AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
オーディオ歴は40年以上、ホームシアター歴は15年以上です。
TRN Conch は、5千円未満という手頃な価格でありながら、豊かな音質とカスタマイズ性を提供するイヤホンです。
ダイナミックドライバーを採用しており、低音から高音までバランスの取れたサウンドを楽しむことができます。
さらに、交換可能なチューニングフィルターによって、音楽ジャンルやリスナーの好みに合わせた音質調整が可能です。
また、3.5mm、2.4mm、4.4mmの3種類のジャックも付属しており、すぐにバランス接続が可能です。
本記事では、TRN Conch の音質、仕様、そして使い勝手を詳しくレビューしていきます。
- TRN Conchは5千円未満のリーズナブルな価格でありながら、高音質とカスタマイズ性を持つイヤホン
- ダイナミックドライバー搭載で、締まった低音とクリアな中高音域を実現
- チューニングフィルターによる音質調整が可能で、リスナーの好みに合わせた音作りが可能
- 3種類のジャックタイプが付属しており、すぐにバランス接続が可能
- 長時間の使用でも疲れにくい快適な装着感を提供
月 – Moon –
●自分に合ったイヤホンの選び方は、以下をご参照ください。
TRN Conchのスペック
TRN Conch は、コストパフォーマンスに優れたイヤホンで、以下のスペックを持っています。
製品名 | TRN Conch |
ドライバー | ダイナミックドライバー |
周波数特性 | 20Hz-20kHz |
感度 | 114デシベル |
インピーダンス | 30Ω |
コネクタタイプ | qdc 2pin |
ジャックタイプ | 2.4mm、3.5mm、4.4mm |
重量 | 7.8g+10g(イヤホン+ケーブル) |
ケーブル長 | 1.2m±3cm |
このように、TRN Conch は価格以上のスペックを備えており、特にqdc 2ピンコネクタや3種類のジャックタイプにより、幅広い機器で使用が可能です。
簡単にジャックの交換のみでバランス接続対応もできてしまうのが魅力です。
音質評価|TRN Conchの実力
TRN Conch の音質は、価格帯を超えるレベルで、低音から高音までバランス良く再現されています。
より詳細に見ていきます。
音質(3.5mmアンバランス接続+標準のブラックリングフィルター、T-EarTips)
- 高音
クリアーで繊細な高音を奏でます。
クラシックのバイオリンの繊細な音色も充分に表現しています。
高音は若干強調気味だが、刺さることは決してない感じです。
全体のバランスを考えると程良い高音が鳴っていると言えます。
- 中音
ボーカルもクリアーに聴こえます。
ボーカルが中央にしっかり定位しており、コーラスとの分離感も良いです。
ボーカルと楽器のバランスが良く、聴き疲れしない印象です。
- 低音
深く力強い低音です。
適度に締まっていて、ボワつくことはないです。
ポップスやEDMと相性が良く、このイヤホンの強みをより発揮できます。
中高音とのバランスも良いです。
- 音場
程よい音場です。
イヤホンで広大な音場を求める方が難しいです。
目の前に広がる音空間や臨場感を求めるならスピーカーで聴いた方が良いです。
- 全体
全体の音域のバランスに優れています。
ロック、ポップス、EDM、ジャズ、アニソン、アコースティック、クラシックを聴きましたがどれも卒なくこなしてくれます。
5千円未満の価格にしては、音質はかなり優れていると思います。
意外にもクラシックとの相性も良かったです。
弦楽器の艶やかな音色もしっかり表現できています。
付属品の豪華さを考慮すると恐ろしくコストパフォーマンスが高いですね。
イヤホンで5万~10万円のものが必要でしょうか。
それくらいのお金があるなら、イヤホンでなくスピーカーに投資をした方が遥かに良いと思います。
イヤホンとスピーカーでは音場の再現性が全く違います。
音質(4.4mmバランス接続+標準のブラックリングフィルター、T-EarTips)
- 音域
高音がかなり明瞭化します。
より高音の繊細さも増します。
弦楽器の艶やかな表現もより増します。
中音のボーカルもボーカルもよりクッキリとして、定位がよく浮かび上がってきます。
低音の締まり感も増して、ベースラインがより明確に聴こえるようになりました。
音域全体のバランスも良いです。
- 音場
アンバランス接続よりも音場がふわーっと広がります。
- 全体
音の明瞭度が明らか向上します。
バランス接続のメリットでもありますが、左右のセパレーションが向上し、定位感が良くなります。
バランス接続の方が音質は良いです。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD(24-bit/48KHz)、HD(16-bit/44.1KHz)
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、EDM、ジャズ、アニソン、アコースティック、クラシック
- 接続機器:
DAP:SONY NW-WM1AM2
●Amazon Music Unlimited のレビューは、以下をご参照ください。
●Amazon Music Unlimited の契約は以下より
●SONY NW-WM1AM2 のレビューは、以下をご参照ください。
相性の良いジャンル
- ポップス
- ロック
- EDM
- ジャズ
- アニソン
- アコースティック
- クラシック
全体的に相性の悪いジャンルは、ほぼないと思います。
ジャック交換可能|すぐにバランス接続できる
TRN Conch は、付属しているジャックの交換のみでアンバランス接続のみならず、バランス接続も可能です。
これは非常に有難い機能です。
通常はイヤホンケーブル自体をバランス接続用にリケーブルする必要があります。
ケーブル自体も良いものだと結構な価格がしたりします。
ジャックのみの交換でバランス接続化できるのは、すごい機能だと思います。
以下のようにジャックも3.5mmアンバランス用、2.5mmバランス接続用、4.4mmバランス接続用の3つが付属しています。
ジャックの先端を抜いて、差し替えるだけでバランス接続化できます。
ジャックのオスとメスに切り欠きがあって、そこを合わせてはめ込みます。
白い△と〇の位置を合わせてはめ込めば良いので、位置合わせはしやすいです。
よく考えられています。
以前にレビューした HZsound Heart mirror pro も同じ機構を備えていましたが、TRN Conch はその半額以下なのが凄いところです。
交換可能なチューニングフィルター|音質のカスタマイズが可能
TRN Conch の最大の魅力の一つが、交換可能なチューニングフィルターです。
このフィルターを使うことで、音質をカスタマイズすることができ、自分の好みに合わせた音作りが可能です。
フィルターは以下の3種類です。
- Reference:黒リング
- Translucent(半透明):青リング
- Atmosphere(雰囲気):赤リング
それぞれの音の特性は以下です。
中高音域で変化があるようです。
実際に聴き比べた感想は以下です。
- Translucent(半透明):青リング
高音のクリアさが更に増します。
相対的に低音が少し弱くなる感じです。
- Atmosphere(雰囲気):赤リング
中高音域が下がる分、相対的に低音が増す感じがします。
少し高音の伸びが足りなくなる印象です。
私が使った中では、デフォルトで付いている黒リングが最もバランスが良く一番好みです。
ただ、人によって音の好みは違うので、いろいろ変えて試してみてください。
結構、音の印象は変わりますよ。
デザインと装着感|長時間使用でも快適
TRN Conch のデザインはシンプルでありながら高級感があり、装着感も抜群です。
軽量設計のおかげで、長時間使用しても耳が疲れにくく、遮音性も高いため、周囲の雑音を気にせず音楽に没頭することができます。
デザインの特徴
- シンプルで洗練されたデザイン
艶やかなシルバーで、シンプルでスタイリッシュな外観を持っています。
- 結構お洒落なケーブル
標準で付属するケーブルは見た目もツイスト形状で、落ち着いたブラウン系の色で高級感があります。
絡まりにくい形状になっています。
- 軽量設計
イヤホン本体が7.8gと非常に軽く、長時間の使用でも快適です。
- qdc 2ピンコネクタ
ピン箇所を覆うタイプのコネクタで耐久性に優れています。
断線時にもケーブルのみを交換できるため、長く使用できます。
装着感のレビュー
TRN Conch は巻き貝形状で、耳にぴったりとフィットします。
イヤーチップも3種類から選ぶことができます。
私がメインで使用している半透明のイヤーチップは耳へのフィット感が素晴らしいです。
耳に吸い付くようにフィットします。
また、ケーブルが絡まりにくい設計も評価できるポイントです。
価格
2024年9月17日現在、Amazonでの価格は3,550円(税込)です。
※Amazonの価格は日々変動することがあります
以前にレビューした HZsound Heart mirror pro もジャック交換ができ、音質も良く、「コストパフォーマンスお化け」と表現しましたが、TRN Conch はそれを超えました!
5千未満の価格で同様の機能を備え、音質変化用のフィルターも装備され、音質も充分満足できるレベルです。
こちらがシン「コストパフォーマンスお化け」です。
TRN Conch はこんな人におすすめ
- 5千弱で音質の良い有線イヤホンが欲しい人
- 色々なジャンルを聴く人
- バランス接続化もすぐに試してみたい人
- ピンの保護性に優れた qdc 2pin で手頃な価格で高音質なイヤホンを探している人
TRN Conch は、非常にコストパフォーマンスの高い有線イヤホンです。
5千円弱の価格で音楽ジャンルを選ばずに音質も良く、バランス接続化もすぐにできて、音を変えるフィルターも付属しているなんてコストパフォーマンス高すぎです!
パッケージ・外観
パッケージ
TRN Conch のパッケージはこんな感じです。
外観
イヤホン本体も精度良くできており、見た目も綺麗です。
購入先
私はAmazonで購入しましたが、AliExpressなどの中国のショッピングサイトで購入するのもおすすめです。
私は何回もAliExpressを利用しています。
現地価格で購入できるのがメリットなのですが、最近は円安でそのメリットをあまり享受できません。
また、配送に時間がかかるというデメリットもあります。
送料は基本無料ですが、速達便にすると有料になったりします。
日本のAmazon等と価格を比較して安かったら購入するのもアリです。
↓
まとめ|TRN Conchはコストパフォーマンスに優れたカスタマイズ可能なイヤホン
TRN Conch は、5千円未満というリーズナブルな価格でありながら、豊かな音質とカスタマイズ性を提供する優れたイヤホンです。
特に、交換可能なチューニングフィルターを使った音質調整機能が大きな魅力であり、幅広いジャンルの音楽に対応できます。
また、軽量設計と快適な装着感により、長時間のリスニングにも対応できるため、日常的な使用にも最適です。
qdc 2pin で音質の良い5千円未満のイヤホンを探しているなら、TRN Conch をイチオシします!
- 5千円未満の価格で高音質とカスタマイズ性提供。
- ダイナミックドライバーで、バランスの取れたサウンドを実現。
- 交換可能なチューニングフィルターによる音質調整が可能。
- 3種類のジャックタイプで、すぐにバランス接続が可能。
- 軽量で快適な装着感を持ち、長時間でも疲れにくい。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
気になった方は以下リンクより製品を確認してみてください。
少しでも私のレビューが皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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