しい機器を接続
- 端末に近づけます
- 端末のBluetooth接続メニューからペアリングする
- 接続完了です
操作性
タッチセンサーでの操作になっています。
タッチセンサーの感度は普通です。
タッチした際の「ピッ」という音は鳴る時と鳴らない時があります。
「EarFun Audio」アプリで、操作のカスタマイズが可能です。
それぞれの操作の割り当ては、以下から設定可能です。
ノイズキャンセリング カスタマイズは、ノイキャンモード、外音取込モード、ノーマルモードから切替の選択が可能になっています。
中々珍しい設定内容です。
ノーマルモードを外せば、ノイキャンモードと外音取込モードの切替がすぐにできます。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングは結構効きます。
最大43dbのノイズをカットしているので強烈です。
※私は外でほぼ音楽を聴かないので、ノイズキャンセリング機能はそんなに重視はしていません。
外で車や電車など外部の音が聞こえないと怖いので…
外音取り込み
結構自然に聴こえます。
時計の秒針の音も聴こえてきます。
若干、サーっという音は常にしています。
この機能も私はそんなに使わないので、重視していません。
※家で音楽聴く際は、敢えてノイズキャンセリングONで集中したい方です。
音質
音楽愛好家Oluv氏の低音ブーストのイコライザー設定での評価です。
- 高音は、しっかり聴こえます。
ドラムのハイハットもしっかりと鳴っています。
- 中音は、ボーカル自然に聴こえます。
ボーカルの定位感も良いです。
- 低音は、締まりがあって歯切れが良いです。
適度に弾力感があり、硬くもなく良い感じです。
- ポップスは、明るい傾向の音色でかなりマッチします。
適度な弾力感もあり気持ちよく聴けます。
- ロックは、気持ちよく再生されます。
適度な弾力があり、バスドラとベースが刻むリズムがノレます。
- ジャズは、とてもバランス良く鳴らします。
ウッドベースも締まっていて、歯切れよく鳴らします。
ホーンの響きも適度にあります。
- アニソンは、歯切れよく鳴らします。
薄っぺらい感じにはならずに、適度な弾力感・重厚感があります。
- EDMは、締まったベースラインを中心に歯切れよく、ノリ良く鳴らします。
- アコースティックは、もう少し響き感があっても良いですね。
- クラシックは、中ホールでの演奏に聴こえます。
各楽器の定位感や残響感はもう少し欲しいですかね。
少し平面的に聴こえます。
元々クラシックは再生の難易度が高すぎます。
でも、ちゃんと良い音で聴けますよ!
- 音場は横に広い感じです。
奥行感はもう少し欲しいです。
- 定位は、ボーカルの定位は良い方だと思います。
ドラムがもう少し奥まって鳴る方が良いですね。
ドラムが結構ハッキリ、歯切れよく前面で鳴ります。
- 全体
この価格でありながら普通に高音質です。
低価格で音質目当てで購入しても後悔しないレベルには仕上がっています。
弱ドンシャリの傾向ですが、締まりがあって歯切れも良く、イコライザー設定をデフォルトサウンドにしても良い音です。
私はダイナミックな低音が好きなので、Oluv氏の低音ブースト設定が気に入ってます。
より全体の弾力感が増して良い感じになります。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD(24-bit/48KHz)、HD(16-bit/44.1KHz)
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、ジャズ、アニソン、EDM、アコースティック、クラシック
- 接続機器:
スマホ:Pixel8 Pro Bluetoothコーデック:aptX
タブレット:iPad mini 6 Bluetoothコーデック:AAC
相性の良いジャンル
- ポップス
- ロック
- ジャズ
- アニソン
- EDM
EarFun とは
EarFun Technologyは、2018年、経験豊富な工業デザイナー・音響エンジニア・音楽愛好者で構成されたチームにより、次世代のワイヤレスオーディオ機器を製造することを目標として中国の深圳市で設立されました。
翌2019年に発売の「EarFun Free」、2020年発売の「EarFun Air」がどちらも、世界中のユーザーやメディアから高い評価を受けており、いまや日本やアメリカ、ヨーロッパを中心とした世界100以上の国・地域で展開しています。
CES 2020イノベーションアワードやiFデザインアワード2020を受賞し、さらにVGPアワード4期連続受賞を達成しています。
最近の中国勢オーディオブランドの勢いは凄いですね。
開封
パッケージ
パッケージはこんな感じです。
パッケージは結構小振りでした。
パッケージ蓋を開けると、イメージカラーの黄色い箱が目に入ってきます。
黄色い箱の中に取扱説明書が入っており、その下にイヤホン本体と付属品の入った黄色い箱があります。
外観
カラーはブラウンブラック、シルバーホワイト、ネイビーブルーの3色です。
今回はブラウンブラックを購入しました。
ケースはサラサラした感触のプラスチック素材です。
指紋などは付きにくい素材です。
ケースの質感は価格なりかな、と思います。
ケースの裏面には充電用のUSB-C端子があります。
充電ケースを開けるとこんな感じです。
イヤホンケースからイヤホンの取り出しはしやすいです。
まずは充電端子の接点防止シールを剥がします。
ケースはかなり小振りで持ちやすいです。
細長いので携帯性も良さそうです。
イヤホン本体はこんな感じです。
イヤホン本体の裏面にL・Rの記載があります。
イヤホンの側面にもL・Rの記載があって、分かりやすいですね。
イヤホンのノズルはこんな感じです。
付属品
- イヤーピース (XS、S、M、L、XL)
- イヤーフック(S、M、L)
- 充電ケース
- USB-C (A to C) ケーブル
- 取扱説明書
主な特徴
アクティブノイズキャンセリング
アクティブノイズキャンセリング技術により、外部ノイズを逆位相の波型で打ち消し、最大43dBのノイズをカットします。
ハイレゾ音源対応
EarFunワイヤレス製品で初めて、ハイレゾ認証を取得しています。
ハイレゾ相当の高音質コーデックaptX Adaptiveに対応しています。
CDの約3倍(96kHz/24bit)の情報量により、豊富な音楽情報量がもたらし、一つ一つ音の粒立ちや立体感を妥協なく追い求め、迫力の低音から自然な中音、伸びやかな高音までバランスよく実現しています。
Snapdragon Sound対応
Qualcommの先端チップ「QCC3072」を搭載し、最新のBluetooth規格(V5.3)をサポートし、高音質かつ低遅延な最新ソリューションの「Snapdragon Sound」に対応しています。
マルチポイント機能対応
iOS、Android、PCなど最大2台デバイスと同時に接続でき、スムーズな切り替えで音楽や通話を楽しめます。
タブレットやPCで動画を視聴しながら、着信に応答できます。
ワイヤレス充電対応
何とこの価格でワイヤレス充電にも対応しています。
防水対応
IPX5の防水性能に対応しています。
水道などの先から出る水流で、多少の水圧を受けても、機器が動作します。
雨や汗などの侵入を防ぎ、運動中や雨の日でもイヤホンが使えます。
低遅延ゲームモード
ゲームモードを搭載し、55ms(0.055秒)の低遅延を実現しています。
クリアな通話機能
左右に各3基の高性能マイクを搭載、先進のENCノイズキャンセリング技術により風切り音や騒音を最大90%低減しています。
長時間バッテリー
充電ケース込みで最大33時間の連続再生が可能です。
イヤホン単体では、ANCオンで最大6時間。
ANCオフで最大7.5時間の再生が可能。
また、10分の充電で2時間の使用が可能な急速充電にも対応しています。
アプリ対応
EarFunの専用アプリ「EarFun Audio」で色々な設定が可能です。
先頭画面で充電状況が分かります。
メインメニューで色々な設定ができます。
イコライザー設定はプリセットがいくつか設定されています。
ロック、ポップ、カントリー、R&B、クラシカル、ジャズ、低音ブースト、高音ブースト、低音を弱める、高音を弱める、Oluv氏のチューニング(バランスが良い)、Oluv氏のチューニング(低音ブースト)
音楽愛好家のOluv氏のバランスが良いチューニングです。
Oluv氏の低音ブーストのチューニングです。
右上の設定(⚙)ボタンを押すと以下のメニューになります。
Bluetoothオーディオの品質設定画面です。
通話マイク設定の画面です。
音声ガイダンスの設定画面です。
日本語を選択するとダウンロードが開始されます。
イヤホンを探すの画面です。
ファームウェアのアップグレードの画面です。
主な仕様
製品名 | Free Pro 3 |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
再生周波数帯域 | 2.402GHz-2.480GHz |
ドライバー | 10mm径ウール複合振動板 |
対応コーデック | aptX Adaptive、LC3、SBC、AAC ※1 |
バッテリー容量 | 40mAh x 2(イヤホン); 420mAh(充電ケース) |
重量 | 5g(イヤホン単体)、41.5g(ケース込み) |
サイズ | 67mm x 26mm x 30mm |
再生時間 | 最大6時間(イヤホン単体、ANCオン) 最大7.5時間(イヤホン単体、ANCオフ) 最大33時間(充電ケース込み) |
充電時間 | 1.5時間(イヤホン) 2時間(充電ケースby USB-C) 3.5時間(充電ケースbyワイヤレス充電) 10分の充電で2時間使用が可能 |
充電端子 | USB Type C |
防水 | IPX5 ※2 |
最大動作範囲 | 15m(障害物なし) |
ノイズキャンセリング | 〇 |
外音取り込み | 〇 |
マルチポイント | 〇 |
アプリ | 〇 |
ワイヤレス充電 | 〇 |
EarFun様のHPより
※1:Bluetoothコーデックについては、以下の記事をご参照ください。
→【2023年8月最新】Bluetooth について、Bluetoothバージョン、Bluetoothコーデックを解説します。
※2:IP等級に関しては、以下の記事をご参照ください。
→【2023年9月最新】IP等級 ってよく聞くけど、よく分かっていない!? IP保護等級を解説します!
価格
2024年2月にAmazonで、7,580円で購入しました。
2024年2月3日時点のAmazonでの価格はタイムセール祭り中で、7,580円です。
※Amazonの価格は日々変動することがあります
まとめ
EarFun Free Pro 3 は、私にとってEarFun初体験でしたが、欲しい機能がほぼ全て入っていて、音質もそこそこ良く満足でき、コストパフォーマンスが非常に高いイヤホンでした。
この価格でこれだけの機能を盛り込んで、音質も良いとなれば、学生さんなどイヤホンにお金をかけれない人でもこれで充分ではないでしょうか。
最近の中華製品は恐ろしいコストパフォーマンスを発揮しますね。
EarFun Free Pro 3 はこんな人におすすめ
- 1万円以内でとにかくコストパフォーマンスの良いイヤホンが欲しい人
- それでも機能や音質に妥協したくない人
- 外に良く持ち出す人
EarFun Free Pro 3 は、とにかく機能がてんこ盛りで音質も良く、それでいて価格が安く、コンパクトなため、外にもも出しやすいです。
ノイズキャンセリングもそこそこ効くので、電車の中でも高音質で音楽等を聴けると思います。
個人的にはこの価格でワイヤレス充電対応が嬉しいポイントです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
気になった方は以下リンクより製品を確認してみてください。
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