オーディオ機器のカタログなどで使われる主な用語について解説!

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Explanation of key audio terms_Eyecatching

AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
オーディオ歴は40年以上、ホームシアター歴は15年以上です。

オーディオ用語について、いろいろなものがありますが、今回はオーディオ機器のカタログなどで使われる主な用語について解説します。

何となくこんな感じかなぁ~、という理解の方は再度確認のために見てみてください。

目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電) エグゼクティブ等級
オーディオ歴40年以上。
ホームシアター歴15年以上。
2chのピュアオーディオで音楽を、サウンドバーでホームシアターを楽しんでいます。
コストパフォーマンスにはこだわりがあり、安価な製品でも徹底的に音質を向上させる策を試行錯誤しています。
オーディオ・ビジュアル(AV)ライフの楽しみの輪を広げたいと思っています。

db(デシベル)

db(デシベル)とは、基準と比較対象の電圧や電力などの大きさの比を対数で表したものです。

以下で説明するSN比、ダイナミックレンジ、チャンネルセパレーションや、増幅率、スピーカーの出力電圧レベルなどを表すときに使われます。

インピーダンス

インピーダンスとは、交流の電流や電圧に対する抵抗値のことです。

単位はΩ(オーム)で、スピーカーやオーディオ機器の入出力端子は、用途に応じたインピーダンスを持っています。

単品コンポーネントのアンプの場合は、「実用出力80W+80W(4Ω)/40W+40W(8Ω)」のように接続するスピーカーのインピーダンスとともに表示されます。

これは、スピーカーのインピーダンスによって出力が変わることを意味しています。

インピーダンスの数値が大きいほど抵抗が大きくなり、流れる電流量が減ります。

また、インピーダンスが高いほど電流は小さくなるので、音量も小さくなります。

カタログに記載されている値より低いインピーダンスのスピーカーを接続して、ボリュームを上げすぎると、アンプの回路に負担が加わって、故障の原因になる場合があるので、注意が必要です。 

出力音圧レベル

出力音圧レベルとは、スピーカーに規定の音声信号を入力した際に再生される音の大きさを示したものです。

単位は「db/W/m」などで表されます。

1Wの電気エネルギーを入力し、その出力を中心軸上の1mの距離においてマイクで測定します。

スピーカーの出力音圧レベルの値が大きいほど、入力された音声信号を音に変換する変換効率が高いことを表しています。

定格出力

定格出力とは、設定された歪み率以内で連続的にアンプが取り出せるパワーを表したものです。

つなぐスピーカーのインピーダンスにより大きく変動するため、4Ω時、6Ω時、8Ω時などと併記することがあります。

一般的にインピーダンスが小さいほど出力は大きくなります。

実用最大出力

実用最大出力とは、アンプ部のスピーカー接続端子での電気的な出力を表したものです。

音楽信号を想定して瞬間的に定格出力を超えて供給できるパワーを指します。

一般社団法人 日本電子情報技術産業協会(JEITA)で定められた基準により測定されます。

単位は「W(ワット」で、左チャンネルと右チャンネルの出力を、10W+10W(8Ω)のように表示します。

家庭で音楽を聴く場合は、1W程度までの出力で使用されるのが一般的です。

より歪の少ない音で音楽を楽しむためには出力に余裕が必要とされています。

SN比

SN比とは、Signal(信号)とNoise(雑音)の比を示したものです。

単位は「db」で、数値が大きいほど信号に対する雑音が小さいことを示しています。

一般的には、SN比が大きいほど雑音が少なく、性能が良いといわれています。

ダイナミックレンジ

ダイナミックレンジとは、再現できる最大音と最小音に比を示したものです。

単位は「db」で、数字が大きいほど小さな音から大きな音まで幅広く再現できます。

チャンネルセパレーション/ステレオセパレーション

チャンネルセパレーション/ステレオセパレーションとは、左右チャンネルの信号が混じらずに分離されている度合いを示したものです。

単位は「db」で、数値が大きいほど左右のチャンネル信号の分離度が高く、音源の位置が明瞭に再現できるといわれています。

周波数特性

周波数特性とは、20Hz~40kHz(±3db)のように、再現される周波数の範囲と、その周波数の範囲における出力の変動幅で示されます。

低音、高音などという音の高さは、周波数で表され、単位は「Hz(ヘルツ)」です。

同じ変動幅の場合、この周波数の範囲が広いほど、再現できる周波数の範囲が広いことを示しています。

ただし、音の良し悪しは、周波数特性では決まらないです。

全高調波ひずみ率

全高調波歪み(全高調波歪み率)とは、信号に含まれる高調波成分すべての実効値の総和と、基本波成分の実効値の比を表した特性値のことです。

元の音にない音が発生して、音の純度が損なわれることをひずむ(歪む)といいます。

その程度はひずみ率で表され単位は「%」です。

その値が小さければ小さいほど歪みが小さいことを意味します。

新たに発生した音を高調波と呼びます。

元の音の2倍、3倍などの周波数となる高調波を2次高調波、3次高調波と呼びます。

一般的に、2次、4次など偶数倍の高調波よりも、3次、5次など奇数倍の高調波の方がひずみとして感じられやすい性質があるといわれています。

実用感度

実用感度とは、ラジオやチューナーで実用上充分な音質で受信できる電波の強さを示します。

単位は、「μV」です。

数値が小さいほど感度が高いことを表しています。

ワウ・フラッター

ワウ・フラッターとは、回転ムラによって発生する音声の周波数変動の大きさを示したものです。

ワウは周期の長いもの、フラッターは周期の短いものをいいます。

単位は「%(WRMS)」です。

数字が小さいほど回転ムラによる音声の周波数変動が小さいことを示しています。

ワウ・フラッターは、デジタル機器ではほぼ使われることはなく、アナログ機器のカセットデッキやレコードプレーヤーで使われます。

まとめ

今回は今回はオーディオ機器のカタログなどで使われる主な用語について解説しました。

他にもまだたくさん用語はあるので、随時追加していきます。

     
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

    
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※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

    


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