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アップルは2024年5月7日、シリーズで初めて有機ELディスプレイを採用した「iPad Pro」を発表しました。
予約受付を開始しており、5月15日から出荷開始です。
11インチと13インチの2サイズ展開で、価格は11インチモデルで168,800円から、13インチモデルで218,800円から。
ストレージ容量は256GB、512GB、1TB、2TB、カラーバリエーションはシルバーとスペースブラック。
●iPad mini のレビューは、以下をご参照ください。
→【2023年9月】iPad mini(第6世代)レビュー 約1年半使用してきて、実際の使用感はどうなのか?
●タブレット Xiaomi Pad6 のレビューは、以下をご参照ください。
→タブレット Xiaomi Pad6 レビュー。快適極まりない神タブレット!
主な特徴
- ディスプレイ
iPadシリーズで初めて有機EL(OLED)ディスプレイを搭載。
輝度を向上させるために2枚のOLEDパネルを組み合わせた「タンデムOLEDテクノロジー」を採用した「Ultra Retina XDRディスプレイ」と名付けられており、SDRとHDRのフルスクリーン輝度で1,000ニト、HDRのピーク輝度で1,600ニトを実現しています。
ディスプレイ解像度は、11インチモデルが2,420×1,668ドット/264ppi、13インチモデルが2,752×2,064ドット/264ppi。
どちらも10Hz~120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応したProMotionテクノロジーを採用するほか、P3広色域、True Toneなどにも対応します。
また1TBと2TBモデルでは、ディスプレイ表面にナノメートル単位のエッチングを施すことで、環境光を散乱させて映り込みを低減する「Nano-textureガラス」を選ぶこともできます。
- チップ
搭載チップは、第2世代の3ナノメートルテクノロジーで設計されたアップル独自の「M4」。
最大4つの高性能コアと6つの高効率コア、次世代の機械学習(ML)アクセラレータを搭載し、CPUパフォーマンスは前モデルに採用されていたM2よりも最大1.5倍高速だということです。
GPUはM3チップのGPUアーキテクチャをもとに設計されており、10コアGPUは、iPadに初めて搭載されるDynamic Cachingやハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングとレイトレーシングなどのパワフルな機能を利用できる。
“アップル史上もっともパワフル”というNeural Engineも搭載。
ユーザーはFinal Cut Proのシーン除去マスクで1回タップするだけで4Kビデオの被写体を背景から簡単に分離できるなど、AIを利用したタスクをこれまで以上に高速に実行できます。
なお、ストレージ容量によって搭載されるM4チップの性能が異なっており、256/512GBモデルの場合は9コアCPU、10コアGPU、8GBメモリのM4チップ、1TB/2TBモデルの場合は10コアCPU、10コアGPU、16GBメモリのM4チップが搭載されます。
- カメラ
背面カメラは1,200万画素の広角でf1.8。
最大4K/60fpsや、1,080p/240fpsのビデオ撮影ができます。
AIを利用してカメラアプリで直接書類を自動的に識別し、影が写り込む場合はアダプティブフラッシュを使用して即座に複数の写真を撮影し、スキャンをつなぎ合わせて劇的にスキャンを向上させるという「アダプティブTrue Toneフラッシュ」も備えています。
前面カメラは、iPad Airなどと同じく横向きに配置。
ビデオ通話時などに被写体を中央に捉え続けるセンターフレームに対応した1,200万画素の超広角カメラとなっています。
Face IDに使用するTrueDepthカメラも横向き配置となりました。
同時発売のiPad Airとは異なり、TouchIDには非対応です。
- 筐体デザイン
筐体デザインも変更され、厚さは11インチモデルで5.3mm、13インチモデルで5.1mm。
これはiPod nanoよりも薄く「アップル史上最薄」の製品です。
筐体は100%再生アルミニウム製で4スピーカーオーディオに対応します。
- バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は11インチ/13インチともにWi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生時で最大10時間。
Wi-Fi+Cellularモデルの場合、携帯回線でのネット利用で最大9時間。
製品には20WのUSB-C電源アダプタと1mのUSB-C充電ケーブルなどが付属します。
- サイズ・重量
外形寸法は11インチモデルが249.7×177.5×5.3mm(縦×横×厚み)、13インチモデルが281.6×215.5×5.1mm(同)です。
重さは11インチのWi-Fiモデルが444g、Wi-Fi+Cellularモデルが446g、13インチのWi-Fiモデルが579g、Wi-Fi+Cellularモデルが582gです。
触覚フィードバックに対応した新Apple Pencil
アクセサリとして、新型iPad Pro用に作られた新型Magic KeyborardとSmart Folio、触覚フィードバックに対応したApple Pencil Proも登場します。
新型Magic Keyborardは49,800円から。
従来のフローティングデザインを引き継ぎつつ、新たにファンクションキーを搭載。
アルミ製のパームレストと、触覚フィードバックに対応したトラックパッドを備え「全体的な体験はMacBookを使っているように感じられる」ということです。
iPad Proにマグネットで装着でき、Smart Connectorで通信するためBluetoothペアリングなどは不要です。
スペースブラックのパームレストを備えたブラック、シルバーのパームレストを備えたホワイトの2種類。
Smart Folioは、マグネットで取りつけられ、柔軟性を高める複数の表示角度に対応。
ブラック、ホワイト、デニムの3色展開で、13,800円から
新型タッチペン「Apple Pencil Pro」の価格は21,800円。
軸に新たなセンサーを内蔵し、ユーザーのスクイーズ(指で強く押した状態)を感知してツールパレットを表示できます。
独自の触覚エンジンは、ユーザーがスクイーズしたり、ダブルタップしたり、図形認識でスナップしたりすると、確認として軽いタップを返します。
ジャイロスコープにより軸を回転させて、ペンツールやブラシツールの向きを変える機能や「探す」アプリにも対応します。
M4チップを搭載した新型iPad Proでは、このApple Pencil Proと、USB-C充電に対応した「Apple Pencil(USB-C)」が利用できます。
- アップルHPより画像引用
所感
やっと出た感じの有機EL搭載のiPad Pro。
Androidではすでに登場済です。
またアップル史上最も厚みが薄いとのこと。
サイズが大きいだけにちょっと耐久性が心配です。
しかし、相変わらずアップル製品は高いです。
iPhoneも含めて、機能などに比べて高価だと感じます。
これが私が最近iPhoneを使わない理由です。
アップルが利益を取りすぎているように感じます。
同じかそれ以上のスペックのAndroid端末ならもう少し安価に手に入ります。
また、ものすごく重いゲームをしない限りオーバースペックだとも思います。
OSの出来もAndroidは使いやすく、特にジェスチャー操作の「横にスワイプで前に戻る」は、一度使ってしまうと便利すぎます。
私もiPad miniを使っていますが、前の画面に戻る操作は断然Android端末の方が便利です。
新しいiPad Proは非常に高価なタブレットですが、きっと日本では売れるんでしょうね。
スマホでは他国と比べて日本は異常なまでにアップルのシェアが高いので…。
日本で初めてiPhoneを取り扱ったソフトバンクの戦略が今でも生きているでのでしょうね。
また、Androidを知らないまま、何となくiPhoneを使い続けているという人も多いはず。
私も最初はそうでした。
しばらく何となくiPhoneからiPhoneに乗り換えていました。
iPhoneとAndroidの両方使った身からすると、Androidも結構良いと思いますよ。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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