イヤホンケーブル NICEHCK DuskSky レビュー|音質が高級化!

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AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
オーディオ歴は40年以上、ホームシアター歴は15年以上です。

NICEHCK DuskSky は、約6千円(クーポン利用で約4千円)という手頃な価格でありながら、かなり音質向上効果が高いイヤホンケーブルです。

本記事では、0.78 2pinタイプのDuskSkyケーブルを使用し、その音質や外観・デザイン、使い勝手について詳細にレビューしていきます。

ケーブルは、NICEHCK様よりご提供いただきました。

記事の要点
  • DuskSkyについて
  • 素材について
  • 外観・デザインについて
  • 使い勝手について
  • 音質について
    NICEHCK DB2の標準付属ケーブルおよびSUPERIOR Cable 4.4mmと比較して評価

  

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目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電) エグゼクティブ等級
オーディオ歴40年以上。
ホームシアター歴15年以上。
2chのピュアオーディオで音楽を、サウンドバーでホームシアターを楽しんでいます。
コストパフォーマンスにはこだわりがあり、安価な製品でも徹底的に音質を向上させる策を試行錯誤しています。
オーディオ・ビジュアル(AV)ライフの楽しみの輪を広げたいと思っています。

DuskSky について

DuskSky の導体は「6N純銀+7N銀メッキ銅+銀メッキ高導電性銅+導電性繊維+銀メッキ焼きなまし銅のミックス導体」、(表面銀箔巻き) 6N純銀入りのケーブルです。

NICEHCKチームは数カ月にわたって開発に励み、6N純銀導体を量産できるようになりました。

NICEHCKは純銀導体を大量に購入し、6N純度まで精錬していきました。

これにより、6N純銀導体のコストを大幅に削減することができました。

更にDuskSkyの材質に6N純銀を入れました。

低価格で6N純銀を普及することを目標としています。

NICEHCKは、当社のLitzPS純銀ケーブルのように高価な純銀ケーブルを市場に普及させました。

DuskSky の登場は研究開発能力が大きく向上したことを表し、ユーザーにコストパフォーマンスが優れて音質の高いケーブルを提供するというNICEHCK社の決意も表しています。

NICEHCK DuskSky の素材について

NICEHCK DuskSky の最大の特徴は、6N純銀+7N銀メッキ銅+銀メッキ高導電性銅+導電性繊維+銀メッキ焼きなまし銅のミックス導体を使用したかなり多くの素材を使用したケーブル構造です。

ワンポイント解説

6Nとは、素材の純度を表しており、純度が99.9999%(9が6桁)ということを意味します。

純度が99.99%だと4N、99.9999%だと6Nと表記されます。

JIS規格に基づき「純度99.96%以上」の高純度の銅が、「無酸素銅(OFC)」と呼ばれます。

より不純物が少ない方が、導電率を高めることができます。

    

  
●イヤホンケーブルの素材・接続端子については、以下をご参照ください

   
    
銀メッキが施された銅線は、高域の透明感や解像度を向上させ、無酸素銅は低域の安定感を提供します。

純銀線を使用したケーブルは、「情報量が多い」「音の分離が良い」「スピード感やキレがある」「レンジが広い」「音場が広く立体感がある」「帯域バランスがフラットで味付けが少ない」などと評価されることが多い一方で、「音が硬く冷たい」「無味乾燥でつまらない」と言われることもあります。

そこをうまく純銀線以外の素材をミックスすることでバランスを取っているのだと思います。

外観・デザインについて

NICEHCK DuskSky のパッケージは非常にシンプルです。

外観

落ち着いた茶系でケーブルの太さもあり、絡まりにくい印象です。

 

デザイン

NICEHCK DuskSky のデザインは、落ち着いた濃いめのベージュでゴールドっぽさもあり、高級感があります。

   
   
プラグ部分も艶消しのシルバーで高級感があります。

   
    
イヤホンの2股を止めるリングもプラグと同じ艶消しのシルバーになっていて、お洒落です。

   
   
プラグ箇所に黒と赤の線が入っていて、L・Rの区分けがしやすいです。
通常、赤がR側です。

使い勝手について

NICEHCK DuskSky の使い勝手について見ていきます。

コネクタとプラグのオプション多数

NICEHCK DuskSky は、複数のコネクタとプラグオプションがあります。

コネクタは、MMCX、0.78 2pin、qdc 2pinといった主要なタイプが揃っており、3.5mmプラグと4.4mmプラグも選択可能です。

このオプションの選択肢によって、さまざまなイヤホンやオーディオ機器に対応でき、使い勝手は良いと思います。

太く絡まりにくい構造

ケーブルは線の巻き数が3本になっており、その分太くなっています。

前回レビューした NICEHCK MixDNA よりも太いです。

そのため、より絡まりにくいと感じます。

また、プラグ箇所も頑丈に出来ていると感じます。

上がNICEHCK MixDNA、下がDuskSky

     

音質について

NICEHCK DuskSky の音質を他ケーブルと比較します。

特に、NICEHCK DB2の標準付属ケーブルおよびSUPERIOR Cable 4.4mmとの比較により、DuskSkyの音質を見ていきます。

音質比較(NICEHCK DB2 標準3.5mmケーブルと比較)

NICEHCK DB2 標準3.5mmケーブル と音質を比較します。

NICEHCK DB2 標準3.5mmケーブル

     

NICEHCK DB2 + NICEHCK DuskSky

    

  • 高音
    NICEHCK DB2 標準3.5mmケーブルに比べて、よりクリアーな高音です。
    かなり音の鮮度・解像度・透明感が向上した感じです。
       
  • 中音
    NICEHCK DB2 標準3.5mmケーブルに比べて、ボーカルがよりクッキリします。
    ボーカルの息遣いなど細かい部分も聴こえるようになります。
    より近くではっきりとボーカルが聴こえます。
       
  • 低音
    NICEHCK DB2 標準3.5mmケーブルに比べて、量感とキレが増しました。
    低音の細かい表現力や制御感は増しているように感じます。
       
  • 全体
    NICEHCK DB2 標準3.5mmケーブルに比べて、明らかに分かりやすく高音質化しました。
    イヤホン価格が2ランクくらいアップした感じです。
    NICEHCK DB2 の素養の良さもありますが、本来の性能をいかんなく発揮している感じです。
    全体的に透明感・密度感・ダイナミックさ・音の厚み、が増した感じです。
    そう、音の密度感が増して、より濃密に音楽が鳴ります。
    ケーブル変更の音の変化は明らかに感じられます。
    楽しい音の印象だったのが、DB2が高級感を増した感じに生まれ変わります。
    イヤホン本体価格とケーブル価格は多少アンバランスですが、あえて装着する価値は充分にあると感じます。

音質比較(SUPERIOR Cable 4.4mmケーブルと比較)

qdc SUPERIOR の純正SUPERIOR Cable 4.4mmケーブル と音質を比較します。

qdc SUPERIOR + SUPERIOR Cable 4.4mmケーブル

     

qdc SUPERIOR + NICEHCK DuskSky

   

  • 高音
    SUPERIOR Cable 4.4mmケーブルに比べて、高音が伸びます。
    高音の変化が特徴的です。
    より音の鮮度・解像度・透明感が向上し、少しキンキンしていた部分が無くなりました。
       
  • 中音
    SUPERIOR Cable 4.4mmケーブルに比べて、ボーカルの明瞭度が向上します。
    ボーカルの息遣いなど細かい部分も聴こえるようになります。
    より近くではっきりとボーカルが聴こえます。
       
  • 低音
    SUPERIOR Cable 4.4mmケーブルに比べて、低音のキレが増しました。
    ベースの押し出しが強くなり、低音の空気感が感じられます。
    低音の細かい表現力や制御感はより増しています。
       
  • 全体
    SUPERIOR Cable 4.4mmケーブルに比べて、音の質感が向上しました。
    やはりイヤホンが1ランクアップした感じがします。
    音のエコー感が増して、密度感が増し、より濃密に音楽を楽しめます。
    DB2ほどではありませんが、ケーブル変更の音の変化は感じます。
    元々解像度は高い qdc SUPERIOR ですが、純正のSUPERIOR Cable 4.4mmケーブルよりも解像度が向上します。
    より音に落ち着きが増して、音全体の純度・密度感・分離感がより向上し、全体のノイズ感が低減されたような高級感を感じます。
    音の高級感をより増す傾向にあるケーブルと感じました。
音質評価の環境
  • 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD(24-bit/48KHz)、HD(16-bit/44.1KHz)
  • 再生ジャンル:ポップス、ジャズ、クラシック
  • 接続機器:
    DAP:SONY NW-WM1AM2

   
   
NICEHCK DuskSky は、低域から高域までのバランスが非常に優れており、特に中音域の透明感とクリアさが特徴的です。

これにより、ボーカルが際立ち、楽器の音が明確に聞こえるため、音楽全体のバランスが整っています。

全体的にイヤホンの価格ランクが上がったような音の高級感が増す感じで、リケーブルの価値は多いにあると感じます。

               
    
●Amazon Music Unlimited のレビューは、以下をご参照ください。

    
●Amazon Music Unlimited の契約は以下より

     
●SONY NW-WM1AM2  のレビューは、以下をご参照ください。


    

価格

2024年9月19日現在、Amazonでの価格は6,020円(税込)で、34%オフクーポンがあり実質3,973円で購入できます。
※Amazonの価格は日々変動することがあります

クーポンの有無は購入タイミングによります。

6N純銀+7N銀メッキ銅+銀メッキ高導電性銅+導電性繊維+銀メッキ焼きなまし銅という高品質な素材を使用しているので、非常にコストパフォーマンスが高いと思います。

定価で購入しても十分にコストパフォーマンスが高い製品ですが、クーポンを利用することでさらにお得感が増しますね。

まとめ

NICEHCK DuskSky は、約6千円(クーポン利用で約4千円)という手頃な価格でありながら、高音質と使いやすさ、デザイン性を兼ね備えた優れたイヤホンケーブルです。

特に、6N純銀や7N銀メッキ銅を使用したミックス導体は、音質向上に大きく寄与し、NICEHCK DB2やSUPERIOR Cableとの比較でもイヤホン自体のランク上げをする音の高級感を感じます。

イヤホンのランク上げを狙ってリケーブルする価値は多いにあると感じます。

記事要点の総括
  • DuskSkyについて
  • 素材について
    6N純銀+7N銀メッキ銅+銀メッキ高導電性銅+導電性繊維+銀メッキ焼きなまし銅のミックス導体という高級素材を使用している
  • 外観・デザインについて
    落ち着いた濃いベージュ系でゴールド感もある
  • 使い勝手について
    コネクタとプラグのオプションが豊富でイヤホンや再生機器を選ばない
    絡まりにくい構造は良い
  • 音質について、NICEHCK DB2の標準付属ケーブルおよびSUPERIOR Cable 4.4mmと比較して評価
    全体的にイヤホンの価格ランクが上がったような音の高級感を押し上げる感じ
    リケーブルの価値は多いにあると感じる

    
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

気になった方は以下リンクより製品を確認してみてください。

   
    
少しでも私のレビューが皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

少しでも私の記事が皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。

      
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それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
  

 

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※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

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